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女装するおっちゃんのとこや孤児院の年の差夫婦のとこなど、アイ子にまつわる人間の描写が面白かったです。
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本能に生きる「怪物」。一緒に購入した「グロテスク」よりはアッサリ(心理描写とか。)だけど、後味は最高に悪い。(7/18/ハードブック)
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中年女がやらかす場当たり的犯罪ハードボイルド 。破滅型で邪悪人生だが、徹底的に荒涼とした様が余計な思い入れを起こさせない程サクサクと描かれていて、それが不思議にここち良い。そこに「愛」「人生の無惨」「サバイバー」的ウエットを付加するも読者の想像力の自由、ご勝手にということか。こういう主体は現実に結構いるのに、小説として取り上げられなかった訳を考えると、一層味わい深い。
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容姿が醜い人が主人公っていうのがいい。
それだけで、すごく入っていける。
いちいち汚い描写だったり。そういうの好きかも。
いじわるおばさまみたいなのが出てきたシーンがいい。
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人はどこまで邪悪になれるのか。
児童福祉施設の保育士だった美佐江が、自宅アパートで25歳年下の夫と共に焼死した。
事件の背景に盗み、殺人、逃亡を繰り返す女、アイ子の姿が見える時、更なる事件が引き
起こされる。
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私が手に取ったことのある作家さんの中では、女性を書かせたら右に出るモノはいないと思う。
問題となる女性を周囲が客観的に見ている描写が多い気がした。
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筋金入りの悪人の話です。
桐野は「これってミステリーなのかなあ?」というところが宮部みゆきに似ています。犯人とかわかりきっていて、どちらかと言えば追いつ追われつのハードボイルド。
でもわたしが桐野が好きな理由は、まあいろいろあるのですが、ひとつには犯罪者以外も変人奇人ぞろいだということです。
キャラクター造形に妥協しない。
一見キャラクターを突き放してひどい目にあわせているように見える桐野ですが、小説家の登場人物に対する愛情とはこうあるべきではないでしょうか。
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ぜってえ友達になりたくない人のオンパレード うわあ、こんな人本当にいるんですか 無いですよほんとに 怖い 桐野さんは汚い大人をかくのがすっごいうまいです
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女殺人鬼の物語。
愛を知らなかった女が 消しゴムを使うように無駄なモノ(人)を消(殺)していく。
醜くて 年をとり 頭が悪く 見栄っ張り。次々と無造作に人を殺していく。そんな彼女に感情移入してしまうのは何故か?赤子のように母を求める真っ白な部分があるからか?その生い立ちがあまりにも悲惨だからか...はっきりとは わからないけど..出口のなかった 歪んだ母親への渇きった愛情が潤わされたとき 命(生)を知り 彼女は 人間に戻ることが出来た..その先が 地獄だとしても...。
面白かったです。一夜本にお勧めです。
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夜中ひとりで読んではいけません。 不気味で眠れなくて思わず救いを求める電話をしちゃった笑
でもまぁストーリーはそこまで…という感じかな。同じ素材でもっと良い物が書けるであろう方なのでちょっと残念。
自己の正当化は簡単だけど代償も大きい。
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ものすごく陰惨で不気味な内容なのに、淡々と描かれているのでつい読み進めてしまう。でも肉は当分食べたくない。アイ子以外のキャラクターもたいがい強烈。
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05年4月。
娼婦の館で父親も母親も知らずに育ち、
その後施設に移された一人の女性の悪意と恨みと哀しみに満ちた人生の物語。
この作家の本って、
読み終わったあとに救いようのない気持ちになることが多いが、この本もそうだった。
親のいない子はっていう
偏見につながらないことを祈る。
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うっかりミートボールを食べながら読んでしまった。若干気分悪くなったのはご愛嬌だとしても、これを思い出した時に割り箸も肉も無理。でろでろ、どろどろ。絡み合った線が気分の悪くなるくらいに絡まり続ける。結局、アイ子は何を思った?想像ばかり。読み進める手は止まらないけど、後味がいいわけじゃない。気分悪くなるような、こういう、汚い部分をざっくり抉るように掻き出して文字にしたような。
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図書館にあったから借りて来た。桐野夏生が彼女の作品世界の中で何を描きたいのか、何冊読んでも理解できない。ただ、読み終える度に、汚泥のような醜悪さに引きずり込まれそうな絶望を感じる。私は人間感情を理解する能力に乏しいけれど、それでも桐野氏の人間観はひどく歪んでいることはわかる。そして人間であることへの不可解さと絶望を感じる。
ちなみに本書は2004年刊行。日韓ワールドカップの二年後。韓流ブームとやらがまだ生きてた頃か。桐野氏の作品世界は、いつの頃からか韓国、また中国と切り離せないものとなっていった。ミロシリーズのおそらく幕となる『ダーク』ですらそうだった。私はこれを政治思想的な意味合いで捉えているのではなく、ただ純粋な疑問として思う。何故「韓国」は桐野氏の中にこれほど深く根を下ろしたのかと。それは桐野夏生という作家にとって、どういう意味を持つのだろうかと(要はその必然性が読み取れないというか)。
正直、最悪の気分の時に毎度うっかり手に取ってしまっては最悪の気分に拍車をかける羽目に陥り、毎度後悔している。
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盗み殺人なんでもやらかす女主人公。警察が来そうになったら次へ次へ渡っていく。
・エログロ
・救いなし
・淡々