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直接対決
2019/11/08 00:27
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワタルの演じる帆津羅を見た響生はどちらを選ぶのか
まず思ったのは「うまく逃げたな」
次に「結局そういうことなのか」と、もしかしたら榛原もまたケイに何かを求めているのかもと思った
私には響生の言う「想いを昇華してくれる人間」というのがどういうものなのかよく分からない
結局響生の感性に「これだ!」と訴えるものがあるのかということ、つまり普遍性はないということで、自己満足に感じる
ケイとワタルの直接対決は二人の成長のために「必然」であったのだろう、だからこそ榛原が仕掛けた
先の先まで読んで思うままに人を動かしているように見える榛原だが、実は響生の言うことが当たっているのかもと思う
シリーズ当初から考えると響生の榛原との距離と成長は目を見張るほどで、改めて主人公なんだと思うようになった
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「自らの作品を体現するワタルに、連城響生は圧倒される」・・・困るよ、連城。しっかりしてくれ〜。読むのが怖い。-----読みました。疲れたぁ〜。皆様のお心の深さについていけない(汗)。迫力の在るお話です。ぐったり。
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とうとう既刊読破。徐々に徐々に成長していく連城。ケイも可愛いけど、多分連城がいいんだろうけど榛原にも・・・ってああ煮え切らない。でも一番煮え切らなかったのは連城か 笑。いや、そんなトコが素敵ですが、連城は。
次の展開は恐らく会いに行くんでしょう。でもだとすると物語は佳境に入ってきていることになる。連城はどうやら榛原に対する執着・苦悩を自分の中で消化・昇華し始めてるようだし。たのしみたのしみ。飛鳥は連城の榛原に対する「どうしようもない殺意・憎悪と同じかそれ以上の屈折した愛情」のデフォルメとして登場していると思っているのですが・・・。飛鳥の扱いもどうなるかが楽しみだわ。
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ついに直接対決。手に握るほど汗はかかなかったけど、噛み締めすぎた奥歯の付け根が痛い・・・。怖い怖い怖い!ある程度は想像できた展開だったけど、それだけで済むはずもなくて。
冒頭しばらく出番のない、いてもいなくても物語は進行していってしまう、演劇人ではないけど小説家という微妙な位置にいる連城が、あれだけ影響されて振り回されているのに、それでもやっぱり「観客でしかない」ってところが切ないよ。追いすがっていきたいんだろうにもう一歩手が届かなくて。諦めずに足掻きはじめる気配のある彼の今後に希望なんか持ってみたりして。
でもほんと。「ただの観客でよかった」って。ものすごい緊張してものすごい興奮して、ものすんごい疲れた。読書って体力いるんだよ・・・。
20080417〜20080423
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連城はワタルの演じる帆津羅に完璧を見るが、天に祈りを捧げるようなケイを求める。舞台ではケイが拉致されたり、相手役がワタルに変わったりといろいろあるが、榛原の思うようにケイが覚醒していく。連城は一体いつまでうだうだとやっているのか、いらいらさせられる。ぐるぐるがしつこいのでは?
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最後にワタルにもう一度帆津羅のセリフを言ってもらうところから始まったこの巻。
結局、響生がどんな判断を下したのか、は謎のまま物語は中盤まで進みます。
この巻の見どころは、ワタルが演じる帆津羅を見た響生がケイとワタル、どちらを選んだのか、ということと。
ケイとワタルの舞台での直接対決。
響生は「言葉を天に上げられる」という基準で結局は選んだのですが、一方の榛原は「それはまやかしだ」と言う。
本当、この物語はそのまま通せばすっとするところを、素直に通さないんですよね。
あぁ、またひっくり返されたー! ってなる。
ものすごくフラストレーションがたまる!
でも、だからこそ面白いんですよね。
まぁ、本当のところ、人間って迷いながら進んでいくもんだから、リアルな小説にしたらこうなっちゃうのかもしれないけど、それにしても迷いすぎだと思うよ……(苦笑)
そして、ケイとワタルの直接対決。
本当に面白かったと思います。
読み応えがあるなー、と思うのはこんな時。
本当に演じる人じゃないのに、どうしてこんなに丁寧に描けるのか、すごいと思いました。
読みごたえは十分な小説ですが、後は優柔不断な登場人物たちにイライラしないか! ってことだけがポイントになると思います。
すっきりケリをつけたければ、最終巻まで買い揃えた上でじくり読んでもらえれば……と思います。
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シリーズ10
読み始めると止まらなくなる熱量を含んでる
このお話。
ケイの、共演者殺しのせいで、
なんと代役が、ワタル!
お互いをみとめ、助け合い、
二人で観覧車にまで乗っちゃって
ケイは連城とめ穏やかないい雰囲気!