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諸葛孔明をこんな書き方する人がいるとは・・。
と、思う人が多々だと思います。
ですが、私にとってはイメージ通りの孔明さんでした。
天才と変人は紙一重・・と云うか、同じ紙の表と裏なんじゃないでしょうか。
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稀代の策士として有名な諸葛孔明を斜め下から読むその独特の語り口がとにかく面白くて、そもそもが小学生の時分に横山光輝版の三国志しか読んだことのない私でもげらげら笑いながら読みきれてしまった。とは言い条、正史をきちんと勉強してからの方がさらに楽しめるのは確か。主にそれぞれの奇怪なキャラクターぶりにフォーカスが宛てられているため、これだけで三国志の位置関係や世界観を理解するのはまず無理なので。
さまざまと散らばるネタの中で一番笑ったのはウエスタン三国志のくだりなんだけど、これ、ほんとうに実写化したらいいのに。ドラゴンボールよりは確実に受けると思うぜ、ハリウッドさん。
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面白いです!私の孔明のイメージは『蒼天航路』の奇人変人な彼なので、本書に書かれた孔明はイメージピッタリ!
作者のくだけた言葉で、歴史の小難しそうなイメージもなく笑いながら楽しめる本です!
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陳瞬臣のそれとは真逆の感をなす、異色の諸葛孔明本。性格悪い孔明や腹黒い劉玄徳のココロの声がミソである一方、実際の発言部分だけ辿れば実は普通の三國志モノと変わらない設定だった(と思われる)はずが、巻末の三顧の礼(三度目)でついに「備、ぽんぽん痛い」とか言わすあたりがもう可笑しくて可笑しくて。第弐部ではもっと崩してもらえることを期待して★4つ。
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お話も面白いのだけど、一番面白いのは酒見先生。書きっぷりが面白くて仕方がありません。三国志読まずにこの本なので、三国志を読もうか検討中。
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いやもう、笑えるってなんの。もっともっと売れてほしい作品です。三国志の知識がある程度ある人なら、めちゃめちゃ楽しめる作品だろうに。
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諸葛孔明といえば、言わずもがなの三国志における大天才。
その諸葛孔明をなんと、思いっきり迷惑な変人扱い!
弟の諸葛均くんなど、周りにいるまともな人達の振り回されっぷりが面白すぎます。
それでいて、三国志演義と正史三国志など出典も明確に区別しながら、実はしっかり歴史考証もされていて、笑えて学べる三国志。
三国志ファンが読んだらきっと面白いこと間違いなしの一冊です。
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前に一度よんでステキに面白かったので、再読。珍しい。
第二部をこないだよんで面白かったのでさかのぼった。
第二部と比較すると、孔明は十分変質者だけど、それほどでもないし、劉備もまだ悪人になりきっていない。
「中身は面白いが、この題名は変じゃないか?」と思っていた。作者も当初の意図では「等身大の孔明を書こう」(+物語としての神仙術の孔明を書こう)と思ってたのではないかと思うが、書き始めてみたら、孔明と劉備のキャラの立ち方に自ら踊らされた感がある。第一部はまだ我慢していたが、第二部ではおさえきれなくなった・・・・
ミイラ取りがミイラというか、陳寿はじめ多くの歴史家が孔明に化かされたそのままで、酒見賢一氏も本望であろう。
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「陋巷にあり」で異色の孔子像を描いて話題を掻っ攫い、「墨攻」でまたまた時の人になった著者による、スタイル一新の諸葛孔明小説・初期の「後宮物語」の軽妙洒脱さを復活させて、中国史の新しい読み方を提言して、とにかくお勧め。
電車に中では読まないことを節にご忠告したい。ゲラゲラ笑ってしまって、異様な注目を浴びることになりそう・・・既に経験済み。続巻が、☆六つくらいで期待される。
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講酒見賢一による講談、三国志、諸葛亮孔明編、三顧の礼まで。
酒見賢一の作品は後宮小説しか読んでいなかったから、かなり面食らった。
途中投げ出しそうになったが、小説ではなく講談だと思うことにしたら、最後まで読めた。
三国志は、正史、演義、吉川、横山、陳、柴錬、NHKと読んで(観て)いるが、これらとはまるで違う。
毒舌調が苦手なひと、小説を期待するひとは、読むのはやめた方がいい。
私は第二巻も読むけどね。
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古代中国を舞台にした小説が好きなのだが、どうしても三国志が読めない。どんな作家の作品でも挫折。だってどう褒め称えられてても劉備は皇帝の器に見えないし孔明も本当に天才軍師? と思ってしまって・・・。その中で孔明を変質者扱いしたこの作品は面白い。個人的には納得できるし。ところどころに皮肉もきいている。しかもただのオチャラケではなく、きちんとした知識の上で書かれている。劉備大好き、孔明神さまの人はむしろ読まないほうがいいかも・・・。
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ユニークなキャラクターによる新解釈の「三国志」。でもそれだけじゃ、この本の魅力の半分しか説明できない。
三国志をちょっと「普通」の目で見直してみると、いろいろ間尺に合わないことがいっぱいある。それを無理矢理、筋の通る物として考えると……なんと、こうなっちゃいました、という具合にキャラクターが作られているのがミソなんである。たんに荒唐無稽のキャラクターをポンとひりだしたわけではなく、「書いてあることを素直に読むと、こういう人だったとしか思えない」という仕掛けを上手につくっているのがユニーク。読む人によっては、三国志はこんなに別の面が出てくるのか……著者の意地悪な観察眼に脱帽である。
諸葛孔明だけに限らず、劉備・関羽・張飛も負けず劣らずの奇人・変人。それでいてものすごく生き生きとしたキャラクター描写。まさに「酒見節」とでもいいたくなる、軽快でうんちくある地の文で。爆笑しつつページをめくり、残りのページが少なくなるのがほんとに惜しくなる。著者の第一作『後宮小説』もおもしろかったが、この本はその直系子孫というかんじ。ぜひぜひこの路線でもっと読ませて欲しい。
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「墨攻」がよかっただけに、こちらは期待外れ。
著者のエッセイ的な語りの部分が多すぎ、内容に入っていけない。
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孔明が劉備に三顧の礼で迎えられるところまで描かれている。僕は吉川英治の『三国志』(以下「吉川版」と表記する)を読んでから(事情により6巻までしか読んでいないが)本書を読んだのだが、抜群に面白かった。吉川版では何気なく読んでいたところを酒見さんは「なんかここおかしくね?」という感じでイジってイジってイジりまくっているからだ。吉川版では具体的に描かれていない序盤の「孔明の嫁探し(頑張るのは姉)」シーンからいきなり笑かしてくれる。また、孔明が劉備軍に加わる前に「徐庶」という孔明の同級生みたいな軍師が塔叙するのだが、彼がなかなかの存在感、イジられっぷりを見せてくれている。
登場人物誰一人として真面目に描写されていない(と言い切っても良いくらい)ため、それによって武将のイメージを崩しかねない恐れがあるが、まあ良しでしょう。趙雲は「アチョー」とか言っているし、張飛は殺人鬼のような設定である。
もし僕と同じように吉川版の『三国志』(羅貫中の『三国志演義』でも北方謙三の『三国志』でも良いのだが)を読んでから、『泣き虫弱虫~』を読もうと思っているお方に注意を促したい。『三国志』を読み切ってから『泣き虫弱虫~』を読むことをオススメする。というのも、『泣き虫弱虫~』に『三国志』の結末が書かれてしまっているからだ。酒見さん的には読者が『三国志』を読んでいるかどうかなんて関係ないから、文中に「今からオチ言っちゃうけどいい?」みたいなことはもちろん書かれていない。がっかりしたまではいかないけれど、やはり最後まで読んでいないのに結末を知るというのは続きを読むテンションに影響する(事実、あと2冊読めば完結なのに手が伸びない)。しかし、今回は最後まで読んでいないのに手を出してしまった完全なる僕の失態だ。そのため、今後『三国志』、『泣き虫弱虫~』を読もうと思っている方には僕の教訓を生かしていただきたい。
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20150927 孔明を自分なりにイメージしていると読み続けるのが辛くなる。三国志を読み直したくなるのも感想としてある。