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近衛家の太平洋戦争 みんなのレビュー
- 近衛 忠大 (著), NHK「真珠湾への道」取材班 (著)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:日本放送出版協会
- 発行年月:2004.11
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紙の本
空疎なアレクサンドロフ監獄
2023/05/03 14:35
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
近衛文隆が収監されていたアレクサンドロフ監獄について、おざなりな記述をしている。ここで日本語はともかく、語学に達者なジャック・ロッシが「懲罰」として日本人「戦犯」を収容した監房に入れてしまったのが、近衛文隆や内村剛介との出会いになってしまったのだが、誰もロッシの「さまざまな生の断片」やこの本から日本向けにこの出会いを書いた章を掲載した「ラーゲリ註解事典」を読んでいないらしい。ソルジェニーツィンの「収容所群島」の監獄を書いた章は、たまたまロッシと同じラーゲリにいた天文学者のコーズィレフに取材した記述があるが、ロッシとはそれっきりだったらしくアレクサンドロフ監獄については知らなかったらしいのとは話が違う。まるで誰も中田整一の「トレイシー」を読んでいないので、たまたまフォート・ハントで盗聴されたウルリヒ・ケスラー将軍の写真が掲載されているのに分からなかった「兵士ということ」を訳した人達みたいだ。
ここが引っかかってしまう。
「万人坑」の写真があるから、叔父の寛仁親王を「男系男子の旗手」と祭り上げた自称「保守」の人達には不愉快だろう。
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