紙の本
運命の出会いです。
2004/07/25 22:54
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投稿者:コトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は母が学生時代に読んでいた本でした。復刻版が出版され母が再び買い求めたのが、わたしとがこの本と出会うキッカケになりました!
この本は、いろんな人に読んでほしいような、自分だけの秘密の本にしたいような、そんな本なんです!! 初版が1965年なのに、今読んでもすごくモダンだし、おしゃれな文だと思います! 昔の本だとは、思えないです! いや、ある意味昔っぽいのですが…。独特の雰囲気のあるいい本だと思います! 寺山修司サンの詩的な流れるような文と宇野亜喜良サンの素敵な絵が、ぴったりと寄り添っているんです!
三部すべてに『ひどく短い前書き』と称された三行ほどの本の前書きがあるのですが、それを読んだだけで、この本の世界に心をさらわれてしまいます。
読みきってしまうのがもったいなくて、毎日毎日少しずつ読んでいきたくななるほどお気に入りになってしまいました。読んでしまっても、また何度も読み返してしまうのですが…。これからも大切に読んで、自分にも子供ができたら、読ませたいと思います!
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寺山修司。図書館で「ひとりぼっちのあなたに」だけ借りました。もう彼は本当に・・・女の子のツボ分かってます!!!
彼のキスオロジー。どきどきしました。そして、最後の「彼女が風船を飛ばすとき」・・・だったかな?お気に入りです。恋人が欲しい女の子が10通のラブレターを風船につけて飛ばす女の子のお話。もうね、♡がね、文集にあふれています。なんでこんなにかわいらしいお話を20代後半の男性が書けるのでしょう。彼のファンです。
【2008.2.22,library】
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この本の中で、寺山修司はまれにいいことをいっているし、詩には何らかの味わいがあったりする。
寺山修司が好きかといわれると、俺はそこまでだけど、それにしたって楽しいなと思いながら読んでいた。
この本にまつわる話がある。
大学一年のころ、一緒に本屋に行った女の子がこれを見つけて、何もためらわずにレジに持っていった。
この本は4000円くらいするんだぞ……でも女の子はとにかく買った。
ふつうの女の子である。
俺みたいに根暗だとか、本が友達というのではない。
本に4000円を払えるかどうか。本という文化に尊敬を抱けるか。
今の時代、この質問はちょっとこわい。しかし、その点について彼女は問題なかった。
俺はその様子に少なからず惚れこんでしまったのかもしれなかった。
そして女の子が読んだ後で、貸してもらった。
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宇野亜喜良と寺山修司
ひとりひとりで完全なのにふたり合わせると倍になる
少女詩集好きなら間違いないでしょうね
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けいぶん社でみっけて衝動買いした、新書館フォア・レディス・シリーズ復刻版!
寺山修司、ほんとにすきだ。
ナンセンス
エロチック!
宇野亜喜良の挿絵もすてき。
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少女詩集に通じる、ロマンチックだったり不可解だったりする詩や物語、エッセイ達。
デザインも含めて惹かれます。
でも切なく苦しい要素が少なかったので、個人的には物足りなかった…
0321-0406
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みずえは考えこんだ。みずえは十五才。いつもはだしで歩く少女。ニックネームはサカナ。(いつも目がきらきらしているから)
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世田谷文学館で寺山修司展やってたので久しぶりに読んでみた。
青春と呼ばれるもの。高校の往復書簡集とかそれが顕著。
今では中二病と呼ばれるもの。青春は文学から、中二病はアニメとラノベと漫画からテーマを引っ張ってくるってだけの違いだろう。若者の熱狂する文化が代わっただけのこと。やってることは同じで憧れの対象との自己同一化なんだなあ、と思いました。
青春は死語になったのかな?
寺山修司の書き物は青春ものばかりなので、そろそろ劇が見たくなってきた