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北島康介が金メダルまでにたどり着くまでの過程を描いた北島のコーチの本。
金メダルを獲る前に出版された本。
計画的に正しい練習で強くなった。
こういう練習がやりたい、と思った。
選手の気持ちを理解し、練習そのものに「ウソ」が限りなく少ない勝者のやり方。
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最初の志が到達点を決める。
純粋な人間ほど、強くなれる。
指導者には才能を見抜く謙虚さが必要。
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「最初の『志』が到達点を決めてしまうのだ」、これは重い言葉だと思った。
中学二年生だった北島康介にオリンピックを目指そうと勧め、ともに歩んできたコーチである著者。
「いければいいなあ」、「なれればいいなあ」ではなく、「いく」、「なる」という強い気持ちがまずありきであった。
そして、そのために何をすべきか、経験の中から学び、常に考えていく北島選手と平井コーチのアテネ直前までが描かれた一冊。
彼らは高いレベルでの大胆な試行錯誤を繰り返しながらもブレがないのは、オリンピックに出る・金メダルを取る・世界新記録を出す、という本筋を決して見失うことがないからだということを知った。
変えることと変えないこと、変わることと変わらないこと、これらの違いは非常に微妙なものなのだと思う。
しかし、彼らはそれを知りえたからこそ、平泳ぎ2種目オリンピック連覇という大偉業を成し遂げられたのではないかと、この本を読み返してみてそう思えた。