紙の本
シニカルな猫探偵
2017/11/06 21:35
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
聡い猫 正太郎とその同居人たるミステリー小説家の日常を書いた短編集。今回は理不尽に感じる話が多かったように思った。とばっちりくらった隣人はなんか気の毒。最後のエピソードはどうにも寂しい…。
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クロと呼ばれることもあるくらい黒い部分が多いブチ猫の正太郎が活躍するミステリ6編。
正太郎の一人称で書かれたものと、人間の視点から書かれたものがある。
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日本で「猫探偵」といえば三毛猫ホームズが有名ですが、どうも奴は猫らしさに欠ける気がします。人間に対して従順というか都合が良すぎるというか。おバカな猫はもちろん可愛い。でも賢い猫ってのは飼い主を見下してるからこそ可愛いんです。このシリーズの正太郎のように。うまい話には目が無くて、人(猫)の話もろくに聞かずにわが道を突っ走る。まぁそんな飼い主じゃ正太郎じゃなくても呆れてしまいますが、この桜川ひとみもまた可愛い。いいコンビだと思います。短編集としても、本格からマヌケなものまであって色々楽しめます。京都の和菓子談義も面白い。でもやっぱり一番の見所は・・・正太郎の優しさですね。猫ってほんと、人の感情をよく読んでくれます。
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18年8月
正太郎シリーズ♪
おいしい話をついつい鵜呑みにして信じてしまう、飼い主のおおざっぱかげんと、素直さ(?)と、それとは対照的でいつも冷静な猫の正太郎のコンビがいい♪
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猫の視点でお話が語られる、猫が探偵の者語。
時にはクール、時にはちゃっかりな、猫探偵正太郎と飼い主(正太郎からは同居人と認識されてますが)の関係が楽しいです
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○猫探偵、正太郎の短編集。ミステリー(推理以外)と推理が入り交ざった6つの短編。
○読みやすくて面白い。
でも、繰り返し読むことは無いかな。
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正太郎視点の話と人間視点の話がありました。人間視点のものはサスペンスですね。サスペンス劇場?ハラハラしました。正太郎視点のものはやっぱり面白いですね。猫も人も個性があって生き生きしててよかったです。
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『愛するSへの鎮魂歌』
桜川ひとみの熱烈なファンの男の妄想。彼女の作品「愛するSへの鎮魂歌」は自分へ向けてのメッセージと考える男。桜川ひとみを叱る隣人を殺害し自分が隣へ引っ越してくる。桜川ひとみの部屋の観察。正太郎を殺そうとするが。
『正太郎とグルメな午後の事件』
飼い主の桜川ひとみと元の飼い主の浅間寺竜之介の対談に連れていかれた正太郎。浅間寺の飼い犬で兄弟のように育ったサスケとの再会。駐車場で「泥棒」と叫ぶポメラニアンを見つける。ひとみ達を付け回すポメラニアンを乗せた車。担当編集者・村田が新幹線内で取り違えた土産のひよこぴよぴよ。
『光る爪』
浮気相手・川辺徹の妻・章子の殺害事件の証人になった女。川辺家の猫に塗られていたマニキュアを落としているところを桜川ひとみに目撃されていた。章子の遺体の下にあったマニキュアの塗られた猫の爪。話を聞いていた桜川ひとみ。女の部屋の冷蔵庫からたれてきた水。
『正太郎と花柄死紋の冒険』
桜川ひとみが発見した猫の死体。何者かに殴りこらされた猫。死体の回りに残された花柄のような猫の足跡を猫のダイイングメッセージと考えるひとみ。仲間と退屈しのぎの捜査をする正太郎。猫の死体の状況。カラスがくわえていったクレジットカード。
『ジングルベル』
クリスマス・イブに一人で過ごす事を極度に嫌う葉月。毎年交際相手を代える葉月。30歳の冬に出会った塚原。突然のプロポーズ。ペットショップで塚原が浴びたマタタビ。公園で正太郎が塚原の胸ポケットから抜き取った手帳の中身。
『正太郎と田舎の事件』
浅間寺竜之介と玉村家に招待された桜川ひとみ。玉村家の猫レオと仲良くなる正太郎。玉村家の相続税対策で博物館にされた蔵。主人の勝馬と小説家の弟・一馬、妹の愛子。兄弟の従姉妹・今津萌と舞。密室の蔵の中で見つかった舞の遺体。博物館見学中に愛子が壊したひとみの腕時計。萌が食事の支度中に見ているニュース。
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09/06/03読了。
猫探偵正太郎シリーズ。
愛するSへの鎮魂歌(レクイエム)→桜川ひとみをストーカーする男の視点の話。
正太郎とグルメな午後の事件→京都の街で甘味対談中、不審な車に後をつけまわされる。
光る爪→不倫している女。ふと不倫相手の妻と飼い猫を見に行きたくなる。ラストにびっくりΣ(゜д゜)不倫している女は自分の夫を殺してたオチ。
正太郎と花柄死紋の冒険→ある朝正太郎のすむマンションの花壇で死んでいた猫。周りにある足跡はダイイングメッセージか?
ジングルベル→クリスマスに1人は嫌だと相手を必死に探す女の話
正太郎と田舎の事件→おやじさんと同居人と共にある村の蔵を訪れる。そこで起きた密室殺人。
正太郎の淡々としてるように見えてなんだかあったかい一人称が大好き(´∀`)
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作家桜川ひとみの飼い猫正太郎が事件を解決するミステリー。
すべてが正太郎視点の話ではないけれど、それも良かった。
あくまで猫なので、直接事件を解決する事はないけれど、
同居人との関係の中で頭を使って解決するところがかわいい。
京都の案内もあって楽しめた。
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猫探偵の正太郎と、同居人の桜川ひとみが、解決する推理小説の短編集第一作目です。
この短編集は、6話収録されていてどれもとても面白い作品です。
中でも私は、愛するSへの鎮魂歌がとても面白く感じました。
この話は、愛する人を守るために、愛する者の敵だと思われる女を殺害してしまう男の話です。
六つの作品は、とても、ミステリー好きには、たまらないものになっていると思います。
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正太郎最高~。「三毛猫ホームズ」ほどに擬人化されていなくて、適度に「ただの猫」なのが好き。すっごく可愛い。だけど最高にクールでカッコいい~!!!
今回のお気に入りは「愛するSへの鎮魂歌」。ストーカー男の勘違いっぷりに爆笑。そして「ただの猫」として登場する正太郎がもうめちゃめちゃにいい味だしてる。オチも抜群。
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僕自身が猫好きということで、購入してみました。短編小説です。話によって、猫ちゃん像が違くて不思議な感じがしました。こういう作風は初めてだったので新鮮でした。
猫好きな方はもちろん、推理好きな方にもおススメです。
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前作??は読んではいませんが、
ここからでも十分楽しめる1冊でした。
名探偵(?)の猫・正太郎もヒトクセあり
中々面白いです(笑) 続編も出ています!
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推理小説家の飼い猫・正太郎が謎解きに活躍する猫視点の話と、サスペンス調の人視点の話が交互に展開される短編集。前者は正太郎と仲間の犬猫との会話がなんとも面白い。後者は…女性作家が書く女性の話は苦手だと改めて認識。女は怖いね(笑)