紙の本
好きなシリーズだったけど……。
2004/08/01 01:02
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KUM - この投稿者のレビュー一覧を見る
長年の夢を叶え、晴れて彩雲国初の女性官吏となった紅秀麗。
しかし、バリバリ男社会の外朝は秀麗に冷たくて……。
著者のデビュー作にしてシリーズ第1作目の「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」を、面白く読み、シリーズの続きが出る事を楽しみにしていました。
2巻目の「彩雲国物語 黄金の約束」がすでに、私のまわりではやや不評だったのですが、私はこれからの展開に期待していました。
でも、3巻目を読んで、友人たちの感想が正しかったのだと認めざるをえなくなりました。
この書評を書くにあたり、1巻目を読み返したのですが、参考程度にするつもりが引き込まれるようについ全部読んでしまいました。
その1巻に比べ、3巻は、あきらかに、失速、あるいは、停滞しています。
1巻を読み返したのは、彩雲国がどういった国なのか再確認したかったからでしたが、結局よく分からなかったです。
ホワイトハート文庫というライトノベルのレーベルから出発し、同じく中国風ファンタジーである「十二国記」と比べると、世界観がはっきりしなさすぎるし、王が軽すぎるという事が、よく分かります。
もちろん、あれほど、重くしっかりとしていないといけないわけではないのですが……。
私の一番の失望の理由は、劉輝、です。
主要登場人物に、名君だ名君だと、思われていますが、シリーズ3巻まできて、名君らしい姿は見られません。
ただの王なら、まだ納得できたかも知れませんが、みなが褒めそやすような名君には感じられません。
私情を押し殺せないにも、ほどがある。
前回の書評にも書いた通り、王になりたくない静蘭は王の器ではないと思いますが、いっそ静蘭が王位を継いだほうがマシなのではないかとまで考えました。
3巻読んで、よく考えれば、前の王も静蘭に継いでほしかったのかと思いましたし。
あれは、そういう事ですよね……?
次の巻を買うかは、内容を事前に調べてから決めます。
もうシリーズの続きだからとは言え、無条件で購入できません。
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こんなに続くとおもってなかったのにシリーズ化してびっくりな作品。女の子がんばれ!!って
気にさせられる主人公が健気な作品。続きが早く読みたい。
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秀麗を応援したくなりますねー。だんだんフクセンもフクセンらしくなってきたし。楽しみです。まぁ、最後のほうはちょっとご都合主義っぽいけど、まぁ、この手の小説だから(っていう言い方は作者に対して失礼かもしれんが?)
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図書館で見かけて、イラストがカイリさんだったので手を出してみましたが、実は結構人気のあるシリーズだったって事を後から知りました。実際面白いですし。
3巻は官吏になった秀麗が頑張ってます。相変わらずモテモテですが…(笑)
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長年の夢を叶え、彩雲国初女性官吏になった秀麗。異例の大出世に街の人々に敬遠され、男性社会である外朝でも冷たく迎えられる。ショックを受けつつ、秀麗の戦いの日々が始まる!
中盤まで切ない雰囲気が漂いまくり。エゲツナイいじめにムカ腹立ちつつ、秀麗の健気さに涙。尚書’sの終盤の立ち回りが最高!おとぼけ劉輝の時折見せる『王』の顔にドキッ!
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初の女人参加国史で見事深花及第(第三位合格)を果たした秀麗。突然の大出世に驚く街の人々に遠巻きにされ、ちょっと落ち込んだりもするけれど、力強く新しい環境へと乗り込んでいく。外朝はバリバリの男社会で女性に対する風当たりも強いし新人苛めも蔓延っているけれど、同期及第の史上最年少状元・杜影月と共に外朝の荒波に立ち向かいます!
秀麗の強さを再確認できます。何があっても、へこたれずに夢に向かって努力する彼女の姿はすばらしいです。
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2005.12.7終了。
こういったサクセスストーリー?的なお話、大好きです。
あと、今回は紅家の方々の権力のすごさを目の当たりにしました。
最後の秀麗と劉輝のシーンがギュってなった。
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初の女性官吏となった秀麗。男社会の外朝で、同期の影月と共に新人研修という名の苛め?に合うが・・。ほろりと涙する場面もあって、ますます秀麗が好きになりました。
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こういうの好きです。w
周りに冷たく当たられながらも、健気に前向きに明るく立ち進んでいくお話。
明るく!これが一番ね。
最後に絞めた今回の大ボスが間抜けすぎたのには笑ったが。
いや、ホントに・・・馬鹿者以外の何者でもないっす。(^^;
読み終わった後は、めちゃくちゃスッキリしましたです。w
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祝☆初女性官吏!!とめでたい雰囲気もそこそこ、研修は厳しいわ心ない噂や暴言は受けるわ、大好きな街の人達からは嫌煙されるわ。夢と現実のギャップに苦しむ主人公の巻。
やたら主人公が権威のある人に好かれてしまうのは設定上仕方がないのかしら?
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彩雲国物語第3巻。1巻より1年の月日が流れ、彩雲国初の女性官吏となった主人公、秀麗。まずは見習い官吏として働くことに。そこで待ち受けるのは・・・。
頑張る女性は素敵です。
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一巻より二巻、二巻より三巻が面白い!と感じさせてくれる内容。
官吏になった主人公の奮闘記。「良い官吏」と「悪い官吏」が明確に分けられてる点は少しどうかとも思いましたが、それでもこれは面白い。
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彩雲国物語3巻。女人の国試受験が認められ、秀麗は第3位探花及第を果たす。しかし、秀麗と第1位及第の13歳の影月に向けられる眼差しは冷たいもので…。
ここからがホントの物語の始まりです。過酷な状況に追いやられても、夢を掴んだ秀麗が必死に頑張る姿に励まされます。今回は絳攸の背景が明らかになります。
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彩雲国初の女性官吏が遂に誕生!
男社会で逞しく生きていく秀麗に、思わずエールを送りたくなったり(笑)。
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長年の夢を叶え、晴れて彩雲国初の女性官吏となった紅秀麗。突然の大出世に驚いた街の人々からはちょっと敬遠され気味でショックを受けたりもしたけれど、ぐっとこらえて新しい環境に乗り込む決意をする。・・・が、バリバリ男性社会の外朝は秀麗に冷たくて、正式配属前の新人研修もなんだか前途多難。相変わらずな王様のすっとぼけた求愛をかわしつつ、ついに秀麗の戦いの幕が上がる!?