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■説明
新しい家を手に入れるのですが、その家は、はじめてのはずなのに、以前見たことのあるような感覚に主人公はとらわれます。
■感想
さすがミステリーの女王?
最初からすっかりひきこまれ、最後までいっきに読みました。ミス・マープル、最後の事件だそうです。
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描写がうますぎる。自分の部屋にいてもなんだか怖くなった。最後の最後、マープルの大活躍は我が家で語り草です。笑
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18年前の殺人が夢の中から現実を侵蝕してくる。マープル最後の活躍。お節介おばあさん甥の知り合いの夫婦の面倒を見る。……遠いよ。
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クリスティの死後に公開された2つの作品のうちのひとつ。ちなみに、もうひとつは『カーテン』である。
この作品は、クリスティの生前、それも死亡するかなり前に書かれた作品である。『スリーピング・マーダー』以降に書かれた作品も数多く存在するし、マープル物の時系列では、『スリーピング・マーダー』以降の作品も存在する。『カーテン』が、時系列的にもエルキュール・ポアロ最後の作品であるのとは大きく異なる。そういう意味では、遺作というにはいささか違和感がなくはない。
そういうこととは別として、本作品はクリスティの作品中、最後に発表された作品であり、なにより作者自身が最後に発表されることを意図して書いた作品であることが注目される。
題材は、眠れる殺人事件である。ある若い女性の断片的な記憶、回想の中の殺人事件について、老婆の素人探偵マープルが真相を暴いていくというものである。物語の最後まで、マープルは溌剌と活躍している。そのことになにやら安堵感を覚えてしまう。
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1976年発表の作品。
ミス・マープル最後の事件として知られるが、クリスティが筆力が衰えないうちにと前もって用意して置いた物なので、事件の起きた年代はもっと前。
リムストックの事件に言及されているので、1943年より後なのは確実。
ニュージーランドで育った若妻グエンダがイングランドに来て、夫婦で落ち着く家を探す。これだと思った家には見覚えのある壁紙が。
階段の手すりの間から恐ろしい光景を見たという記憶が…
18年前、この家で何があったのか?
グエンダはレイモンド・ウエストの従妹にあたるという設定。
継母の行方不明、父の不審な死、関係者それぞれの視点で見た思いこみ…
全てを見抜くのはマープル。
バランスの取れた作品ですね。
解説は恩田陸。
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恩田さんが「怖い!」と評していらしたので読んでみました。
私はそこまで怖くはありませんでした。
怖さのものさしは人それぞれなのでしょうね。
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スリーピング・マーダー読んだ。こええええ!シャイニングかっ!特殊な形式なので容疑者のイメージに骨が折れましたが、おもしろかった。事件をゆり起こそうとしている…スリーピング・マーダーを…うーんかっこよい
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ニュージーランドからイングランドにやって来た新妻グエンダ。イングランドで家を見つけ改装を始めるがイングランドに来たことがないはずが家に関する記憶が蘇り始める。記憶にあらわれる遺体。ヘレンと言う名前。夫ジャイルズと調査を始める。実はイングランドで住んでいた事があったグエンダ。南アフリカからイングランドへの帰国中にヘレン・ケネディと再婚していた父親ケルヴィン・ハリデイ。グエンダの購入した家に住んでいた夫妻。ヘレンの兄ジェイムズ・ケネディが語るヘレンの駆け落ち。ヘレンは駆け落ちしたが自分がヘレンを殺したと主張し精神病院に入れられた末に自殺したハリデイ。男関係が派手だったヘレン。ヘレンから来た手紙。ミス・マープルの調査。
2009年12月16日購入
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2010/2/15
某雑誌で絶賛されていた一冊。
洋ミステリ1ーが次に読みたくなる瞬間までは本棚に。
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確か読んだのは中学生の時だったのですが、怖かった!
視覚的な描写が秀逸で、壁紙のくだりとか階段とか猿の前肢とか!
とにかく怖くて面白いです。
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セピア色の殺人。過去の事件を探る道筋。
いいですね~。ゆったりと楽しめるこの雰囲気。
恩田陸先生の解説も好きです。
ミス・マープルがこの後、どんな夢をかなえるのか見たかったな。
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イギリスの風景と文化を楽しむことができる ミス マープルもの。
映像作品も同時に見たので、すごく楽しめました。
筆跡鑑定の真贋は、他の作品でも出てきますが、しばしば偽物と思われたものが本物だというのがアガサクリスティの仕掛けの一つだということが分かりました。
古い建て物、建築家も、仕掛けの一つですね。
新聞の切り抜き、郵便、検死、刑事、庭の手入れは、マープルものに限らない小道具と登場人物。
本作品は、めずらしく、犯人はいったい誰かが途中でわかってきました。
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初のミス・マープルだったのに、引退試合だったことにショック。
この作品はスリルとか興奮とか、ミステリーに求められているよくある要素はほとんどなかったのですが、過去を掘り下げながらそれぞれの人物像を明らかにしていく様子がとてもリアルで、靄がすこしずつ晴れていく感覚が快感でした。
解説の恩田陸が「クリスティはセピア色」と表現していて、妙に納得してしまいました。
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クリスティーは何回読んでも面白い
ポアロも大好きですが、地味なミス・マープルの方がもっと好きです
そしてミス・マープルと古き良き時代というか、英国の上流階級の雰囲気がとてもあってて、いつ読んでもその世界に浸ってしまいます
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マープルシリーズの最終作品(カリブ海関連の三作品よりも後)
恩田陸さんの解説にある「セピア色の殺人」とはいいえて妙だと思った。
作中で起きる殺人事件は一件のみで、メインは19年前の殺人事件。
段々と真相に近づいていく過程が面白い。
事件の発端から解決までの一連の流れに無駄がなく、飽きることなく読めた。