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歴史上の奇人異才とかの記述ってこんなもんなんでしょうかねぇ?はっきり言って、学生時代に読んだ歴史の教科書のようで・・・たいくつ。
56人羅列されても
すぐ忘れてしまいます。まぁ、中国史に触れる入門書程度かな?
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中国の歴史上の面白い人たちにスポットが当てられている。
簡潔で読みやすい。
載っている人物も魅力的。
新書なのでサクッと読めるのも良い。
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東洋史概論の課題。春秋戦国時代から約2500年にわたる中国の歴史を、それぞれの時代に活躍した奇人や異才たちに焦点をあてて追ったものです。取り上げている人物は、孔子や秦の始皇帝などの有名人ばかりではなく、本書で始めて名前を聞くようなあまり知られていない人物も満載。
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清朝の人間を多く取り扱ってくれていたので、三国志あたりから中国についてあまり知識がない私は面白く読めました。
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三国志の翻訳などで有名な井波律子さんが、中国史でもアクの強い方々を紹介した本です。
やっぱりわかりやす~い!
有名な人物からマニアックな方々まで紹介。
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[ 内容 ]
春秋時代の孔子から近代の魯迅まで―傑出した才や独特のキャラクターで歴史を彩る五十六人の人物伝を、年代順にたどる。
変転する時代状況の中でそれぞれに自分らしさを貫いて生きた彼らの、希望、挫折、嫉妬、諧謔、そして愛情は、どんなものだったのか?
歴史をつくった人物への身近な共感とともに、中国史を丸ごと楽しめる一冊。
[ 目次 ]
1 古代帝国の盛衰―「二世三世万世に至り、之を無窮に伝えん」(始皇帝の言葉より)(すべての始まり―春秋・戦国・秦・漢;乱世の英雄と批評精神―三国・西晋;花開く貴族文化―東晋・南北朝)
2 統一王朝の興亡―「白髪三千丈、愁いに縁って箇の似く長し」(李白の詩より)(政治と詩の世界―唐・五代;新しい知識人たち―宋;世界は広がり思想は深まる―元・明)
3 近代への跳躍―「秋風秋雨人を愁殺す」(秋瑾の言葉より)(王朝交替期を生きぬく―明末清初;歴史と芸術をみつめなおす―清;西洋と向き合って―清末・民国初期)
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[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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古本で購入。
本書は
「春秋時代の孔子から、近代の魯迅に至るまで、約2500年にわたる中国史の流れのなかで、さまざまな分野において活躍した56人の衣食の人材を時代順にとりあげ、彼らの生の軌跡をたどったもの」
であり、それによって著者は
「個々人の波乱万丈の生涯を追跡しながら、多角的な視点から、中国の長い歴史をたどりなおすことをめざした」
のだと言う。
思想家、詩人、画家をはじめ、政治家に軍事家、果ては皇帝まで。
鮮烈な印象を残す様々な人物を、列伝風に描いた本。
詩人の魚玄機や李清照、文人の柳如是、革命家の秋瑾などの女性たち。
通俗文学の旗手にして名高い編集者・馮夢龍、在野の超一流文人・張岱、政治意識と不屈の志を抱いた名講釈師・柳敬亭ら、明末清初の激動期を生きた明の遺民たち。
内容は簡潔かつやや淡泊ながら、あまり知られない人々のことがわかっておもしろい。
ちょっとした中国史読み物としてオススメ。
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中国史に登場する56人を取り上げています。題名と異なり極めて真面目な本であり、奇人でも異才でもなく、正統派の天才たちが綺羅星の如く並んでいるという方が相応しいと思いました。「竹林の七賢」が北宋の時代に権力側に付いた者、反対した者と別れぞれぞれの道を歩んだというのは、その時代にあっても知識人が政治から逃れることが困難だったということを感じます。王羲之、陶淵明、顔真卿、李白、白楽天、蘇軾(蘇東坡)などの文化人の系譜が特に政治家・官僚としての歩みと重ね合わせて興味深いところでした。女性では北宋・南宋にかけての詩人・李清照、明末の男装の文人・柳如是が印象に残ります。
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一人当たり3ページで紹介される56人は、それぞれ中国史に名を遺す人たちなのだろうけど、古代から唐までの人たちに比べて、最近の人たちがわからない。
魯迅くらいかな、知ってたの。
水滸伝の時代の皇帝、徽宗は、皇帝は失格だけれど芸術家としては超一流だったらしい。
ただの石マニアじゃなかったのか。
中国史ってやっぱり人物で覚えていくものなのかな。
自分の知識が足りないことがもどかしい。
それにしても、異才はさておき奇人はなかろうよ。
時代を変える人っていうのは多少なりとも変人の部分があるとは思うけど、奇人…というほどでは…。
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中国史から奇人と異才という括りで五十六人を抜擢し、簡潔明瞭に一人に対して三ページで紹介した著者。もちろん奇人・異才というものではなく、正統派としてもおかしくない人物も紹介されてはいるが、自身が知らない、埋もれた人物についても興味を沸かせるという点では十分評価すべきものだと思われる。(特に個人的には近現代が弱いため)
この本を通して一つの中国的な生き方が観えてくる、それは国の勃興没落に関係して、如何に生きるかということであろう。体制に入り官職を昇りつめるか、途中で地方に左遷させられるか、又は頑として出仕を拒み隠遁するか。これらの中に、どれにおいても生まれるものがまさに文学たりえるものなのであろう。
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中国の長い歴史に現れた奇人と異才の中から、井波律子先生が56人をピックアップし、列伝スタイルで紹介します。なかでも、謝道蘊、魚玄機、李清照、柳如是、秋墐の5人の女性は才能も個性も豊かで、かつ、激しい生涯が印象的でした。ドラマ「明蘭」のタイトルや主題歌は李清照の詞からの引用であり、その詞が本文末に紹介されているのは嬉しい。一人ひとりの紹介に割いた紙数は少ないので、機会があれば更に深く知りたくなりました。
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メジャーな人物からマイナーどころまで網羅した56人。マイナーどころのチョイスが○。中国史に興味を持つための入門書的な位置づけ。ここから興味のある人物の物語に派生することをお勧めする。ただ、軍略家が少ない印象...。あの人やこの人を入れて欲しかったなぁ。
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列伝体で追う中国奇人列伝。列伝が重複してしまった…。列伝体とか中国の史書のスタイルの話も頭のところにあった。2〜4ページほどで一人の人物を取り扱う。誰でも聞いたことある人から中国のことに詳しくない私みたいなひとだと聞いたこともない人まで。たまに先に出てきた人物の子孫とかも出てきてそういうとき楽しい。人物の著作から一文引用している。
老子と荘子の違いの話を荘子のページでしていて個人的に一番勉強になった〜と思った。
館内番号は振られていない
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「はじめに」を読んで絶対面白い先生だなと確信した。実際読んでみて、一人一人のエピソードが濃くて大変楽しめた。何千年経っても光っている偉人(あるいは異人?)たちの人間ドラマのリアルさやパワーを感じる。