神様がくれた弱さとほほえみ ２０編の小さな物語 みんなのレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：まざあぐうす　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　『神様がくれた弱さとほほえみ　２０編の小さな物語』の著者西村隆さんは、人生の最盛期にＡＬＳという難病を発病しました。手や足をはじめ体の自由がきかなくなり、話すことも食べることも呼吸することさえも困難な病状と共に生きながら、病気を通して、「神様を身近に感じられるようになった」と語っています。

　「病気になったくらいで　こわれるようなしあわせよりも　病気になって　より強く実感できるしあわせを　創りませんか」と呼びかけ、「生きるのに必要なのは　ほんの少しの創造力とこころの時計をはずす勇気」と綴る著者の一つ一つの言葉は、私の心の泉に深く静かな波紋を呼びました。

　著者は、強がらず、飾らず、雲のように自由に紡いだことばを、左足の親指でパソコンを操作して綴りました。著者が全身全霊をかけて綴った２０編の物語を私は「現代版『ヨブ記』解答篇」と名づけ、多くの人の心に届けたいと願っています。

　まざあぐうすの「ハンナの祈り」はこちらです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ハム　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とても深刻な病気なのにもかかわらず、常に前向きで勇気を貰えます。病気と一緒に生きていくんだという覚悟が凄い。