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はじめて寺山さんの本を読んだのだけど、思ったより面白くてハマってしまいました。
自分は型にはまってないって思ってたけど、気付かないうちに固定観念に縛られていたんだと気づかされて、もっと自由に、自分のしたいように生きていいんだー!と思えました。
なんだか励まされたような、とにかく前向きな気持ちになりました。
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結婚して恋が出来なくなるなら、恋愛し始める時期を15歳としても8年くらい、そのうち3分の1は睡眠時間、つまり本気で恋ができる時間は2,3年しかない。。
このひとすごいってば。
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初読時に引いた線の部分、やはり変わらず首肯。81年の版であり、やや古い本だけれど、おとこや社会の目から見る「女の子」像からはなれた健全な青年女子のすがた、かくあるべし、というかんじ。
しかし女性の自立云々、といくらいっても、こころの自立生き方の自立のためには、おかねとしごとの自立が大前提なのじゃないかしらん。
この本では生き方のことについて多くのページが割かれ、その土台になるべきおかねと仕事については論がうすいと感じた。
いまは、女性の仕事は格段に増えたしずっと働きやすい社会になったから。いまこそ、女性のお金の稼ぎ方と仕事の続け方について考えるべき。
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寺山 修司「青女論―さかさま恋愛講座」読了!久しぶりに寺山!やっぱり大好きだー!青女論をテーマとしつつ、社会と個人の関係性をユーモアを持って語っている本に見えた!本の批評は笑ったし、岸田秀との対談も良かった!文章のリズムも良いし、語り口のセンスはやっぱり僕の憧れ…!!
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青女は寺山の造語で、青春期にある女性向けのエッセイ、といったくらいの意味。全体のトーンは軽いのだが、その根っこにあるのは、寺山のアナーキーなまでのリベラリズムだ。彼は、徹底して既成のモラルや権威を信用しないのだ。それはもう見事なまでに。その意味で本書は、詩人や歌人としての寺山よりは演劇人の寺山色が濃厚に出ているだろう。「女らしさ、などは存在しないのです」、「愛情は、虚構です」などアフォリズム風の裁断の仕方も小気味よい。また、未来世界ではブタに人間の臓器を造らせるなど、見通しも確かなことを証明している。
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ずっと感じていた性別における生きにくさの原因が判った気がする。読んでいて、そう、それだ。そうなんだ。と、ページをめくるスピードがどんどんあがった。自分が迷ったときに何度も読み返したい。
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”家は建築物ではない。2人にとっての思想です”
”まだまだ、世間体や近所の噂、古い因習や道徳律、そして損得と安全に捉われて何もできないでいる若者たちが、その抑圧と不満を、映画のスクリーンの中の代理人たちに晴らして貰っている現実がおおすぎます。代理人からの独立を宣言し、時にはささやかな「独立戦争」ぐらいを覚悟して、自由な女になるべきだと思うのです”
”命短し、恋せよ乙女”
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寺山修司の青女論自体にも膝を打ったし、「旅は猫、想像力はねずみ」という言いまわしに感動した。誰がどこに旅へ出たとしても、その人の想像力を上回る風景なんて得られないよな。
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1981年の著作物であるけれども、当時生まれてすらいない私が読んでも充分に先進的な内容だった。マザーグースが頻繁に引用されているのが面白い。
寺山修司の著作全般に言えることだが、没頭して自分の人生について考えさせてくれる作品は少ないと思う。読んでいてどこか心が躍ります。
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女は面、男は点。
全身で感じるか、局部に限定されるか。
レーザービームのように考える人は、
男性的だ。
男には、ロマンがいる。
たかが30センチの摩擦運動にすぎないことを神格化するために。
童貞にも通じる。
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刊行は30年以上前ながら、なげかけられた疑問符や随所のマザーグース引用、そして他の女性論をこきおろす最終章のくだりがロックな1冊
妻になった私には新しいアングルとなる作品でした