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スバル・メカニズム 独自技術エンジニアの情熱 みんなのレビュー
- 中部 博 (著), 太田 耕二 (写真)
- 税込価格:2,090円(19pt)
- 出版社:三樹書房
- 発行年月:2004.6
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紙の本
日本刀のような美しさ
2005/07/02 11:59
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る
スバル(富士重工)といえば、水平対向エンジン、AWDを初めてとして独自のメカニズム・技術で継続して発展させて車作りに生かしている技術志向のメーカーというイメージが強い。日本の自動車産業にあっては、他社と比べると企業規模も小さいが、レガシィやインプレッサなど少数だがこのような技術の粋を集めて開発されラインナップでユニークなポジションを得ている。
この本には、そんなスバル車を支える技術の成果たるメカニズムを美しい写真で納められている。取り上げられている部品は、スバルを代表するエンジンのピストンから燃料タンクや防音材といった地味な部品まで広くカバーされている。言ってみれば単なる自動車の部品だが、長年にわたって磨き上げられ極限まで機能を追求し合理化されたメカニズムが放つ独特の機能美は、日本刀の美しさにも似ている。そして、時に息をのむような美しさを発している。
多くの他の自動車メーカーもそれぞれ技術力を高め独自のメカニズムを持ってはいるだろう。だが、スバルと言えば少しクルマに詳しい人ならば、「水平対向エンジン、4WD、軽量化」などすぐに返ってくる伝統的な強みを持つ技術がある。このような企画の本が成り立つのも愚鈍なまでに一筋に技術を磨いてきたスバルであるからこそであろう。この写真に実際の富士重工の開発者のインタビューで各々4ページ程度でまとめられており、技術的な背景や開発の創意工夫もかいま見ることができる。
スバルユーザーであれば、さらに愛車への愛着が増すことも間違いない。お薦めの本。
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