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面白い構成
2015/10/07 12:13
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投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いトリックを使っていたので、なかなかによい推理小説だと思います。
にもかかわらず、なぜか「そうだったのか!すごい!」感が持てませんでした。
なぜだろう?
文体が自分の好みに合わなかったのかも。
ちょっと残念です。
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書かれた時代が古いが、そのためシンプル。結構読者をあおってるので、いろいろ考えてみたが、ひとつはわかったが、。もうひとつはわからなかった。ネタバレなるので書けない
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これは、面白い!!
ミステリーなので、内容は書かないけれど、あれ?と疑問を抱く展開と、あっと驚く解決、アイデアに脱帽です。
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70年代発表の作品を改訂・改題した作品。当時珍しかったトリックが盛り込まれています。天啓に殺意同様のトリックだろうと、注意して読んだので、かすかにトリックの匂いはしたのですが、全部見破るまでには至らず。ただ殺人事件のインパクトは大きくはない作品です。
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まったく知らない作家のまったく知らない作品だったのですが、お気に入りブログにさせていただいているyuntoさんのところの記事 をチラッと見て、
俄然興味をそそられて読みました♪
もちろん、期待どおりデシタ(^^)v
それほど長くない話だし、メインの登場人物も限られているわけだし、事件も次々と起こっていくわけではないのに、そもそもあるワンポイントで、すっかり作者の仕掛けにハメられて・・・って感じでした。
”反則だよぉ〜”っと思いつつも、仕掛けが判明すると、
それでかぁ、なんか微妙に(・_・?)っと違和感があったような気がしてた・・・・・・っと、納得がいったのデシタ。
しかもこの作品、最初に発表されたのがもう三十数年以上も前なのだとか。それでもけっして古臭くないところがスゴイです。
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そうか、そうだったのか!
と、まんまと作者の術中にはまりましたが、こうした趣向のミステリーモノは決して珍しくはありません。したがって大きな驚きにはならないのですが、実はこの作品が書かれたのが1971年と言うのを見るとビックリです。このトリックの草分け的存在ではないでしょうか?
ケータイもネットももちろん、パソコンもない時代。そんな時代に書かれた作品です。過去何度か書き直されて表題も変えているそうですが、それも時代にあわせてトリックの伏線をコントロールしてのことでしょう。
今読んでも全く古さを感じさせない内容で感心しましたが、ぼぉ〜〜って読んでいたのでトリックはもちろん分からず、しかも、その真相が明らかになったときには頭の中がパニックになっていました。たくさんの推理小説を読んでいてもまだだまされる私は、探偵役よりもワトソン役なのかも・・・・。
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この方の作品はコレが初読で他はまだ読んでませんが、読んで良かったと思える物語でした。
非常に完成度の高いミステリと思います。
最後に近づくにつれじわじわと予感される落ちが
まさか、…と思いつつ詠めてしまったのは残念ですが、でも、そのせいか人間の脆さや恐怖が伝わってきて面白いと思いました。
えっと、これも何書いてもネタバレしそうな作品の一つです(そんなんばっか)
装丁も美しい!創元推理文庫の装丁はイイ!
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7月7日午後7時。
この時間の設定こそ、壮大なトリックの前置きだったとは!!
いわゆる叙述トリック物です。第4部の「真相」編が始まってからというもの、頭の中は???がいっぱいでした。
やられた!と素直に思える良作です。もうちょっと文章の運びがスムーズだったらな〜
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デビュー作。
7月7日の午後7時,ある作家の男が服毒死を遂げる。
出版社勤務の女性とルポライターの男が事件を調べ始める。
それぞれの視点から交互に物語は進む。
叙述トリック作品の元祖と言える作品。
だが,現代では少し古くて通用しないかもしれない。
結果が読めてしまう人は多いと思う。
しかし,1972年当時には新鮮だったのではないだろうか。
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氏の記念すべきデビュー長編。
国内初●●トリックを用いた作品。
ミステリファンには「新人賞殺人事件」と言った方が解り易いか?
あの幻の名作が、文庫に帰ってきた!!
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結構古い本だけど、当時の時代背景などを考えるとよくできたお話。トリックがいい。また今だからこそ、その古臭さが面白く感じました。
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これぞ、叙述トリックの真髄!
「真相」の部分にたどり着く前に、実はトリックに気づいてしまったのだけど、これが自分が生まれた昭和40年代の作品だとあとがきで知り、思わず、拍手を送りたくなった。
女性編集者と男性ルポライター、二人の視点から「坂井正夫」と言う作家の死の真相が交互にたどられていく。
だけど、どこかかみ合わない真相。
読んでる最中は、ちょっと気持ち悪く感じるけど、読後はスッキリ!
描かれた年代にも騙された!
そんな感じです。
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叙述トリックかぁ...と途中で分かってしまい、
ややガックリしたのは確かですが、解説を読んで
ビックリ! 1972年!!??
確かに叙述トリックの国内のオリジナルなのかもしれないですね。
そう思うとこれ以上シンプルなトリックはないでしょうし、これ以降の
叙述ものの全てのベースになるくらい太いし強いスね。
知名度は余りない作家さんらしいですが、どうしてなんですかね?
オブスキュア・ミステリー! FRICTIONのような作品(笑)。
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正直、先は読めた。 でも、それは今の時代だからこそ、だ。
つまり、昨今、巷にあふれているトリックの方が、これに似ているのだということに気づけば、この本の価値は数段上がる。
すべてを語る編集長に乾杯
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七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。著者が絶対の自信を持って読者に仕掛ける超絶のトリック。記念すべきデビュー長編の改稿決定版。
えっ?
こんな風な結末!?
という終わり方で、ちょいと驚きですよ。
なかなか最後まで真相がわからなくてびっくりです♪