紙の本
権力に立ち向かう
2018/05/05 05:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
義理人情に厚い義賊の活躍ぶりが痛快でした。何事にも屈することなく、仲間たちと力を合わせて戦う姿が感動的でした。
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小さい頃あんなにわくわくして読んだのに、ずいぶん内容を忘れていた
ロビン、マリアン、シャーウッドの森、くらいしか覚えていない わくわくしたことは覚えているけれど。
やっぱり小学生くらいで読むのが正解
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俺はアイヴァンホーだの、リトル・ジョンだの聞くと、わくわくしてしまう。日本だと平安時代のイングランドの盗賊一味。岩波がもはやまるで流通していないので買った。面白いよ。
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これがサトクリフの処女作とは!
意気揚々としたロビンも素敵だが、やはり落日の寂寥感の素晴らしさは震えがくるほど。
歴史や伝説の中にたゆたう影のような人物をくっきりと立ち上がらせることにかけて、こんなに力のある作家は少ないのではないか。
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12、3世紀のイギリス、リチャード獅子心王の時代。統率力と義侠心、決断力、機知にすぐれ、仲間を最後まで見捨てない頼りがいのある男。いたずら好きで、負けず嫌いで、お人好しだがみなに愛される。伝説の英雄ロビン・フッドの血湧き肉踊る物語。
中世英国が舞台、伝説の人物ロビンフッドの物語。過去にもたくさんのロビンフッドが出版されている。これはローズマリー・サトクリフが1950年に書いた小説を翻訳したもので、新しい時代に生まれたロビンフッドといえる。他のロビンフッドがどういう終わり方をしているのか知らないが、この本に限って言えばキチンと始末をつけていると思った。作者はこの本を全年齢対象としているようで、残酷なシーンはみられなかった。子供から大人も楽しめる良書であると思う。よくできた本だと思ったら、以前読んだピーターパンと同じ原書房の出版でした。