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元外資系サラリーマンの農業成功記。現在の日本の農業が抱えている問題点を的確に指摘しています。
また外資系サラリーマンならではの徹底した合理主義が農業界で成功するポイントになっています。
とても勉強になりました。(2008/1/17読了)
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外資系サラリーマンが宮崎県で専業農家になった記録。合理性の追求により「理想のライフスタイルを手に入れた」という。「ラクラク農業7箇条」はこっちの業界にも通じるものがある。
1 大金は狙わず、ゆとりを愛せ
2 効率のよい経営をめざす
3 借金はしない(自己資本比率100%にこだわる)
4 暇でも余計な作物は作らない
5 他人のマネはしない
6 ビジネスとしての農業と趣味の農業をはっきり分ける
7 経営改善を工夫する時間をたっぷり作る
本書が面白いからといって脱サラ農業したいと思うわけではないのですがね。
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ここ数ヶ月、どうしても気になる本があった。それが、この「農で起業する!」新聞下に掲載されている本の宣伝で初めてタイトルを目にして、それからずーっと読みたいなあと思い続けた本である。図書館で探しても、古本屋で探してもなく、先日大阪に出る機会があったので、ついに紀伊国屋で購入に至った。(そんな、凄いことでもないが)
著者である杉山経昌さんは、はじめの会社は技術職、転職後は外資系コンピューターメーカーの営業として、ばりばり働いていた中、バブルの絶頂期に、はたと宮崎県で農業を始めるに至ったのだそうだ。しかも、事業資本金50万円!(しばらくの生活費は、これとは別)これまた驚きである。
本の内容は、彼が就農してからの、生活様式が彼の考えの基に書かれてあり、多くの点で共感するものがあった。まずは、タイトルのすぐ後ろに書かれてある
ラクラク農業7箇条
1.大金は狙わず、ゆとりを愛せ
2.効率のよい経営をめざす
3.借金はしない(自己資本比率100%にこだわる)
4.暇でも余計な作物は作らない
5.他人のマネはしない
6.ビジネスとしての農業と趣味の農業をはっきりわける
7.経営改善を工夫する時間をたっぷり作る
彼の農法は“ら”の基準に照らし合わせると残念ながら失格であると思われるが、特別栽培のかなりレベルの高い方に位置するであろう。何せ、除草剤はまなかない、重油を燃やす加温栽培もしないと決めて農業を行っているのだから。
さらに、コストバランスがすばらしく、農薬も必要でなければ撒かないし、撒いてもダメならあっさりと諦めるのであろう。それを、冷静に計算に基づいて決定しているのだから、何ともすばらしい。品目は限られるものの、施肥設計を行い、気象データと出来た作物の関係性を分析し、予想を立てているのである。さすが、理系人間である。
まだまだ書きたいことはあるが、あまり書きすぎるものどうかと思うので、今後の農業のあり方の1つとして読むに値する本である。
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友達から借りました。自分からは絶対に手に取らないであろう分野でした。
でしたが、とあるきっかけで著者の杉山さん宅に伺い、お話を聞きました。
著作の文体とそっくりそのままの人柄で、笑顔の素敵な人でした。
農業を自らのビジネス経営の視点から分析し、挑戦し、失敗してもあきらめずに続け、杉山式経営方法を確立されています。
「ビジネス本」に嫌悪感を持っていました。しかし「ビジネス」という枠組みを意識して、疎外していたのは私の方だったようです。
杉山さんの考え方はちんけな枠組みを超えて、示唆に富むものでした。
自分で買いたいと思います。
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外資系メーカーの管理職から50歳で農業を始めた筆者による体験記。
勘や経験に頼ってきた農業の世界に、ビジネスマンとして培ってきた
データ収集、分析の手法を導入して、未経験者ながら収益の上がる
農業を成功させている。
盲目的な有機農法には反対している。
[メモ]
・ポイントは「小規模、高効率、悠々自適で週休四日」
・データ分析とによる作業の修正→無駄を徹底して排除
規模の拡大や収入増ではなく効率化をめざす。
・農協指導による有機農業、「土づくり」は無駄である。
堆肥が多ければいいわけではない。
・補助金をもらわない事で経営は効率化する。→自分で意思決定するから
・ロット判定技術(品質検査技術の応用)で売り上げ三倍に!
母集団と抜き取り検査により全体を推定。収穫量を想定。
・有機農業を目指すのは、まず普通の農業で食べられるようになってから。
福岡正信「わら一本の革命」
・害虫が見えるようになるまで三年かかる。
・19世紀型農業と21世紀型農業
△朝から晩まで身を粉にして働く
○ゆとりを持って脳を活用
△圃場は隅々まで活用する
○圃場は作業機の効率を優先
△面積当たりの収穫量を最大にする
○時間当たりの生産量を最大にする
△つくったものはお上(農協)に差し出す
○市場(マーケット)に直接関わる
△十年一日のごとく働く
○昨日より進歩した自分になる
△ものづくり100%に集中する
○経営管理40%、マーケティング40%、ものづくり20%
・減農薬への取り組み
・適地適季栽培
・流行でなく、耐虫性、耐病性の強い品種の選定
・歩留まり低下を受け入れる
・その作物に生活を預けない
・田舎は都会に比べて不便な事も時代遅れな事も多い。
でも空気がきれいで水が美味しくて人が優しいなどよいところも
たくさんあるから、いろんな点を足し合わせて考える。
「満足を知らない人は永久に幸せになれない」
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将来農家を目指している自分にとってはとても参考になる。
自分でいろいろと工夫しながら作り上げていくのは楽しそうだ。
予定とか予算とか仕事の概念はない。
体の要求するままに起き、体の要求するままに働き、
体の要求するままに休み、お互いに気の済むまで語る。
食べられるのに十分な量を、やりたいように自然保護活動やボランティアを。
自由気侭な山里の、自然と共存した生活。
そんなものに憧れる今日この頃。
トカイからはなれ、自然と、動物と、一つになる。
満足を知らない人は、永久に幸せにはなれない。
足るを知る。
規模が小さくて、効率がよくて、悠々自適で週休四日
そのためには、ビジネスプランをたてる、労働生産性や労働収益性n改善、経営戦略、ガイドライン、SOP、品質管理など、様々なことを考慮する必要がある。
ポイントは過小施肥、必ず窒素などが途中で不足するように肥料設計をする。
情報(処理)を有効活用すること(平均重量と収穫可能重量など)
楽しい農業経営の極意は最適化(経営40%、マーケティング40%、ものづくり20%)
チャレンジをする時は
適地適期栽培
虫や病気に侵されづらい品種の選択(流行品種は無視)
歩留まり低下をそのまま天与として受け入れる
その作物に生活を預けない
Imagine what would happen to your room
when you move away.
Imagine if there is anything in the room
you could take with you when you die.
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農薬とか専門的な話は読んでいて難しいと思った。妻は出来そうもないので、夫婦では無理。実家の田んぼの活用は別途考えたい。
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脱サラして農家のイメージがかわった。あらゆる可能性を自ら探っていけば、自分なりの農業がみつかる、という話。
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古本屋で見つけて購入。
農業を効率よく進めていくための手引き的な本です。
これだけ読んでも
「よし、やってみよう!」
と気軽には思えないけど、
今の農業が、まだまだIT化していない状況はよく飲み込めた。
これからの農業を考える初めの一歩というところかな。
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農業ビジネスモデルのよい一例。無借金で面積はそこそこに単収の高い作物(果樹)をやる。農業も儲けるものではなく、別の精神的な目的のためにやるのが相応しいと思わせる。
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あくまでも個人のお話。
脱サラして農業をしようという方にお勧め。
それも地方で。
関東近郊では?
私には武勇伝的に感じてしまいました。
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外資系企業のサラリーマンから専業農家へ転身した宮崎県の男性が書いた実践的農業のすすめ。週休4日の晴耕雨読の生活とのほほーんと書いているけど、農業の「思い込み」に立ち向かう奮闘ぶりと情熱のかけ方はすごい。
農業に労働管理と経営管理の手法を用いて、作業時間あたりの効率性を重視し、施肥を管理するプログラムを作り、農作物を栽培する。農家だって労働者だ、の声は、なるほどなーと思う。
補助金に頼るな、効率性を重視しろ、ビジネスとしての農業と趣味としての農業を分けろ、と耳が痛い人がいるかもしれないけど、 農業にも未来はある、とこういう人がいうと納得できる。
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★この本からの気づき
この本は実用的なことはほとんど書いてない。
イメージをふくらませるための本。
・小さい経営 ・家族経営(基本は夫婦2人)
・観光農園 ・データー化
・50才からの脱サラ ・元研究者(技術系)
・規模の拡大と収入増だけを追わない。
・補助金は貰わない
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戦略と戦術、さらに目的の三点セットあわせて戦略としてはじめて意味を持つ
従順な羊では21世紀は生き残れない
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農業&田舎暮らしに関するシントピックリーディング。
フォトリーディング。就農に関する本格的な体験レポート。著者本人は28年のサラリーマン生活をやめて収納。写真で見るとかなり大規模農家に成長したようだ。
高速リーディング。いろいろ書いてあったが、地下室について面白いことが書いてあった。簡単に作れるとは思わないが、とても有益な代物であると思った。素人からの農業経営について参考になる本。星三つ。