- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
リトル・フォレスト 1 (ワイドKCアフタヌーン) みんなのレビュー
- 五十嵐 大介 (著)
- 税込価格:1,045円(9pt)
- 出版社:講談社
- 発売日:2004/08/23
- 発送可能日:購入できません
コミック
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
食べるよろこびが満ち満ちている…地に足のついた暮らしと食のマンガ。生きる力が湧いてきます!
2005/09/08 05:08
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リトル・フォレスト——東北地方のとある村の中の小さな集落“小森”での「暮らし」と「食」が主役のマンガ。わたしが最高に気に入っている作品です。
小森から街に出たものの帰ってきたいち子。ひとりで、もと住んでいた家に暮らします。
いち子があれこれ試行錯誤しながら作るのは、グミのジャム、ウスターソース、ぬてら、ひっつみ、なっとうもち、あまざけ、ばっけみそ、つくしの佃煮、キャベツケーキ、ストーブパン、ミズとろろ、くるみごはん、栗の渋皮煮、えび餅、しょうが餅…
レシピ本を見ながらではなく、自分で工夫したり、ご近所さんが作るのを見たり、聞いたり、子どもの頃、母が作っていた姿や言っていたこと(「料理は心をうつす鏡よ 集中しなさい」)を思い出したり。
手間ひまかけて、汗かいて作ったスローフードはほんとうに美味しそう。
「いただきまーす」のあと、最初のひと口。
どうだろう…読みながら一緒に味わう気分。真似してやってみたくなります。
ふたたび小森に戻って、地に足のついた暮らしと食の中で、いち子は自問自答していきます。これまでの母との生活、小森に帰ってきた理由…
いち子は「なんでも自分でやってみないと気がすまない、コトバはあてにならないけど わたしの体が感じたことなら信じられる」、
いち子の後輩で街で就職した後、戻ってきたユウ太は「自分自身の体で実際にやった事とその中で自分が感じた事、考えた事、自分の責任で話せる事はそれだけ、そういう事をたくさん持っている人を尊敬し、信用もする」と言います。
ふたりのつぶやきの中に小森での暮らしの豊かさ、魅力の秘密が隠されているような気がします。
緻密な美しい線で描かれた絵には魅了されてしまいます。
本編の合間には「小森の住人たち」(昆虫、鳥、動物や植物)のイラスト、実際に作ってみた食べ物のイラストや写真、エッセイ、風景も載っていて、ふくらみのある充実した内容になっています。
生きていく力が湧いてくるようなこのマンガ、見つけて読んで小躍りしたくなってしまいました。それほどに素晴らしい一冊!
食べることって、こんなによろこびあふれるものだったんだということが、最初はじんわりと、読むにつれじんじんと伝わってきます。
電子書籍
言葉
2017/03/04 14:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「他人に殺させておいて、殺し方に文句をつけるような人間になりたくなかった」自然と直に命のやりとりをする小森の人の言葉にぐっと来ました。自分の今の生活は、他人の体で体験して、他人の頭で考えて、他人の言葉を話すことが、常態化していると反省しました。
電子書籍
野山散策に出て料理がしたくなる!
2015/02/02 01:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jun3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃田舎に住んでいた母親から聞いた話の大全集のよう。身の回りに生えている野草や季節ごとに食べられる木の実、冬に向けた保存食の作り方。最近では季節に関係なくスーパーに様々な食べ物が溢れているけれど、時期時期に採れる食物を色々な調理法でおいしくいただく。中に載っているレシピも野山に散策に行って試したくなります。
電子書籍
橋本愛の映画と併せて読むべき
2017/03/05 14:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひつじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
五十嵐さんがいなか暮らしをしたときの体験をもとに、ゆるく日常を書き上げた漫画です。
これは、映画がとても美しいので、映画の方をすすめます。併せて読むといいでしょう。