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2005年第2回本屋大賞受賞作品です。つまり本屋さんの店員さんが薦めたい本ってことですね。最近は、こうした本屋さんの意思がはっきりするのが楽しいです。○○書店調べベストセラーベスト10というのもいいけど、店長のベスト10も一緒に紹介してもらいたいものです。(第1回の本屋さん大賞が「博士が愛した数式」だけど、この話は読んでいないけど、あたたかい話聞いています。なんとなく本屋さんの傾向が分かる感じ(^^))
夜を徹して80?をただただ歩く、北高の「歩行祭」と言うのが舞台です。80kmといわれて、それは大変って思っちゃいます。朝出発して、その日は夜中の2時過ぎまで歩いて、その後、2時間の仮眠のあとに、のこり20kmを走る(自由歩行する)という企画らしい。ただ歩く、それは辛いことだけど、歩いていた彼らや彼女たちは、高校最後のこの行事に、晴れやかなさわやかな気持ちでゴールしたのでしょう。そんな読後感が、そのままいっぱいに感じる本でした。
登場人物がなかなかいい奴ばかりで、こうした青春を経験できたのなら彼らは幸せだなって思えちゃうくらいで、自分になかった青春を見た感じ(^^)
たった一晩の話だけど、本当に爽やかな話でした。夜中に肩を並べて歩く友がいたら、大切にしよう(^^)。ぜひ、未読の方は一読をお薦めしたい作品です。
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この作品は、2人の主人公である西脇融(とおる)と甲田貴子の視点で語られる。2人は同級生だが異母兄妹でもあり、そのことは学校では誰にも知られていない。西脇は浮気相手の娘で妹でもある貴子に憎しみにも似た感情を抱いており、貴子はそれを感じながらもフラットでいようと努力している。二人は同じ高校に居ながら3年間一言も言葉を交わしたことが無いのだ。歩行祭が終われば受験に突入しすぐに卒業してしまうと思った貴子は、このイベントの間に西脇と言葉を交わす機会を作りたいと望む
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読書するとき私は早く次の展開が知りたいと、一気に読んでしまうのだが、この本は本当にゆっくり読んだ。
登場人物の感情に浸りながら読むと面白いと思う。
ただ、舞台が80キロを歩く歩行祭ということで痛みや疲労の描写が多く、前半は飽きそうになった。
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青春小説ですが、テーマとしては「異母兄弟が同級生」という軽くないものをとりあえげています。お互いのわだかまりを80kmの歩行祭という一日の出来事でといています。無理矢理感はあるけど、気持ちよく読めました。
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初めて恩田作品を読んだけど、すごく面白かった!
1日かけて80kmを歩くという高校行事の「歩行祭」に参加した高校3年生の貴子。彼女の賭けも気になるし、多種多様な同級生とのやり取りもふっと笑えたり、高校生の頃ってこういうことを考えてるんだよなぁなんて懐かしんだり、読後感が爽やかな1冊でした。
忍が良かった!(笑)
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高校生活最後のイベント「歩行祭」で高校生の友人同士が夜通し歩きながらいろいろな会話をしていく。一度も話をしたことがなかった二人(実は・・・)が友人達の努力?の末という青春物。次はどうなるんだろうとサクっと読めてしまえました。この後の続きも読みたいところですねぇ。
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迷いの多かった学生時代。それでもきっと一生忘れられない大事な大事な日々です。あの頃の私が今の私を見たら何て言うんだろう・・・。でも今も昔も「今が大事」な事には変わりありません。だって道は続いているんですもの!
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朝日新聞の書評欄を見て、ぜひ読みたい!!と思い図書館で借りて来ました。
詳しくはこちらに出てます↓
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6714
この書評の「新作にして、名作」と言うのにはうなずけます。
この本は幾つの時に読んでも楽しめると思います。
夜のピクニック、高校生たちはフルマラソンの倍の距離を昼夜を徹して歩きます。
登場人物のメインのメンバーは高校3年生。
もうこの行事も今年で最後・・・
そして、気のあう仲間達と辛く楽しいピクニック。
みんな最初は気分も高揚してるけど、途中で辛さがましてくる。
あ〜こんなピクニックしたかったな♪と思えるような、この読後感!!
清々しい〜
高校生時代の、切ない思い出や子供じみた行動を思い出して、
歩きたくなってしまいました(^^
ぜひ読んでみてね。
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恩田陸っぽい作品。小説のネタとしてずっと引っ張るようなことでないようなネタで最後まで行く。ずっと歩きっぱなしやし。でもすごいさわやかな、この年頃ならではの雰囲気が出てていい。長距離をピクニックしたくなりました
5/25追記:振り返ってみるとこの作品の印象強いです。たいして印象が強く残る内容ではないのに。そういった点で現在で今年読んだ小説の中ではベストに入ってきてます
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本屋大賞を受賞した作品ということで、期待が大きかったせいか少しがっかりしました。でもラストは爽やかで、じ〜んときました。嗚呼、高校生に戻りたい(笑)
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夜を徹してひたすらただ歩くだけ、そんな行事「歩行祭」
高校生の頃が懐かしくなったり、ひたすら歩き続ける高校生達がうらやましくなったり。
もしも高校時代こんな行事があったら
誰と歩いていましたか?
何を話していましたか?
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良い本でした。
耳をすませば の映画を観た時も同じ感覚になったなぁ。
重くて切なくて楽しくてホロ苦くて嬉しくて。
水面下で様々なことが起こっているんだけど、なんとなく流れてしまったあの時代を思い出さずにはいられない小説でした。
評価は3.5で低い感じなのは たんなる主人公たちの若さと青春への嫉妬さ。
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本屋大賞受賞作の期待が大きすぎたのでしょうか。もっとドラマティックな展開を想像していましたが、意外とアッサリと終わってしまった印象でした。
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高校生活最後のイベント、歩行祭を舞台にした青春小説。大事件が起きなくてもグイグイ読ませる作品。美しい夕暮れや少しずつ蓄積する疲労など細かい描写が上手い。最後は、兄弟ってほんとにいいな〜としみじみ。読後には、いつもは喧嘩ばっかりだけどちょっと優しくしてやろうかなと魔が差します。兄弟のいる人は必読の一冊。
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良かった。すがすがしい。自分の中学時代を思い出してしまった(高校もだけど)。とにかく、読み終わって読んで良かった、もう一度読みたいと思える本。それが感想。