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解る人には読まずとも解り、解らない人は何度読んでも解らない。そんな本です。ゴシックに惹かれる人の意識をポオやマリリン・マンソン等の魅惑的な題材で解き明かし、更に闇に引き摺り込む。これだけ具体的にゴシックについて語られた本は無いのではないでしょうか。
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カテゴリが明らかにおかしい。もうちょっと柔軟なのを増やさなければ。
今この人の『少女領域』を読んでいて、その後に『無垢の力―「少年」表象文学論』を読む予定なのだけど、現時点で相当面白いので、この勢いのまま突っ走ってこの本まで読んでしまいたい感じです。
しかし、いかんせんハードカバーの評論は高い。
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装丁に惚れて買ってしまった本です。ジャケ買いならぬカバー買いですね。でも中身はそれに劣らぬ素晴らしさでした。
初めてこんなに論文的な本を読んだと思います。ゴシックに浸りたい時にぴったりな本。
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個人的にはゴスって苦手なんだよね、実は(^^; ゴス趣味の知人と対談するため、事前資料。読み始めるとこれはこれでけっこう面白い。……趣味ではないけど。でも6章はけっこう興味深かった。
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「ゴシック」評論本。「ゴシックの精神」に始まり、人外、怪奇と恐怖、……そして、人形、廃墟と終末、幻想まで。
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色ならば黒。時間なら夜か夕暮れ。温かみより冷たさ。暴力と惨劇、怪奇と恐怖、猟奇―――。
ゴシックという一つの文化に対し、これほど詳細に語り得た評論は他に無いのではないでしょうか。
どうでもいい話ですが、読んでいて「やっぱり俺は半分以上ゴスだな」と思いました。
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ゴスってどんなん?と知りたくて読んでみたけど、難しいねー。ゴスの人はみんなこんな思想体系を理解してゴスっているのだろうか。あまり自分の趣味じゃあないけど、理解してみたいと思った、が、難しいわ。何度か読んでみないと理解できないかも。
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ゴシックとは何なのか?について、考察され書かれたものということで……
なんとなくゴシック的なものに惹かれる〜〜と思いつつも、
ゴシックって何ぞや?と思ったので読んでみました。
「ゴシック」という言葉の発祥から、時、場所による定義の移り変わり、認識などが、
わかりやすくまとめてあって、とても参考になりました。
「ゴシック」に関連する文学や、人形、漫画、アニメなどの紹介やゴシック的な解釈などが載っていて、
ゴシックについて世界を広げてみたい方は手引書として使えそうな感じです。
どんな言葉でもそうですが「ゴシック」の定義もまた、人それぞれなんだなあと思いました。
タイトルに「ゴシック・ハート」とあるように、高原氏の定義では、その心に重点が置かれています。
廃墟を愛し、終末を望む心、退廃を愛する心、
異端者として、どこにも所属できない自己……とか、かなり共感できるので、面白かったです(^^)
自分的には、発酵するような淋しさや、悲しみ、絶望を、美しくした形がゴシックな感じかなぁ……と思ったり。。
現実はいつだってどろどろしてて辛いばっかりで美しくなんてないのに、それが人の内面を表現した「作品」になると美しく感じるから不思議です。
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精神としてのゴシックに深く触れている本です。
ファッションとしてのゴシックを好む人なら是非精神的ゴシックワールドも知ってほしいです。
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「ゴシックとは?」と聞かれる事があればこの本を読ましとけばいいんじゃないかな。きっとそれが一番の近道。
でもこの手の本って、「あぁ、うん、こんな感じだよね」とは思っても「そうか、そうだったんだ!」と目から鱗にはならないんだよね。
だって私は、もうすでにこの手法で生きてるから。
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卒論資料兼趣味で買った。
卒論資料としては微妙。
参考になる点もいくつかあったけど、作者の主観が入りすぎな気もする。
「ゴシック」に関する作品例がたくさん出てくるのは参考になった。
けっこう前に読んだから、あんまり覚えてないけど、「猟奇」とか「異形」の章は痛くて読むのを何度も断念しかけた。
「ゴシック」が本当に好きな人には面白いと思う。
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ミルキィ・イソベさんの装丁がとても魅力的で手に取った御本。
古典のみならず近現代の書物や文化風俗芸術作品を通して、
ゴシック精神について語られており、興味深く読ませていただきました。
「ゴシックでなければ生きられない。」ほどではありませんが、
「ゴシックハート」的な事物には強く惹かれます。
まだまだ私の知らない世界が沢山あるのだなぁと気付かされると同時に、
怖いもの見たさのような好奇心だけでは対峙できそうに無い、
ゴシックハートの深淵を垣間見た気がします。
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バイト先でトークショーをして頂いた時サインして貰った思い出があります。
ゴシックのルーツが分かる良い。
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ゴシックについて書かれた評論。
私もゴシックハートを幾許か持っているので、
非常に興味深い内容でした。
すべてに共感できた訳ではありませんけれど、
今まではっきりと自覚出来なかった部分に輪郭を付けてくれました。
私としては、様式美、身体、人形の項目が特に興味深かったです。
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今まで、なぜ自分が幻想的・退廃的なモノに惹かれるのかが説明できずにいた。
しかし、この著書を読んで、ゴシックの精神がどのように形成されるのかが理解できた。
残虐性と猟奇性を分けていたり、両性具有や球体人形に表れている人間精神の分析など…内容が濃い。
ゴシックの精神とは破壊、欠損、荒廃、規則への反抗、そして純潔なのだと初めて知った。
それは進歩主義の批判から始まり、世界に反抗し、最終的には自己の人形化へと至る。
そんなゴシックの世界を体系的に解説・評論しており、ゴシック好きの人にとっては宝となるだろう。