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世の中に対する不満をいつも口にする少女。
だがそれにもまた理由があり、彼女には彼女だけの夢がまたあった。
一見口汚いだけの今作のヒロインもまた虫に憑かれた犠牲者の一人である。
だが夢の為に自らの身を傷付け大切な物を失っても、失った物たちのために懸命に這い上がる姿に心打たれた。
最後のほうの魂そのものから吐き出されたかのようなセリフはビビッときた。というかやっぱり泣いた。
熱い物語り好きな人にはぜひお勧め。
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あー、なるほどね、このムシウタは基本的に巻毎に主人公が変わるので、まあ、茶深のキャラがもうピンポイントでいいので、よかったと思う。そして、今巻はすごい所で終わっているので、次巻はたいへん期待してます。
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夢はばたく翼に続くムシウタ第四巻。
菰之村茶深は最低ランクの虫憑き。その夢は全ての虫憑きを支配し、その頂点に君臨すること!
詩歌が西遠市に現れたことで茶深虫憑きの秘密に誰よりも近付いた。
それは、最高で最悪の悪巧み。
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茶深は名わき役、今後の展開に大きく作用しそうで楽しみ。
個人的に猫が好きな私は、オゥルのシーン感動。
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もっとダークなのを期待していた所為か、思いの外爽やかで、
一寸思ってたのと違うなーと思いつつ読み進めていました。
3巻くらいから癖があるというか、喋り方の変なキャラクターが増えましたが、
ライトノベルらしさ…という物なのでしょうかね。
此処へ来て重要人物が揃ってきたので、盛り上がってきたと思います。
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特環に所属する菰之村茶深(このむら・ちゃみ)という少女は、ネコの「オゥル」をつかって、上から命じられた鮎川千晴(あゆかわ・ちはる)という少女の監視をおこなっていました。そんな彼女が、偶然「ふゆほたる」に出会います。さらに監視対象である千晴も、茶深に好奇心を寄せるようになり、意外な彼女の正体が明らかにされることで、日の当たらない地位にくすぶっていた茶深は、思いがけずも特環と虫をめぐる謎の核心へと近づいていくことになります。
一方、「むしばね」のリーダーに就任することを要請された詩歌は、「むしばね」のメンバーたちの居場所をつくりだそうと戦い、その結果死んでいった利菜とは異なる道を歩もうと決意します。そんな彼女を見守ることを利菜に求められた「アイジスパ」こと城谷怜司(しろたに・れいじ)は、利菜がほんとうに彼らに求めていたことがなにかを悟ることになります。
またしても新しいキャラクターが導入されることになりましたが、物語の核心につながっていくような人物配置がおおむね完成に近づいてきているような印象もあります。今後の展開のなかで、彼らがどのようにストーリーを推し進めていくことになるのか、たのしみです。