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[ 内容 ]
王家の名を冠した世界で唯一の国サウジアラビア。
イスラームの聖地があり、豊富な原油埋蔵量を持ち、ビン・ラディンの祖国であり、テロリストを多数輩出し、それでいてアメリアの同盟国でもある国とは、果たしてどんな国なのだろうか。
サウジアラビアを理解するためには、この国を支配しているワッハーブ主義に目を向けなければならない。
イスラームでも特に厳格なこの宗派のイデオロギーが、サウジアラビアの独自性を生み出している。
アラブ世界に精通する専門家が、建国の歴史や現代サウジ社会の現実、アメリカなど西欧世界との関係、テロリズムとの関わりについて、明らかにする。
[ 目次 ]
第1章 “テロリスト”と“英雄”(イスラームのチェ・ゲバラ;ビン・ラディン計画の亀裂 ほか)
第2章 経典と剣の王国(一七四四年の建国協約;統一の偉業 ほか)
第3章 ワッハーブ主義―戦闘的イスラーム(長老アブデルアジズ・ビン・バーズによる世界;キリスト教徒とユダヤ教徒を憎む義務 ほか)
第4章 サウジアラビアとアメリカの決別(ウラマーが固執する署名する;サウジアラビア高官の困惑げな弁護 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]