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表紙がちょっと買いにくい感じではあるのですが、中身は真面目にクトゥルフ神話です!
ものすごく詳しく、分かりやすく書かれていて、クトゥルフ初心者さんから玄人さんまで幅広い人が楽しめると思います。
オススメ。
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クトゥルーとの出会いは、多分、矢野健太郎のケイオス・シーカー・シリーズだと思います。
で、学研のムック、創元推理文庫の「ラグクラフト全集」と青心社の「暗黒神話体系 クトゥルー」あたりを平行して読んで、RPG系とか、マンガ、菊地秀行の小説などに非濾過っていった感じです。
こういう「世界」を共有しているというのは、おもしろいなぁ……という興味が大きいです。物語の中で、いろいろな関係ができているところが、楽しいのです。
で、こういうガイドブックは、自分がみつけていないそういった世界の広がりを感じさせてくれるで楽しいです。
今までのガイドブックは、やっぱり海外の作品についての言及が多かったのですが、このガイドブックについては、日本の作品のことも多く書かれていて、そのあたりが楽しかったです。
わかる人にはわかる暗号みたいな感じで、それを作品に紛れ込ませるのは、けっこう気持ちいい行為なんだろうなぁと思いました。
魔導書に人格があるという考え方は、なかなか、面白くていい設定です。
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ラヴクラフトを始めとしたクトゥルー神話作品と作家についての解説本。
サブカルまで含めたガイドは読みやすく、入門に向いている。
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クトゥルフ神話群自体は未読。
クトゥルフ神話という共同幻想がいかに生み出され、拡散してきたか、ちょっとわかった。それとともに、魅力的な単語に幻惑された。レンのトゥチョ=トゥチョ人ラマ僧チョ=チョなんて、意味不明すぎて思わず吹き出してしまった。
そしてそういう単語に過剰に反応していることに気付き、やばい世界に片足突っ込みかけているのではないかと、慄然とする。ここまで来て読まずに済ますわけにもいくまい。…でも謎の言葉をつぶやく人になっちゃいそうで怖いなあ。