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作品との相性が良すぎるのも良くない気がします。ごくまれにですが、ミステリーを読んでいると、話が進まないうちに何故か真相が分かってしまうような時があるのですがこの作品もそうでした。プロローグから第一章に入ってすぐ違和感があって、そこから「こうなの?」と素直に思ったのが真相の半分。後はたまに出てくる変なところから裏付けをとっていくと犯人も自動的に固まってきてしまいました。残るは小説として、登場人物の心理や捜査中に起こる出来事や展開などを楽しむ…なんですが。割と事実のみを淡々と書いている作品なので感情移入することはなく。人に聞けば関係者の話はいくらでも教えてもらえるし。どうやってそんなこと調べたの?というようなことまで探偵役が知っているし。う〜む…個人情報保護法がない頃はそれで通ったのか…。華道の先生のイヤミたっぷりな手紙や編集者のケチっぷりは笑わせてもらいました。途中ちらっと、秋子がお金目的で起こした事件かとも思っちゃいましたもん。
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「新人賞殺人事件」を改稿・改題
(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2790767.html)
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無関係の男女二人がそれぞれの視点から、知人の自殺を他殺ではないかと疑い、真相を追うという内容。
叙述系はたくさん読んできましたが、この作品のトリックはフェアじゃないのではないでしょうか。以下、[+ネタバレ注意+]。
同姓同名の人物がいて、どちらも推理小説作家の端くれで、1年ずれて全く同じ7月7日に、全く同じ青酸カリを使って自殺する。ここまで同じなら、読んでいる人は誰でも同人物だと思うじゃないですか。違うのは、アパートの住所くらいです。最後に真相が書かれても、違いが無さ過ぎて、どっちがどっちの人物だか分かりづらいです。そもそも、青酸カリなどという劇薬を一般人がそんなに簡単に入手できるものなのでしょうか。
叙述トリックを読みなれてくると、日付が書いてあったりすると、「これは同じ年に見せかけて実は違う年なんだろうな」とか、もう分かっちゃうんです。でも、昭和46年当時はかなり新鮮であったことは間違いないでしょう。実際に本を読み進めていても、「な~んか、古典的だな」とか、「たまたま思いついたアイデアが、あまりにもドンピシャ過ぎる」とか、つい素直に読めなくなってしまうんです。読者としての私の問題ですが。
叙述系をあまり読んでいない人にはお勧めです。
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ある売れない作家が密室で毒物を飲んで死亡。元恋人の女性と元知人の男性(双方面識なし)は犯人がいるはず!と各々調査した結果たどり着く超絶真相。これは名作!
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叙述部分の仕掛けは予想着いたが、真相までは。現実性としてはかなり強引だが、書かれた時代を考えるとびっくりするような試みなんだろうな。
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中町さんの作品を読むのは初めてでしたが、面白かったです。
読みながら色々考えてみたりしていたのですが、真相にはすっかり騙されてしまいました。
これを機にほかの作品も読んでみたいです。
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知る人ぞ知る作家さんのようである、自分は初読みだった。
元々は1971年の上梓であり、その後も改稿改題を経て東京創元社より文庫が2004年に最終版として出版され、それを読了した。そのことを鑑みると作品中のトリックは先鋭的であり、その後続く作家に少なからず影響を与えたのではないかと思う。
個人的にこの分野は最も好むところであり、なんとなく真相はわかったが概ね楽しく読むことができた。ただちょっと微妙に思うところがあったのも事実である。中町氏の著作は絶版が多いらしい、創元社ではあと2冊ほど出しているようなので、そちらにも手を出そうと思った。
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ちょっと最後、もうオチ出てんのにそっから話整理しても遅いってのなぁ、しくじった。。ノートにまで人物相関図まとめて頭使ったのに、、。
正夫正夫正夫。
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ミステリー読んだのいつぶりだか記憶にないくらい。
飛行機の安全性に信頼を置いていないところに時代を感じる。
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確かに、発売当時のトリックとしては斬新で面白いんだろう。
が、やはり途中あたりでだいたいわかっちゃうなあ。
一番「やられた!」とおもったのは、本自体の値段。740円に消費税がついて、、、
なかなか小粋なまねをする出版社さまだ!
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「あーそうなの!そうきたのー!」と思いました。詳細は控えますが。
時代設定が古いので、平成の世の中で読むのはなんか新鮮です。なんというか、情報管理徹底な今の世じゃこういうのは出ませんよね~。
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なるほど、そういうことか!と途中のもやもや感はすっきりしたものの、やられた!感はあまりない。そして実にクラシックなのにうなずけたのは、あとがきでの解説もあってのこと。
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ある作家が自殺し、真相を探る2人の視点で、話しが進んでいく。
結末・トリックは納得できるが、少し反則技に近い。
携帯の無い時代の話しで、細かいトリックも小手先の感じで、スケール感が小さく感じた。
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トリック系の草分け的作品。ストーリーに重さはなくて、とにかくトリックを追う感じで、面白さはなかった。トリックを解きながら読むのが好きな人にはいいと思う。
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淡々とした語り口で、とにかく謎解き(探偵による謎解き、というより読者による謎解き)を重視した作品でした。
「騙される!!」という帯だったため、疑いながら読んでいたので、仕掛けの一部が途中でわかってしまうこともありましたが、
そんなトリックが幾重にも張られていたので、
最後に一気に明らかになる真相には驚き、感心しました。
終始淡々とした調子なので、あまり感情に訴えることはない作品だと思いますが、どんでん返し好きや、騙されるミステリー好きにはおすすめです。