紙の本
つい引き込まれる
2017/07/24 06:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:才谷 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生に疲れている中年男性に起こる小さな奇跡。少なからぬ後悔を抱えて生きる誰もが共感できる、そっと背中を押してくれる優しいストーリー。谷口ジローが描く、繊細で美しい画の世界に浸れます。
電子書籍
泣けた。
2018/02/03 15:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「産経抄」で紹介されているのを見て興味を持ち、即購入。泣けました。
平凡であれ日々の暮らしがいかに貴重なものであるかということを感じさせてくれた。
とてもいい漫画だった。漫画というスタイルをとっているが、これは一つの文藝作品である。感謝。
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48歳の心で、14歳の当時の体に入り、その当時の世界を見ていく姿。
「幸せ」とは何か?
主人公の中原は問い続ける。
私にとっての幸せっていうのも、何なんだろう・・・?
きっと、一生をかけて、それを見つけるために生きていくものなのかなぁ。
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エンディングがフランス映画っぽい! 国内で98年に第2回手塚治虫文化賞マンガ賞を受賞、欧州の三大コミック大賞受賞。ベルギーで実写映画化されるという名作。
本作品が発表されたのは経済危機が叫ばれた98年。主人公は48歳、過労気味で自分を見失いつつある。出張に出たはずが、気がつくと、故郷に向かっており、しかも、14歳の自分になり変っていた。48歳の視点で14歳の少年を経験し、過去を少しづつ変えていく。さて、主人公の未来「今」はどう変わるのか?
少年時代にはわからなかった父母の事情に48歳の少年が迫る部分が秀逸♪
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中年の男性が、なんと中学の頃の自分にタイムスリップ。
歴史は変えられるのか???
ほろ苦い、味わいのある作品。
世界的に有名で、欧米でも受賞したんだそうな。
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少し早いクリスマスプレゼントに母からもらいました。透明感のある、映像的な漫画。主人公のおじさまが、タイムトラベルして中学生に戻るっていうシンプルな設定。だれもが日常の中に思う哀しみとも絶望とも違う言い表しにくい感情の機微で、ほろほろと紡がれてゆく。ゆうなら、小津安二郎映画のような読後感。フランスで映画化されるとな。
「あの時、もしも…」
みんな思うよね。
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48歳の疲れた男が、突然14歳に戻ってしまう。そこには昔のまま、母はまだ生きており、その後失踪するはずの父もいた。幸せそのものに見えた家族だったのに、父はなぜ失踪したのか…。
だれもが「今のままで10代に戻れたら」と思うことだろう。
その意味では平凡な設定であるのに、静かな語り口ゆえ残る余韻は深い。ヨーロッパで出版され評価が高いことも納得できる。
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鳥取のまんが博でたまたま見つけて衝動買いした。
48歳のサラリーマンがタイムスリップし、中学二年の一学期をふたたび過ごす。通り過ぎてしまった時間は変えられなかったけれど…
自分の父と母のことを少し考えた。
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48歳の男が14歳の自分へ戻ってしまうというベタといえばベタな物語。ここで描かれる14歳の生活は、企業戦士として生きてきた主人公の人生を裏返しであり、中年の危機の象徴といえる。家庭を顧みずがむしゃらに生きてきた彼が14歳という日々を生きることで立ち止まり思い返す。そして、14歳の彼はやがて生じる父の失踪を何とかとどめようとするが、その父を通して自分自身を見出す。14歳というモラトリアムと父を通じた中年の危機の再認識。この二重性がベタな物語に奥行きを与える。
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評判の逆輸入。
ヨーロッパで流行ったらしい。
作者は「孤独のグルメ」でお馴染みの谷口ジロー。
ノスタル系の何がしかを味わえる。
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谷口ジロー氏の作品『遥かな町へ』を読了。 谷口ジロー氏の作品を読んでみようかと思ったキッカケは・・・こないだ読んだ「ビッグコミックセレクション名作短編集」に収録の・・”松華樓”を読んだからだ。 この作品は・・・ ほんと涙するストーリーだな。 この時代の情景・登場人物の会話やキャラクターがものすごく良かった。 ずっと読んでいきたい。 傑作。
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名作を久しぶりに読んだら、やっぱり名作だった。タイムスリップしたおっさんが14歳になって、同級生の女生徒と恋をしたり勉強の楽しさを満喫したり、青春を謳歌する姿は眩しい。しかし、それでも大事なことは変えられない。そんな終わりが切ないし奥深い。
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タイムスリップ
60歳になった私への何らかの啓示?
軽くなった体(なったのでは無く戻った?)
勉強もしっくりときて、女の子にももてて…
自分のいた時代の心配…
父親の失踪…
母親の歴史、最初の夫は戦死…
父親の幼なじみの女性、亡くなる…
父親出て行く…
止められなかった自分…
現代に戻る…
夢だった?
何だろう、不思議な感じの話