紙の本
表裏一体
2009/09/29 17:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ザカールに捕まったカリエは、これでもかというほど精神的に追い詰められていきます。あえて目を背けていた養父母の死に様まで見せつけられ、ついに彼女は闇に囚われてしまう。
いまの人間よりも強い力を持ちながら、もっとも女神に束縛され自由を持たないかに見えるザカールの民たち。圧倒的な力を持つリウジールを排し、エディアルドたちはカリエを救い出すことが出来るのか。ザカール編のクライマックス。
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おもしろい!
キャラ萌えで読んでしまうことが多い自分が純粋にストーリーにどっぷりはまって読んでしまいました。
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あいかわらず不幸街道まっしぐらなカリエです。そんでもってしぶとい。久しぶりにでてきたナイヤが、可愛くてびっくりしたりして。芋づる式というか雪だるま状に、カリエの不幸は周囲をひきこんでいくのかもしれませんが、本人が選択したならば、いいのではないかと思います。しかし、一番不幸なのはバルアンな気がします。
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アフレイムがさらわれ、カリエとラクリゼはザカールへ向かう。サルベーンを逃がしたエディアルドは、彼と共にトルハーンたち海賊、そして途中で出会ったイーダルの力を借り、カリエを助けに向かう。
一方、カリエはクナム・リウジークの圧倒的な力に屈し、自我を手放し闇に堕ちていた。
今回もかなり重たい話でした。そんな中で、イーダル王子は明るくて、面白くて大活躍でした。エドとサルベーンの女装姿がぜひ見たかったです。
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再読。全3巻。
エド活躍!なザカレア編。
にしても、最後のバルアンの条件がやはり納得いくようでいかない・・・。エドが20年謹慎って言われたら迷うだろうし、いやでもそもそもザカールの子供を身ごもってる時点でそのまま戻れる選択肢はないのだけれど。
文中にあるように、猟師の娘でルドィビアの少女、カリエ>ルドヴィアの第三皇子アルゼウス>エティカヤ第二王子付小姓カイ>ギウタ皇女でエティカヤ第二王子の正妃カザリナ>エティカヤ正妃ディエーマ・・・と色々な名前と、その名前毎に与えられる役割が違っちゃう位波乱万丈の人生。
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なんという破滅
もう少しやさしい人生があると思う。
だれも幸せになってないじゃないか…!
愛情を与えた後に奪ったほうがより絶望が深くなる、というのがわかるね。
バルアンがもっと昔のように自由だったら、と思う。
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56:も、これこんなハードでよいのですか!? どろっどろじゃないですか。振り出しに戻った感もあるし……でもカリエは天真爛漫なのが一番です。
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神さんが絡んでくる話は,禍々しく無慈悲で奥深い.ザカールの崩壊をカリエの何かが導いたのか,最後は登場人物総出演の怒涛の展開.エドとサルベーン,グッと男を上げました.
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これだけカリエの華々しく輝かしい未来を予感させといてそれを取り上げるってマジですか……しかもあくまでカリエ自身の選択……つ、つらい……
だってこれ、あのまま順当にいけばカリエはヨギナの女性総督として輝かしい成功を収め、子どもからも民からも愛され、自分が幸福になるだけでなく民も故郷も潤しただろうはずなのに……
仮にお腹の中の子を見捨てたとて、我が子を浚い己を凌辱した憎い男の種、誰も責めないだろうに……
でも母たちの想いを見つめ(カリエ自身は知らないけれど)、ラクリゼの選択を踏まえた上で、己に宿った子を殺せないのがカリエなんだなぁ……
ちょっと意外だったのが、バルアンさんカリエのことちゃんと伴侶として信頼して想っていたんですね。いや、本心はどうあれもっとドライに振る舞うし実際とっとと忘れるだろうなと思ってたから嬉しいっちゃ嬉しい、んだけ、ど。
その結果、カリエは当初の目標だったバルアンの祖国侵攻を抑えるどころか、その火種になってしまったわけで。でもカリエが我が子を見捨てられないのは当然で。う、運命……
残るは1エピソード。どう畳まれるのか放心しつつ楽しみにしています。
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面白かった!暗いしえぐいけど!
エドかっこいいなぁ!
ここからまた新たな旅が始まる感じ。
再読だけれどやっぱり面白い。