紙の本
一般向けだけど程度は高いですね
2005/01/02 14:05
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投稿者:エコエコどんべい - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はこれは必読書だと思います。ユダヤ人的思考方法の良いところが上手く書かれています。ユダヤ人は良く吝嗇だと云われますが、損切りを心がけているだけなのですね。交渉上手だというのも相手に自分の立場を解らせようとする事で、結果的に相手を自分の土俵に引き込んでしまうだけなのでしょう。これを騙された受け取られないようにするためには、相手の気持ちを汲み取る思考力が必要な訳ですね。更にそうした処世術も生き残って本来の自己実現というか人間性の追及をするための方便だというのは完璧です。道徳というものはこういうものでありたいものです。ユダヤ人になりた〜い!と、思いました。
紙の本
著者コメント
2004/07/31 03:15
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投稿者:アンディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、あなたが今まで読んだ、もしくは読もうと思ったことのあるユダヤ人関連の本とは、全く違います。私は正真正銘のユダヤ人で、弁護士であり、ビジネスマンでもあります。ユダヤ人のふりをしているのではないことは、この本のカバー裏の、私の写真を見ていただければ一目瞭然です。私は、ニューヨーク市近郊に生まれ、祖父は東欧からの貧しい移民でした。日本人の妻を持ち、日本の大企業に勤務していた経験もあります。
私は、この本を、日本の方々のために書きました。アメリカで出版された本の翻訳版ではありません。この本を読んでいただければ、世界のいたるところで目にするユダヤ人の成功物語についての今までのイメージが、がらりと変わることでしょう。また、それらの成功は、民族や遺伝によるものではなく、文化的要素によるものだということも、分かっていただけると思います。
この本では、ユダヤ人の歴史的背景とともに、非常に実践的なアドバイスを差し上げています。これらのアドバイスは、ユダヤ人ですら耳にしたことのない「ユダヤの格言」をいたずらに集めたものなどではなく、本当に実戦に即するものです。また、多くの章にクイズやまとめを織り込むことで、あなたがより効率的にエッセンスを身につけることができるよう、設計してあります。
日本文化とユダヤ文化の差を乗り越えて、日本でも「ユダヤ的思考」を実行できることを、お見せしましょう。この本があなたにとって、面白くて役に立つものであることを、祈っています。
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著者はアメリカでも最もユダヤ人口率の高いニューヨーク州出身でHLS卒の弁護士。
いわゆる高学歴で、弁護士でしっかりとしたキャリアを積んでいるユダヤ人として
ステレオタイプにはまるJewish Americanである。また
考え方としては改革派なのでこれまた典型的なアメリカのユダヤ人だ。
後半はユダヤ人の思考回路をケーススタディーを通して学ぶので実際にユダヤ人的思考回路を真似てみたい方は一冊読まれて良いと思う。個人的には前半が興味深かった。また筆者には日本人の配偶者がおり日本人の観点でわかりやすくユダヤ人の実像を解説しているのでアメリカの大都市にて留学や赴任する(した)方々には特にさらりとでも目を通される事お勧めします。
個人的にはアメリカに行く前か滞在中に読んでいたらもっとユダヤ系の人達とも親しくなれていたのではないかと思う。次回のアメリカ行きに役立てよう。
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ユダヤ文化にはイデッシェコップ(ユダヤ流の考え方)がある。
・頭脳フリークになろう
・知らない(わからない)と人に言うことを恐れるな→納得いくまで理由を聞け
・「仕方がない」は存在しない−理解し合えないことはない。
・マイノリティであることを認識する−そうすると、異文化を理解しようとすることに努めようとする
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ユダヤの歴史
最初のユダヤ人・・・アブラム(のちにアブラハムとなる)
偶像崇拝から絶対神を崇拝←初めて目に見えないものを崇拝する
アブラムの2人の息子
イサク・・・・・・ユダヤ教
イシマエル・・・イスラム教
イサクには12人の子供がいた・・・イスラエルの十二支
紀元前1000年 ディヴィッド王の時代に、イスラエル王国 建国。エルサレムが首都
イスラエル王国が分裂
イスラエル王国・・・十士族 ←その後消滅
ユダ王国・・・・・・・・・二士族
メシア=救世主=キリスト
ジーザスという名の若いユダヤ人。自分はメシアだと主張する。
僧侶や帝国を非難。トラブルメーカーとしてローマ帝国に処刑される。
処刑後、数十年してジーザスの信仰者が「ジーザスがメシアだ」と宣言。
キリスト教が誕生。
ユダヤ人がキリスト(ジーザス)を殺したと、ユダヤ人を非難。
キリスト教・・・ユダヤ人に対するネガティブな内容を記載
イスラム教・・・ユダヤ教・キリスト教どちらについてもネガティブな内容を記載
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ユダヤ人の思考を説明した書。
ユダヤ人の歴史を説明しながら、ユダヤ人陰謀説を否定する。
ユダヤ人の歴史的背景を知ることにより、ユダヤ人がどうして思考を重視するのか、どうしてユダヤ人は迫害されるのかが説かれる。
重要な言葉はイディッシュ・コップ。ユダヤ人の頭の中という意味らしい。とにかくユダヤ人は思考を大切にする。それは、厳しい状況下で生き抜いたきた生存術である。
「しょうがいない」ということがなく、ビジネスにおいても相手の気持ち、思考を理解する。
チャンスを決して逃さない、合理的・現実的で、損切りする。
知らないことを知れ=これはソクラテスの無知の知と同じだ。
権威には挑戦し、自分の思っていることはしっかり言う。
異なる意見には寛容である。
ユーモアを大切にする。
社会正義を重んじる。
どれも日本人が残念ながら意識していない事柄だ。具体的なテクニックというよりは、哲学的な心構えであり、日本人が学ぶことは多い。結局、小手先の技よりも、大本の哲学がしっかりしていないと、これからの難局に立ち向かえないと言うことか。啓蒙的な書だ。特に社会正義に対する信念は尊敬に値する。
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ユダヤ人の思考を理解する入門良書です。
ユダヤ人の歴史、思考について、様々なユダヤ人のエピソードを入れて、説明しています。
ユダヤ人に関するビジネス商法やお金に纏わるたくさんの本が世に出ている中で、この本はそういった類の本ではなく、もっと正統な本だと思います。ユダヤ人の思考に興味がある方にお薦めしたい本です。
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井の中に 蛙飛び込む 水の音
歴史的に、この「自己実現に対する嫉妬」が、架空の「ユダヤ人世界支配説」を作り出してきました。
知らなかったら、聞け
舌の先には、世界が広がる
「仕方がない」というフレーズを、一週間に一日、頭の中から削除しよう
日本人はマイノリティであることを意識する
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ユダヤ教は1人の男の論理的思考から生まれた。
中世からルネッサンスにかけて、ユダヤ人はサバイバルには他人の考えを推し量ることが必須であることを学んだ。
自分の頭の中にあるゲットーから抜け出せ。そうすれば思いもよらぬチャンスが訪れる。
ジョージソロスが生涯にわたって情熱をかけているのは、金融ではなく哲学。
ナチスの強奪されるくらいなら、ドイツにある芸術品をすべて大英博物館に寄付してしまった。
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もっと頭に汗をかかせようぜ!って本。
著者がすごく聡明なことが伝わってくる。
如何せん内容はそんな面白くない。
現代のユダヤ人についてよくわかる。
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ユダヤの思考法イディシェ•コップについて書いた本です。面白かったです。自分で買ってもいいかも。
ジョージソロスさん(投資家)について
投資→美人コンテストは、一番美人な人が優勝するわけではなく、人間の感情から、美人だと思う人が優勝する。
美人コンテストで最大得票をあげるであろう美人を誰よりもはやく見つけ出し(買って)、そして誰よりもはやく欠点を見つけ出す(売る)
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「議論すること」を恐がらず、むしろ歓迎し、
そのプロセス自体を価値あるものとして、
後の世に残すということ。「ユダヤ人の頭のなか」には、
複雑な歴史的背景から生み出されたであろう
ユダヤ人の行動様式が分かりやすく示されており、
それらが全て、日本人へのよい教訓となっている。
ユダヤ人の戒律である「タルムード」は、
そもそも口伝のトーラーを「文書化して残す」という、
「情報」の保存を重要視する姿勢から生まれたもので、
さらに、後世のラビ達による加筆が、
「両論併記」の形でそのまま記載されている。
つまり、「結論を出すこと」自体は、重視されていない。
ユダヤ人にとって、国家という「基盤」がない環境では、
「情報を可視化して残す」ことが重要だった。
また、結論はどうあれ、議論を重ねるプロセス自体を
重んじることによって、厳しい環境においても
強く生き抜く「知恵」を身につけることができた。
特に後者は、国家という「基盤」がグローバルという時代の
流れにおいて、その意義が低下しつつあることで、
日本人にも問われている課題だろう。
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"原題は、The Way of Brain Success。
ユダヤの方々の宗教、歴史、などの積み重ねで気づいてきた、考え方、立ち振る舞いを解説した本。
歴史的に様々な経験を積み、国家を持ってこなかった民族の知恵から学ぶことが多い。"
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ユダヤ人とは何かを知る手がかり。
家族のことを楽しく語りながら、その背景にある歴史を説明するという、読み飽きずに最後まで読める本です。
古書で買いました。アップデート版がでたらいいですね。日本の状況も変わり、若い人向けの説明もだいぶかわるかもしれません。