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奇人変人、諸葛孔明何処へ行く。正史や有名な三国志に描かれている「知的で物腰柔らか」な孔明を想像して読み始めると痛い目に遭うこと請け合い。孔明だけではない、登場人物が皆少し「ヘン」。酷く人見知りな諸葛謹、奇声を発する趙雲、発明大好き孔明夫人、任侠集団呉軍など、一癖も二癖もある人達が、これでもか!と繰り広げる三国志。火計大好きで変な孔明が許せる方には心からオススメ。
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すごいタイトル…
でも面白そうです。
で、読みました(2009 2,25)
これまで誰もツッこまなかった伝説に踏み込んで、新たな解釈を加えた一冊、、、じゃないかしら。
ぶっ飛んでて面白い。突っ込みが絶妙。
言われてみれば「確かに!!」なネタ満載。
人物のキャラクターがまた、はっきりしてて面白かったです。
純粋な三国志ファン、は、気分を害する方もいらっしゃるかも…
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無茶苦茶面白い!
天才軍師・孔明の異常行動(虚言癖や策謀癖)を鋭くツッコミ切り刻む作者の言葉の選び方・表現が最高に面白い。
中学時代夢中になって読みふけったKoeiの「爆笑三国志」シリーズを分厚い一冊の本に纏め上げたかのような展開にお腹がよじれるくらい笑いました。
後半で展開するウエスタン風三国志は笑い無しに読み進めることはできません!!
いいナァ。あれで全編綴ってもらったらたぶん笑いすぎで読了できないよ・・・。
精神的に疲れているときに馬鹿笑いするにはぴったりの本。
ふざけていながらちゃんと孔明像も炙り出しているからじっくり読むのもいいのでは。
レッドクリフ見た人もまだ見てない人もこれを読んで是非笑って下さい。
孔明のだまくらかしのテクニックがただただ面白い。
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ヤバすぎます酒見氏。
無双オロチで三国志のことが知りたくなって、探してたら・・アマゾン書評で大絶賛。
(なんかオモシロなヨカン・・)一読・・
こ れ は !!ヤ バ イ !!
前書きから酒見節に光の速さで引き込まれ、半分くらい一揆・・じゃない一気読みしましたー
酒見氏といえば「後宮小説」の印象があって・・こんなんなんなんですか??
もう見直すこと宇宙のごとし(by孔明)
変態宇宙哲学者・孔明
魔性の男・劉備
人材オタク・曹操
この三人+さんごくしの歴々がおもしろおかしくくんずほくれつ・・
小説部分と酒見氏のさんごくし論とがまざって話が展開するのですが、読みにくさは
まったくかんじませんでした。
1巻では、孔明の宇宙規模若者時代から、孔明嫁入り。じゃなくて孔明に嫁がくるトコまでお話が
進みます。
さんごくし知らずのわたし(無双OROCHIとゆーゲームと、レッドクリフしか知りません)は、アレ?嫁の黄氏って
月英のことなのかなあ・・とちょっと不思議に思いました。
どなたか親切な方教えてください。
こんな無知なわたしにも、スルスルと読めて、吹きだすこと数十回、魔性の男をたしなめること数回
「三国志」と「三国志演義」のちがいにうなずくこと少々。で、あっという間に読みきってしまいましたー
現在は2巻も読み終えてしまってますが、3巻待つあいだにまた1巻から読み直します。
だってもーおもしろいんだもん
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破天荒な解釈で、他の三国志では考えられない抱腹絶倒な展開をするにも関わらず、そこには私達の知っている三国志の歴史と、私達が知っている武将達の姿がある(ちょっといかれてるけど)。
とんでもない小説です。
タイトルにはちょっと語弊があるかなぁ。この小説の孔明は、これはこれで魅力的だから。
ちなみに前提知識として三国志を知らないと辛いです。いくら面白いとはいえ、初めて読む三国志としては薦められません。
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映画「レッドクリフ」で三国志に興味をもったものの、どの本も難しくて……。と思っていたところにお勧めされたのがこの本でした。
孔明の破天荒ぶりに大笑いしましたw
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口喧嘩無敗。いざとなったら火計(放火)の策。神算鬼謀の大軍師か?自堕落、色欲三昧、ヤクザ以下の変奇郎か?諸葛孔明の虚像に迫る、酒見版『三国志』登場。
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唯一蒼天航路の話ができる友達に、これは読んだ方がいいと勧められたので。
いやでも書評見てるとかなり面白いらしいですね、お勧め度5かぁ。楽しみ。
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奇人変人大集合。
美味しんぼネタやガンダムネタなどの小ネタが効いていて、かーなーりおもしろい。
事細かに付いてくる、作者自身の注釈もツボ。
「あーっはっは、こんのありえなーい!」(爆笑で涙目)とつっこみながら楽しめる一冊。
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海よりも広い度量をもった奥さん(不細工)と、仕官もわすれてラブラブバカップルぶりを発揮し、弟の諸葛均には恐れられ、学友も彼の屁理屈にどん引き。そんな男を軍師に招く(かされる)ため、劉備は様々な孔明の与えた試練(嫌がらせ)を耐えなければならない・・・。
というように、今までの劉備かっちょいい~!諸葛あったまいい~!水魚って素敵!という今までの三国志観をひっくりかえした話。小説というよりは酒見流解説か。でもかなり笑いました。こんな孔明嫌~・・・でも面白い!勘だけが頼りのお気楽劉備、アル中張飛、キラーマシーン関羽、3兄弟のせいで影が薄いが立派な鬼畜の趙雲などなど。こんななかに孔明がはいったら蜀ってただのキャラクター軍団では!?
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2005年2月27日読了。以下、過去の日記から抜粋。
やばい、やばすぎる1冊です。おもしろすぎます。
歴史好きの私も1度ははまりました、三国志。
マニアとまではいかなくとも、だいたいの筋はわかります。
でも、私、蜀はあまり好きじゃないんですよね。胡散臭い。
だから、孔明さんについてもあまり好意的じゃなかったんですが、
この本読んで開眼しましたよ。孔明、面白過ぎ!!
題名のように孔明がちっちぇ~人間なのかと思いきや、
孔明は超がつくほどスケールのでっかい人間でした。
でも、だからすばらしいんじゃなくて(ココがいいのよ)、
周囲が理解できない超変人ってことで落ち着いていくんです。
天才とバカは紙一重とはよくいったものです。
そのせいで関わった人間は良くも悪くも振り回されるんですが、
周りの人間もめちゃくちゃイイキャラしてるんです。
珍しく斜め読みせずに、最後まで丁寧に読みましたとも。
途中でイケてる英語訳『三国志』紹介まで登場してくるし、
ところどころの筆者のこまかい突っ込みもツボを刺激してくるし、
何度吹きだしてしまったかしれません。
酒見版『三国志』、是非お薦めします。
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かなり笑いました!
孔明も宇宙一素敵(笑)だし、 他の小説で聖人のような描き方されている劉備に前々から違和感を感じていて、たので、酒見さんの劉備のほうが納得できたヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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超訳孔明伝。
諸葛孔明が臥龍を名乗り、後に劉備に召抱えられるまでを超意訳で(一部想像を交え)展開する三国志孔明伝。
読む前はタイトルだけ見て「孔明が実は情けない男で、有能と勘違いしてる劉備に「孔明なら、孔明ならなんとかしてくれる」とハードルがん上げの無理難題を吹っかけられ、口先八丁と強運でどうにか乗り切る」という感じの話を予想してたんだけど全然違った。脚色はあるけど資料から大きく逸脱しない範囲で(という感触を受けたってだけで本当にそうかは知らぬ。)書いてる。つまりいつも通りの嫌な奴である。
臥龍というカッコイイ二つ名を自称し、尊敬する人は誰かという話で伝説上(くらい古い)の人物を出しちゃうあたり孔明もたいがい厨2病だなぁと思う次第。三国史中ではマイナーなホウ統のパパが孔明を上回る意地悪として登場してるのが面白い。
孔明の人物像が蒼天航路に近い気がする。あれよりは孔明は人間寄りだけど蒼天で曹操を悪と言うために「曹操が生まれて以来中華の人口は減少の一途を辿っている」という宇宙視点のずれたことを抜かすあたりなんて、この本の孔明も言いそう。資料からしてもう「宇宙サイズの思考をしていた」と書かれているんだろうか。
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内容(「MARC」データベースより)
「軍神」諸葛孔明とは、奇怪な衣装で宇宙哲学を語るアブナイ男であり、あの手この手で臥竜伝説を作ろうと腐心するセコイ男だった…? とにかく無類に面白い、酒見版「諸葛孔明」登場! 『別冊文芸春秋』連載の単行本化。
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小説かと思って借りたら違いました。悪ノリした伝記、といったところ。
面白かったです。正直。
「三国志」を読んだことのある人を対象としたものでしょうね、あくまでも。
私は、子どもの頃NHKの人形劇「三国志」が大好きでよく見ていて、さらにノベライズされた子供向け「三国志」を読んだ程度。
だから、「劉備=善、曹操=悪」、そして「孔明=天才軍師」という単純明快な図式と代表的なエピソードをいくつか覚えている、というきわめて低レベルな知識なのです。
それでも十分楽しめました。
簡単に言うと、「超ヘンなヤツ孔明」が「一方的にライバル視」している「すごいヤツ曹操」と対決すべく「行き当たりばったりのごろつき集団劉備軍」に仲間入りするまでを描いた伝記です。
知らなかった細かい話や、孔明の家族の話などがふんだんに盛り込まれていて楽しめます。
いちばんの山場は「ブスで有名な黄氏」と結婚するまでのくだりでしょうか。
ちょっと悪ノリしすぎて本が分厚くなっていますが、三国志を少しでも知っている人はぜひ読んでみてください。
特に孔明を崇拝している人(?)にはお勧め。