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光文社から出ているミステリー季刊誌「ジャーロ」から、海外ネコミステリーを集めたアンソロジー。
西洋のことわざ「ネコは九つの命を持っている」にちなんで、9編が収められている。
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「好奇心は猫をも殺す」、「猫に九生あり」なんて言われる猫はミステリにぴったりの動物かも。「猫を殺さば7代祟る」とも言いますし、ホラーにも向いてますね。そんな猫たちが出てくる9編の物語。純粋なミステリからロマンチック・サスペンス風、ユーモアたっぷりのものまで色々入ってます。それぞれの物語に出てくる猫たちも個性的。探偵役もいれば事件の鍵となる子もいて、皆魅力的です。特別アクの強いものがないかわりにさらっと読めるので、読書に没頭できる時間がなくても楽しめました。
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探偵もので猫ときたら、買うしかないでしょう!!アンソロジーで、9つの短編が収録されています。どの作品にも、もちろん猫が出てきます。全部海外のミステリなので、好き嫌いはあるかも。ワタシのお気に入りは、『ドクター・カウチ、猫を救う』かな♪安楽椅子に座って、孫娘に自分がかかわった事件のお話を聞かせるドクター・カウチ。殺人事件なんだけれど、孫娘にも推理させながら、優しく楽しくお話してくれる、獣医のお爺ちゃん。ワタシの中の想像では、メガネをかけておひげもあって、恰幅がいいお爺さんで、いつもパイプかなにか吸っている感じかな♪
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猫がキーになるミステリ短篇集。9作品収録。
今ひとつ自分には合わなかったかな。比較的柔らかめの作品が多かったけど、話がすっと入ってこないというか…。
「猫」ってくくりだけで全体に統一感がないのが原因なのかな?
猫が小道具だったり主人公だったりで混乱はした。
アンソロジーゆえのバラエティさが自分には裏目に出たんだろうな。表題作は面白かった。