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日本にも戦争があった 七三一部隊元少年隊員の告白 みんなのレビュー
- 篠塚 良雄 (著), 高柳 美知子 (著)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:新日本出版社
- 発行年月:2004.8
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紙の本
戦争の記憶の風化を嘆く
2006/02/02 04:21
11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:良泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに日本にも“かつて”戦争があった。
「何でそんなあたりまえのことを」と言う人の中でも、戦争を実際に体験し、身をもって戦争が語れる人はいまや少数派となっている。
戦後60年、日本は直接的には戦争の主体となるようなことはなかった。戦争は徐々に過去のものとして人びとの頭の中で定義づけされていく。
しかし、特にここ数年、過去に犯した誤った戦争の記憶が、日本という国においてこれまでになく急激に薄らいでいるような気がする。いや何者かの手によって、薄め、ぼかされているような気がする。
有事法制・国民保護法などの立法化により、“戦争”とは、あたかも自分たちを守る大切なものであるかのような取扱いがされている。
米国の犯したイラク侵略の無条件的賛同・自衛隊のイラク派兵により、“戦争”とは、あたかも世界平和のための貴重な手段であるかのような思い違いをさせられている。
『日本がこれからも他国に侵されることなく、そして将来にわたり積極的に国際平和に寄与するために、日本も“正義の戦争”ができる国として備えておこう。強く闘える日本であるべきだ。』そんな風潮にさえ感じられる。本当にそれでいいの、と聞きたい。
戦争は絶対に起こしてはいけないものだ。日本はかつて、大きく道を誤り、多くの他国の人びとを犠牲にした。そしてまた、多くの国民自身が犠牲になり、その家族・子孫にわたり多くの国民が悲しい思いをした。戦争とはそんなものだ。決してかっこいいものでもきれいなものでもない。
本書は、731部隊に少年兵として参加した著者の手記である。子供向けにわかりやすい言葉で綴られているが、その内容はとても重い。
戦争を知らない多くの人たち、とりわけ将来を担う子供たちが、正しい戦争の知識を持つために、本書のような試みはとても重要で貴重である。
戦争の残酷さを知り、そしてかつて自分の国が犯した罪をを知ることこそが、将来の平和に結びつくものと信じている。
紙の本
恐ろしい
2012/06/15 04:12
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KKK44 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にも何十年も前に戦争があって
殺しあうために戦っていた。
少年もまでが。
恐ろしくなる。
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