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酷い話や嫌な話やおぞましい話がきれいにつめこんである短編集。
好き嫌いで言えば嫌い。だけどきれい。
猫弾きのオルオラネを思い出した。
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こういういしいしんじも好きです。
毒とそれに伴う愛の存在。
絶望とそれに伴う悦楽の存在。
不安とそれに伴う幸福の存在。
死とそれに伴う誕生の存在。
不存在とそれに伴う存在。
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強い衝撃をもって話全体が締められるなあと思いました。現実問題をつきつけてたり、皮肉のような問題提起のような。ときたま、??と思うところが読んでいて楽しい。
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短編というより掌編集。物語作家いしいしんじの面目躍如ってとこか。浮世離れしているのだけど、妙に生々しくも感じます。哀しくも温かい大人の童話です。
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ウィット、ペーソス、色んなものを含んだ短編集。オトナの童話って感じかな。大らかなたくましさみたいなのが好きです。
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「だって、せっかく生きているんですよ。生きているときに、生きるたのしみを味わうのでなけりゃ、それは、生きていることにならないんじゃないですか? ぼくらはとても太っていて、心臓がすこぶる悪い。でもそれだけです。こうして生きているんです。食べられるなら、おいしく。踊れるうちは、足を高く。自殺だなんてとんでもない。生きるなら、生きるだけのたのしみをからだじゅうに受けて生きようと、ぼくたちは昔から、ただそう思って暮らしているんですよ」/「太ったひとばかりが住んでいる村」
(P.200)
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いしいしんじさんの本の感想は毎度難しい…。笑。
短編集。人間の想像力の範疇を軽く越えてるんでないかと思います。どんな人生送ったらこんな話思いつくんだろう。
さっぱり意味のわからない話もあるのですが、気に入った話をメモ代わりに記載。
カラタチとブルーベル/オールド・ブラック・フォスター(のオチ)/赤と青の双子/紫の化粧/ボウリングピンの立つ所/緑春/おっとせいを飼う/透明に関する四つの小話/太ったひとばかりが住んでいる村
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雑多な感じの短編集。ブラックめ。
カラタチとブルーベル、すげ替えられた顔色の雰囲気が好き。
紅葉狩り顚末、わたしの千色一夜は
言葉遊びから派生しているのが面白い。
装丁の騙し絵っぽさもお気に入り。
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2010/8/24(~90)25(~108)30(~138)31(~205)終
仕事先の人になんとなく薦めていただいた1冊。
ごめんなさい。とても読むのに苦労しました。
ネタバレですが、
途中ハツカネズミが出てくるお話が出てくるのですが、そのあたりで私の抑えていた理性がぶっとび、「こりゃなんなんだ!!!!」と頭を抱えてしまいました。
嫌いではないですが、完全苦手部類に入る1冊でした。。
でも、もしかしたら他の著書はおもしろいかもしれないので、チャレンジしてみようと思います。
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短編集。ぞっとする話が多くて、こんな話もかけるんだーとおもった。変わった視点。赤と青の双子の話とオットセイの話が印象に残ってる。最後の太った人ばかりが住んでいる村はよかった。
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好みの作風です!小説というより…いしいさんは「物語作家」だと思う。この本はちょっとブラックなオチだったな。
小川洋子さん好きな人は合うかも。
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いしいしんじさんの本はこれが初めて。
嫌いな世界じゃないけど一編の中に意味や幸せをみつけようとして読むと辛いかな。自分が疲れているときには読みたくない。でも嫌いじゃない。
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短編集!すっごくおもしろかった
表現力がすごい 比喩がとてもすてきで すごい感覚の持ち主やとおもった
小さな不思議な世界をとても美しく書くひと
きらきらした世界やった
オススメ!
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いよいよ不思議ないしいワールド。どの短編もちょっともの哀しい雰囲気とちょっとグロい感じと奇妙な展開でそれは今まで読んだ物語の中に出てきた船乗りの話やスクラップブックの中の話のようで一度読んだだけでは理解不能な感じもする。肉屋オウムこの話が一番好き。不器用な優しさ、命が続いていくことへの感謝の気持ち。ラーが「むだじにじゃないぞ」と父親に語る場面、確かに父親の思いは息子に引き継がれ息子の思いは父親に届いている。カラタチとブルーベル 姉妹の悲しい愛情の物語オールド・ブラック・フォスター オースザンナが聞きたくなる魔法のリコーダー ちょっと心温まる緑春 落ちがいい、思わず笑ってしまう。太った人ばかりが住んでいる村 不思議しろねずみせみ子の黄色い傘紅葉狩り顛末すげ替えられた顔色ボウリングピンの立つ所透明に関する四つの小話私の千食一夜ー第百二十三回なんか難しい赤と青の双子薄桃色の猫たちなんだか気持ちわるい話このほかに4話の短編近くにおいて時々その気分に合わせて読み返してみたい。そしたらまたいろんなこと思うかもと思う本。07・7・13
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なんか,いしいしんじの物語はお酒みたい.
気分のいいときに読むと,その毒っけまで楽しめるけど,
そうじゃないときだと悪酔いする.
嫌いじゃないけど,今読むんじゃなかったな,ってなんかそんな感じ.