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評判以上に楽しめました。
江戸深川の長屋で暮らす人々の人生ドラマがとても生き生きとリアリティをもって描かれます。
義理と人情でほんわかほろりとさせつつ、人間のどろどろしたところまで描くあたりがリアル。
どこで切るかでぜんぜん作品の印象が違ってくると思うけど、映画ではどんな風に撮られているんだろう?
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2007.11
二人の出会いから続く物語は現代にも通じる感情の機微がしっかり組み込まれていてぐいぐい読めます。
今も昔も家族の問題は一緒。ただ、解決しようとする方法や心が違ってきているのかも。
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第126回直木賞受賞作
京から江戸にやってきた豆腐職人の奮闘紀。
家族ってなんだろう?
同じ屋根の下に住んでいても、ボタンの掛け違いですれ違ってゆく親子、兄弟。
ただ、最後に話し合って纏まるのは血のなせる業か
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初めて読んだ時代小説。
下町人情、家族愛。
粋な思いやり。互いの思いがうまく通じずすれ違いや軋轢が生まれても、最後に家族の絆とそれを影でサポートする周囲の愛情によってめでたしめでたし。ほのぼのとしたものが残る。
この作品のおかげで現在私の中で山本一力ブームスタート。
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どんなに心がすれ違うような事があっても家族ってもんは絆で結ばれているんだなと思った。後半私には少し重すぎて続け様には読めなかったが、面白かったとは思う。
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夫婦、親子、兄弟のすれ違いが
悲しかった。
同じ時を過ごしていてもその時に
伝わらない思いも沢山ある。
感情を表現する言葉が丁寧で、
身につまされる思いがあった。
心残りは、結末が急だったと思う。
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先日のすき焼きのために作った
割りしたがかなり余ったので、
それを使って鶏じゃがを作りました。
関西では割りしたは使わないけど、
どうも料理をし始めたのが関東だったせいか、
あ、レシピ本も東京メインだったりするのかな、
とにかく、すき焼きは割りしたを作ってしまうアタシ。
邪道かもねぇ。。。
あ、鶏肉で肉じゃがは初の試みでしたが、鶏のうまみも出るのか、おいしかった。
メークインもとろとろで美味〜☆
そうそう、会社の後輩にオススメされて読んだ山本一力。
なんか渋そう〜と思ったのはつかの間、
ハマッター!
手始めに「あかね空」を読んだんだけど、
江戸の人情噺かと思いきや、現代にも通じる家族のつながり、考えさせられます。
一力、恐るべし。
ちょっと他のも読んでみちゃうわ。
おいしいお豆腐が食べたくなりました。
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山本一力にハマったきっかけ。
続きを読むのが楽しみで楽しみで仕方がなかった。
悪い人が出てこない、読んでいて気持ちが豊かになれるような本。
秀逸!
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京から東京に単身豆腐屋を開業しにきた男が嫁を貰って家族を築いていくお話。
とうふ、食べたくなります。
前半は夫婦が協力し合ってまっすぐに進んでゆく様、それを陰ながら応援する人たち、
とても読んでいて気持ちがいいです。
逆に後半はおふみ(奥さん)の不器用さに誰にも感情移入できず終わってしまったので☆四つ。
将来自分にも旦那さんが現れて子供ができたりしたら、感想も変わってくるのかも。
この厚さの本で親子二代を描くにはちょっと早すぎる展開についていけないところがありました。
もっと書いてほしかったな。
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舞台が江戸でのお話で、歴史に疎い初心者の私でも容易に風景を想像することができ楽しめました。
登場人物の描写が興味深く、また、安心して読めました。
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いまさらながらの山本一力 あかね空。
評判のいい作品ですね
京都から単身江戸へ乗り込み、豆腐屋を開いた永吉とその家族の絆と再生の物語。江戸の情緒がはしばしに盛り込まれた書きっぷりにどっぷり浸かりあっという間に読了。
親子・夫婦の気持ちのすれ違いや思い違いっていのはいつの時代にもある永遠のテーマなのでしょうね。
今の時代にも通ずるところのある作品ではありますが、ふとわが身に照らすと、親は遠く離れた場所に住み、隣近所の皆様とはめったに口も利かないこの状況。 今の世の人と人とのつながりの希薄さをしみじみ感じますです。。
(2008年2月)
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10.24.08読了。京から一人で江戸にわたり京豆腐のお店、”京や”を始める。京の絹豆腐になじみがない江戸人にはなかなか評判が芳しくなく厳しい出だしになったが、色々な人の影の協力に支えられ、何とか繁盛しだす。おふみと結婚し3人の子にも恵まれるが、なかなか家族の疎通ができない・・・・ようやっとできるのが母親が亡くなった夜だった。親はあれこれ、なにがあっても子供に言うのはいかーんね。子供は子供の世界がある。もっと、山本一力さんの本を読んでみたくなった。
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主人公・永吉があまりに報われないのが不満だ。江戸は深川で、上方豆腐のお店を起業して苦労しながらも繁盛させていく、前半の展開は読む手が止まらないくらい面白い。がしかし、後半の嫁・おふみや子供達との関係があーだこーだって展開は昼メロっぽくてつまらんっ。
夫婦や家族は波乱万丈あるもんだってのは分かる。分かるんだけど、めちゃ苦労したけど家族皆で力を合わせてお店も繁盛して、永吉とおふみも幸せに過ごしましたって物語を期待していたのに…。まあ、勝手な話なんだけど。
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山本一力さんの直木賞受賞作。とても面白く、特に終盤では途中で読むのをやめづらく、もう寝よう寝ようと思いながら1時間読み続けて夜更けに読了。読後感はすがすがしく、感動的。
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家族の愛情の深さがジンと染みるお話です。ストレートな愛情じゃなくて少し偏っていて、かつ素直には伝わらないもどかしさもあり、家族の絆について改めて考えてしまいます。