紙の本
話と絵と両方あわせて星5つ
2006/09/18 19:28
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「1年生から楽しくよめる宮沢賢治のおはなし」なんて書いてあると、「大人は読んではいかんのかい?!」と思ってしまいます。
確かに初めてこの話を読んだのはもう40年近く(?)も前、平凡社の『こども百科』なんていう子ども向けの百科事典の中に収録されていたもので、子ども心に妙に怖いというか不気味というか不思議な話だったことを思い出しますし、だからやっぱり子どもが読む童話なのだろうとは思います。
今回はただ和田誠の絵に惹かれて購入しただけなので、正直「ああ、子どもの頃に読んだあの話ね」と思っていました。
が、「あれっ、こんな話だったの?!」というわけです。
森の中に忽然と現れた料理店の中へ入っていくと、扉がいくつもあり、扉にはそれぞれ注文(というか但し書きというか)があって、その行き着く先は主人公(?)らが食べられそうになるという話だったはずです。それが少々違うんですよ。
有名な話なので結末を書いてしまっても構わないのかもしれませんが、一応ネタバレになるといけないので止めておきますが、最後に妙に現実に戻ってくるのを改めて確認してしまいました。
子どもの頃の記憶というのは当てにはならないのですね。自分の記憶の中で「これは読んだ」と思っていても、何か思うところがある時には読み返してみると言うのも良いことだと思い知らされました。
でも、やっぱり不気味というか不思議な話だというのに変わりはないのですが。
紙の本
娘たちが
2015/01/12 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チイミイママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もうすぐ小学生の娘たちに読みました。
最初は怖がって、ドキドキハラハラ(笑)。
いつの時代も、いい本はいいんだなあと感じさせられました。
このシリーズの他の本を検討中です。
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数読んだ中で一番好きな宮沢賢治のお話。耳にクリームを塗って中にお入りください。のフレーズが特に好きで何度も何度も読みました。(笑)
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すごく有名なお話なのに私はちゃんと読んだことがなくて・・・コチラの本は和田誠さんの絵が味があっていいんですよ〜
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イギリス風の身なりで猟銃を構えた2人の青年紳士が、
山奥に狩猟にやってきたのだが、
獲物を一つも得られないでいた・・・
やがて山の空気はおどろおどろしさを増し、
、
そして山の案内人が途中で姿を消し、
なんと、連れていた猟犬が2匹とも、
恐ろしさに泡を吹いて死んでしまった・・・
さて、この2人はどうなるのでしょうか?
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私が通った小学校に
受け持ったクラスの全員、その生徒それぞれに相応しいであろう文庫本を選び、裏表紙の見返しに一言添えて卒業の時に手渡してくれた先生がいました。
その時私が頂いたのがこの本でした。あの時の先生に私がどのように映っていたのか…もう一度読み返して確かめたいです。
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沢山の「注文の―」が出版されているが
この本の特徴といえば
小学校低学年でも読めるように本文が振り仮名や脚注付き。
また、平仮名でほとんど書かれているので
小さいお子さんと読むには最適ではなかろうか。
さらに、和田誠さんの絵が所々にあり
物語の臨場感を増している。
あるいは、一定以上の歳の人が読むと平仮名が多すぎて
逆に読むのに苦労すると感じてしまう恐れもあります。
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今夜の読み聞かせえほん。
すこし怖いものの、扉をあけるたびに展開する物語を夢中になって聴いていた息子。
青い目がギョロりの場面で、食べられるのは猟師たちなんだとわかり、目をあわせてププっと吹き出した。
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山で迷い、怪しいレストランに入り、飼い犬に危機を助けられ、一件落着。
タイトルは知っていたが内容は全く知らなかった。
20分ぐらいで読破できたので、知らない人は読めばいいと思う。
日本昔話のような話だった。
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和田誠さんが挿絵を担当されていたので久々に読んでみた。私の記憶の中では、主人公の二人は山の中で恐ろしい目に遭ったかわいそうな人たちだったんだけど、改めて読んでみると、連れて行った犬の死に際して見せた彼らの態度があまりに薄情で、少しぐらい怖い目に遭ったほうがいい奴らだったんだなと思った。
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途中までのドキドキワクワクヒヤヒヤ感はたまらんのですが、小学生の私には最後の最後の表現が恐ろしすぎました。
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オチも知ってる児童書だけど
展開や言葉の使い方に
やっぱり
どきどきする
音読したくなる
和田誠さんの挿絵がいい
あま市美和図書館「ヨムキッズ2022」
古本屋ぽらんさんにて購入
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どんな料理店なんだろうと思って読んでいたら、最後の展開になるほどな〜ってなりました!
大人が読んでもおもしろい。
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人に対する調理を段階を踏んで時間をかけて本人にやらせるというのが、何度読んでもソワソワして面白い。二人の兵隊が犬を大事にせず、あまり良い印象でないところから怖がらせる展開なのが読みやすくてよい。
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注文の多い料理店…色んなタイプ?が世の中に存在してるが、挿絵有りを入手。
これも@言う間に読み終えてしまいます。
童話だが、ダークファンタジー(当時は、こんな括りが無かったかも⁉︎だが…)でしょう…ねぇ。
やはり、宮沢賢治=イーハトーブ 自然etc…が、背景に存在してる。
ダークだが、空気や水は、きっと澄んでいて(妄想)深呼吸したくなった。
‘22.09.10読了