紙の本
スペオペ再びです!!
2004/09/19 08:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コサギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手元にまだハヤカワ文庫の単行本持ってるんです。
でも、鶴田さんの挿絵につられて買ってしまいました。
キャプテンフューチャーのアニメが某放送で有り、原作をと読み始めたのがSF小説にはまるキッカケでした。
やっぱりいいです、キャプテンフューチャー、フューチャーメンの活躍もいいです。久々にSF心くすぐられる良い時間を過ごすことができました。
今読み返すとキャプテンってば、結構荒っぽいのねという言動が多かったですが、アニメのイメージがよい子ちゃん過ぎるようです。
まだまだ出てくるこの全集!!
私としてはこれを機会にハヤカワから出たキャプテンフューチャー特集の雑誌も復刻してもらいたいところです。
野田版キャプテンがよみてー!!
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初恋のひと(笑)。最初に読んだのはハヤカワ版で、イラストも水野良太郎さんのアメコミテイストのものでした。
古いスペオペだけど、木星や冥王星に人が住んでいたりするけれど、大好きな一冊。
私はこれで人生踏みあやまりました。そして小学生当時、理科のテストはパーフェクトだったという。←太陽系内外のことはどんとこーい。
……できればイラストも古いままがよかったなあ……。だから★は4つです。
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古き良き時代のSFテイスト満載の作品。ハヤカワ→創元となった経緯なども書かれていて興味深い。
2004.09.30読了。
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科学者にして太陽系最高の冒険家カーティス・ニュートンは
自ら<キャプテン・フューチャー>と名乗り
鋼鉄ロボット、合成人間、生きている脳の3人の仲間とともに
愛機<コメット号>を駆って太陽系の危機に立ち向かう。
スペースオペラの古典的名作として名高いシリーズ。
子供の頃、NHKでアニメ化されていて毎週放映されていた。
確か「未来少年コナン」の後番組だったと思う。
バタくさい雰囲気になじめず途中から観なくなったので内容を忘れている。
中学生になってSF小説にのめりこみ当時ハヤカワ文庫で出ていたシリーズを
手にする機会もあったんだけどイラストがアニメよりも
ずっとバタくさいアメコミ調で敬遠してしまった。
今回の全集版は鶴田謙二のカバーイラストが好みで
初めて読んだわけだけど、これが抜群の面白さ!
キャプテン・フューチャーは「太陽系の平和」のみが行動目的で迷いがない。
迷いなさすぎで無鉄砲に敵の本拠地に乗り込んではピンチに陥るのがご愛嬌、
キャプテンを補佐するのが3人の仲間達<フューチャーメン>で
彼らもキャプテンへの忠誠しか考えず行動、直線的で力強い物語が展開する。
やたら伝法に会話を訳した野田昌宏の文章が生きがよくて
読み進むにつれキャラクターに親しみが増してくる。
60年以上も前に書かれた小説なので太陽系それぞれの惑星に
都市があったり水星人、冥王星人とか出てくるのも懐かしいイメージ。
背景を丁寧に書き込んでるのでだんだん古さは感じなくなるし
シチュエーションにSF的なアイデアが豊富に凝らされていて全く飽きない。
推理小説的な趣向まで盛込まれていたのは意外だった。
今更ながらこのシリーズにはまったらしい、続刊も買ってきたよ。
しかし読んでたらアニメの主題歌甦ってくるんだから幼少期の刷り込みって凄いよな。
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キャプテン・フューチャーシリーズは小さい頃夢中になって読みました。読み返そうと購入したはいいものの、これまた積読の山へ。そのうち読むからいいか。
そうそう、私はサイモンファンです!!
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古本屋で見かけて購入しました。
いやあ、こういうお話楽しくて好きだなあ〜
なんていうのかアニメのルパン三世みたい、と言うのか。荒唐無稽で勧善懲悪で。(ルパンは勧善懲悪ではありませんが…。ギミックの多いところが似ている気がします)
個人的には脳みそのサイモン・ライトがお気に入りです。
又古本屋で見つけたいなあ。1200円出して買うのは…ちょっと。
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ジュブナイル的な小説で、「細けーこたー気にすんな」とばかりにゴリゴリ進んでいく勧善懲悪冒険活劇です。
訳がまた面白く、べらんめえ調なので SF 時代劇という表現がぴったりです。
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また読んでしまった。このシリーズを読みたくなるのは心が折れかかっている証拠。逆らわずに読んで元気を出す~
2014年5月10日
実家の本棚で懐かしくてふと手にとって少し読み始めたら止まらなくなってしまった~。読み返すのは何度目あろう。
ばかばかしい勧善懲悪物なのに、憎めない三枚目的味をもつロジャー。「次々におとずれる危機こそは、かれの血をいやが上にもたぎらせる美酒」う~ん、疲れたサラリーマンのハートに突き刺さるではないか!
鶴田氏のイラストもなかなかいい感じ。
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古典と呼んでしまっていいのか迷うところだが、読んでいて古さを感じるのは否めない。エーテルが出てきたりとか。だけど、複雑な設定の小説よりも単純なだけに、物語に入り込みやすい。分かりやすいスペースオペラとして、たまにはこのような小説を読むのもいい。どちらかというと、今となっては子供向けかもしれない。
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先日、昔NHKで放映されたアニメの第一話を観る機会が
あった。私はこのアニメが好きで、実はサントラのCDまで
持っていたりするのだが、なぜか今まで原作は読んだことが
なかった。子供の頃通った図書館には創元推理文庫は豊富に
揃っていたが、ハヤカワ文庫は数が少なかったことが影響
しているのかもしれない。そこで、ジャック・ヴァンスの
スペース・オペラを読んだこの機会に全集読破を思いたった
次第である。
確かに古さを感じてしまうことは否めない。ストーリーも
勧善懲悪だし、今となってはジュヴナイルほどの内容と
言ってもいいだろう。だが私は素直に楽しむことが出来た。
特に「暗黒星大接近」は伏線の張り方と回収─と言うか
ギミックの出し方と使いかたが絶妙で、とても約80年前に
発表された作品とは思えない。しかもこの頃は原稿量が安く
ほぼ最初に書き上げた第一稿そのままであると言うから
ハミルトン恐るべし、である。
こういう作品を楽しめなくなったらお終いだと思うのは
ヒロイック・ファンタジーと根は同じところにあるのかも
しれない。エバーグリーン。佳品である。