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初めて本を読んで泣きそうになった。
登場人物が印象的すぎる。
特に好きになったのは艦長絹見真一。
この男は人間臭い。吐きそうになるほどの緊張感を孕ませながらも顔面を片手でこすり気持ちを悟られないようにし常に船員達の先頭を切った。そんな艦長もさすがに魚雷が出なくなった時は頭が真っ白になったがそこがまた人間臭くてよい。そしてその後の復活までの早さ。
最後は伊507に自分の体を括り付けともに沈む。筋を通し、責任を全うし貫いた男。
また、完全にわき役だが小松という男。自分の意思で艦を降りることにした後に帽子をとって手を振る場面があった。艦内の規律を守りまくっる人物不だったが、自分の気持ちを伝えるために規律を破った小松に感動を覚えた。はたして自分にはできるだろうか?
フリッツと田口の最後の会話。自分のシンヤと名乗る場面で泣きそうになった。
またふと時間ができたら読んでみたいと思う。
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読み終わりたくないと思いつつも手が止まらなかった1冊。
でも切なくなるからできれば読み返したくない1冊。
最後はハッピーエンド…ですが;
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「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へ赴く。第三の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の状況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未来があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢生の大作、完結。
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「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へ赴く。第三の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の状況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未来があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢生の大作、完結。
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もう何で今まで読まなかったんだろう・・・!と読みながら悔いた本。
4冊全て読み終えるまで寝不足な日々を過ごしました。自分で文章を読まないと先へ進めないのに、読むより早く次に行きたくて、もどかしい思いをしたのは初めてでした。映画も結構好きでしたよ(私が映画→原作だったからかもしれません)
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映画版しか見ていない人はぜひ小説版を読んで欲しい。そしてこの4巻を読み、小説版こそがローレライなのだと実感して欲しい!
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あるべき終戦の形を目指して潜水艦「伊507」の一員は秘密の任務につく。
全4巻の圧倒的な量なんだけども、そのおかげで登場人物一人ひとりに愛着がわいてラストでは涙見せずにページをめくれないはず。戦争モノが苦手な人でも読みやすいと思う。
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映画化されるということで一気に文庫版4冊発売。最初は戦争物という事でなかなか読み進められず。
4巻になると登場人物に感情移入してるし、本なのに劇画というか映像が思い浮かぶところはさすが。
もちろん映画じゃ全く物足りない。
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ついに完結。日本は本当の終戦を迎えました。歴史に封印された主人公の運命は・・・?読み終えた後、色々と考えさせられました。
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ひとことで言うと長かった。2ヶ月近くかかった。始めのほうがどんな話か忘れてしまった。着弾とか爆発の描写がリアル。規模の大きい反応でも抽象的にならず、淡々と表現している。福井爆発と呼んでいいか。
3巻は「島編」と呼ぶにふさわしい退屈さだった。古代文明も出てこないし…。さらに終戦後のエピソードは蛇足。特に読まなくてもよかった。比べてもしょうがないが、演出が「不思議の○の○ディア」によく似ていると思った。戦闘シーンも。
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物語のクライマックスです。致命的な欠陥を抱えるローレライで敵艦隊に正面からぶつかるための秘策とは? 終章では終戦後のことが丁寧に描かれており、防衛庁広報課なる組織も登場し、以後の作品への関連性を持たせています。
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やっと読み終えた〜。1冊を読み終える毎に疲弊しきり、それでも次の巻を手にしては1文字ずつ読み進めてページをめくる。もうこういう作業もしばらくはしたくない。そう思わせる程に疲れる本だった。読むという行為は、目という視覚で文字の形状を読み取り、頭で文字を読み解くものだと思う。普段の読み方なんてそんなものだし、数多の文字を目にした事で目が疲れる事があっても、体が疲れる事はなかったのだけど、終戦のローレライは体全体で読書をしていたのだと思う。目で文字を読み、頭で解す。そこから映像を描き出すようにして出てくるものたちを立体化させる。そして、その者達の考えを分かり知ろうとする。数学の式を組み立てているような感じで読み進めていた。だから、読み終えるまでにものすごーーく時間がかかったし、本に栞を挟み本を閉じる度に疲れを感じもした。本を読むという読書の楽しみを知った気がする。ここまでの長編もそうだし、歴史的背景から作り出された本を読んだ事がなく、こういった本に慣れていないからだろうけど、1冊を読み終える度に休息を取りたいと思ったし、次の巻を読みたいと思うまでにかなりの時間を要してしまった。↓にある、1巻の感想はどこにあるんだろう?と探してみたら、かなり前の所にあったので、足掛け2年? それぐらいかかって読んでたらしいと知ったよ。私の読み進め方の遅さや、休息を取り次を読みたいと思うまでに時間がかかり過ぎたから、こんなにも時間を要したのだけど、物語が訴えかける世界の重さもそこに加わってページをめくる手を鈍くしていたんだと思う。5章までで物語は終わり、終章ではその後の世界とああとがきのように物語が残したものが描かれていて、終章までにはない緩やかな時間の流れ方をしているのが印象的だった。そして、終章だけは光を翳すものなしに光が照らす世界が描かれていた。まぶしい程の世界ではないが、5章まではわずかな光源しかない世界だったので、終章はめまぐるしく変わった世界に思える。わずかな光が差し込み、闇にならない程度の光があるぐらいの5章までの世界で、話を読み進めていくうちに光の入り込む穴が大きくなり、開いていく。風穴になるまでを描ききった物語は、すごく読み応えがあった。結という物語をまとめあげる作業があるから、御伽噺のようによかったの一言で語れてしまうような簡潔さも明るさもない話だったけど、喜怒哀楽という人間らしい表現が随所に見られ、読んでいるこちら側も同じ感情を持って読む事が出来る良い作品だった。読み終えた頃には次なる新作が出ているのだけど、これはまた疲れが癒えた頃に読んでみようと思う。
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面白かったです。堪能できました。伊507の最期は涙無しでは読めませんでした。終章のラストも良かったです。読度、余韻の残る良い小説でした。
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全4巻なんですが、映画でも話題になりましたね。
だから、買って、これ読んでから映画に行こうか?見てから、これを読もうか?
と思ったんですが。
結局、本は、「積読」。
映画は、見ず仕舞です。
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泣きすぎました。(←)
是非、彼らの生き様をご覧頂きたいです。
ふ、フリッツ少尉が大好きすぎます。映画にも出て欲しかったなとか・・・(あ)