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戦争とウイルス汚染から逃れた人々によって200年前に築かれた、女性だけの地下都市。そこで平和に暮らす流砂は、偶然、反政府組織の動きを知ってしまう-。美しき少女たちはなぜ戦うのか? 長編冒険ファンタジー。
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あぁー面白かった!!!
読み終えるのが惜しかったけど、先が気になってしまい一気に読了。
ここ最近で一番気に入りました。
王道ファンタジーです。
ありきたりと批判されがちだけど、やっぱり王道には王道たる所以があると思う。
予定調和であっても展開のすべてが心地よい。
途中、もっと劇的にすればいいのに!と思う部分もあったけど、引っぱりすぎて冗長になるよりずっと良い。
久しぶりに思春期のような高揚感を味わいました。満足。
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未来ファンタジー。しかしこういった世界が未来に待っていないとは誰が言える? 環境問題諸々を考え合わせれば、これは遠い将来の物語なのかも。少し怖いです。
冒険ものとしてはわくわくできました。一見まるで異なる二つの世界がいったいどう繋がるのか。そして世界の真実を語っているのは誰なのか。終盤は息もつかせぬ展開に一気に飲み込まれたのでした。
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女性しか存在しない世界。
世界が滅亡し、どこかシェルターのような場所で生活しているのかと思いきや。
章が変わって驚いたのは、まずそこでした。
睡眠学習で洗脳されていく、その学習内容や
反組織が推奨する内容を読んでいくと
色々突っ込みどころ満載です。
なるほどと頷ける部分もありますが、かなりの確率で突っ込めるかと。
彼女達の生活と、彼らの生活。
いきなり変わる世界が融合する瞬間。
どちらが正しくて、どちらが間違っているのか。
片方、片方、ごちゃまぜ、融合、という感じですが
ちょっと疲れてきます。
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≪内容覚書≫
現在の文明が滅んだ後の世界。
地下に造られた女たちだけの世界で、
高度な文明の恩恵を享受して生きるルイザ。
赤い砂漠の中で、残された文明の名残に頼って生きる少年ロニー。
文明崩壊から200年。
ルイザは地上に出ることになり、ロニーは文明に触れる。
世界は、次の一歩を踏み出した。
≪感想≫
ん?続く、の、かな…?というのが読了後の最初の感想。
これから始まる物語の人物紹介のような、序章のようなお話。
世界観は、よくあるパターンで、新しくはない。
伏線のような表現がそのまま放置された感じもあり、なんとなく未消化。
ただ、常識が崩れていく焦燥感や、
黒幕や裏切り者、掠奪者の登場による緊張感で、
一気に読ませられる。
砂漠の外にある世界への期待感も大きい。
地下から地上へ。
次はぜひ砂漠から海へ!
続編を期待する一作。