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新本格魔法少女りすか 1 みんなのレビュー

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みんなのレビュー126件

みんなの評価3.8

評価内訳

122 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

新「本格魔法少女」です

2004/08/30 22:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 魔法使いの少女に必須なものといえば…、例えば、魔法の言葉、魔法のステッキ、いざというときに発動する何者かへの変身、魔法を仕込んだ師匠たる者、相方(或いは友人)である魔法使いでない者…。色々ありますが、その色々が、本書にも散々織り込まれています。しかし。しかしなのですが、本書には甘っちょろい「魔法使いの少女」は登場しない。本格的な魔法少女でありながら、既存のそれとは一線を画する魔法少女。それまで普通にあったパーツを一度ばらばらにして、新たに構築し直したもの。それゆえに「新本格」魔法少女、なのです。きっと。

 魔法が当たり前に存在する世界であり、けれども日常において、魔法そのものはやはり非日常的存在である。そんな不可思議な世界を、西尾氏は、完全に己のものでしかない世界として作り出すことに成功している。「魔法使いの少女」たるガジェットが目に見えて登場するのに、それらが物語の語り手である少年の野望の一端である「駒」としてしか受け止められていない、というのは、「魔法少女モノ」の常識を打ち破るのに十分過ぎるほどに冷静な視点で世界を見つめていると言えるでしょう。それに加えて、主軸は現代ファンタジーでありながら、小説のエピソードとして練り込まれたトリックが冴えてます。「危機的極限状況からの突破」を描くことが目立つのだけれど(上遠野浩平氏などの著作に多く見られますね)、その極限状況の容赦のなさに関しては、西尾氏は突出して「容赦がない」ですね。

 そう、魔法使いが魔法を使うということは、決してただ便利なアイテムなのではなく「甘っちょろくない」ことであるのです。指をくるりと回して問題が解決されたら、それほど楽なことはない。何かが自分の思い通りになるということは、その裏側で己以外からの影響が及ぶことの制約が現れてくる。ある目的があれば、それに相対(敵対)する作用がある。試練、と言い換えてもいいかもしれません。

 現実の甘さに冷静な視線を向け、噛み砕いて小説の形で反論するかのように、西尾氏はある意味、「アンチ魔法少女」ともなり得る作品を描き出したとも言えるのではないかとも思うのですが、どうでしょう。…ただし、本作は明確に「新本格」魔法少女であります。「魔法少女」の新たな解釈であるのは、間違いありません。

(初出:CANARYCAGE)

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紙の本

りすかでいいのか良くわからないのが新本格魔法少女なの

2005/03/04 00:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ないさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

魔女である水倉りすかと、その主である供犠創貴(くぎきずたか)が己の流血によって得た魔法の力で目的へと突き進んで行く!本格魔法小説。西尾さんの書くキャラクタはいつもひとひねり入ったネーミングセンスです。例によって供犠創貴君の名前が読めません。文章にはかなりエネルギーが注入されています。パワフルで良いです。

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紙の本

魔法少女?

2004/07/24 02:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みとさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

魔法少女と聞いて思い出すのは、子供ころ見たカラフルなステッキや呪文、女の子があこがれるような衣装。
そして、なぜか女の子がとびっきりの美女に変身して大活躍するのだ。

さて、本書のヒロインの魔法少女のりすかと言えば…。
カラフルなステッキは持っていないけど、ステッキ代わりに大きなカッターを所持(これで自らの血を流し魔法を使うのだ!)
呪文も唱える(理解不能なおどろおどろしい魔術言葉だが)
あこがれるような衣装(ではないが、三角錐のような魔女っこ帽子は被っている)
とびっきりの美女に変身(性格破綻なエロチックなお姉さんだが)
そして大活躍!(どちらかと言えば暴走だが)

……何故だろう、子供のころ見た魔女っ子アニメのセオリーは踏んでいるのに、何故か全く違うもののように思えてしまうのは…。
確かに魔法少女なのに、全く魔法少女っぽくないのだ。
とにかく何から何まで何かがおかしい…。
りすか自体はずれているけど、無邪気で可愛くて良い子だと言うのに…。

そして、そんな彼女と行動を共にするのは、本書の語り手でもある、心に茨を持った小学五年生・供儀創貴。
かなり偏った思想の持ち主で、自分以外の全てを見下し、使える駒としてしか見なさない。りすかでさえそうなのだ。
読んでいて、何度も思わず背後から殴ってやられたい衝動に駆られた。
西尾維新ならではの「語り手」だ。
彼も、能力はともかく魔女っ子の友人としては明らかにふさわしくない。

魔法に夢を見ている方、良識を持った方はご注意ください。
りすかと創貴の二人が完膚なきまでに、「夢」を、「良識」を打ち砕いてくれます。

「魔法はもう始まっている!」

こんな魔法があってもいいかも…?

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2004/10/06 19:43

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2004/10/22 17:41

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2004/10/30 20:43

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2005/09/14 12:08

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2005/04/03 16:44

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2005/05/01 22:00

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2005/05/05 17:21

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2005/05/17 00:29

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2005/12/02 14:35

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2005/10/08 23:24

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2005/10/23 18:34

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2005/11/03 20:17

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