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悪意なき欺瞞 誰も語らなかった経済の真相 みんなのレビュー
- ジョン・K.ガルブレイス (著), 佐和 隆光 (訳)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2004.9
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紙の本
経済の逆説に秘められた虚構とは?現代を代表する経済学者による珠玉の経済論
2004/09/13 01:05
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実を捉え切れない経済についての様々な通説。はたしてそれたに悪意はあるのか? 世界でもっとも著名な経済学者が説く、現代経済学への痛烈な批判。
著者のガルブレイスは、主流派経済学(新古典派)とは一線を画す異端の経済学者として著名。
本書でも、主流派のテキストで述べられている代表的な言説を現実と照らし合わせた上で痛烈に皮肉っている。
例えば、市場経済の主役は消費者であるとする通説がある。しかしガルブレイスによれば、これは完全な虚構であるという。市場を牛耳っているのは企業経営者たちであり、消費者の嗜好など彼らの抜け目ない操作によって充分コントロール可能なのだという。
ただし、こういった通説には明確な悪意があるわけではなく、広範に認められているのにはそれなりの理由があると全編を通じてガルブレイスは主張する。
大上段に構えた難解な内容ではなく、文体もウィットに富んで読みやすくなっている。
経済に興味のある読者に知的興奮を与える1冊。
<内容・構成>
「悪意なき欺瞞」とは何か
「資本主義」という死語
市場における本当の主役
労働をめぐるパラドックス
企業を支配する官僚主義
株主主権の崩壊
「官と民」という神話
金融を司るもの
最も優雅な現実逃避
消滅した「悪意なき企業」
民営化する外交と軍事
現代経済の真実 …など
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