サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

ロボットvs.人類 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー7件

みんなの評価3.6

評価内訳

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

ロボット・ジャンルは良いですねぇ、、、。

2006/07/21 01:16

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

児童文学評論家の赤木かん子女史が編集する「SFセレクション」
シリーズの第2巻です。
最近でこそ新作が少なくなったロボット物ですが、未だに様々な
可能性を秘めたジャンルでもあります。
ちなみに本書で扱われるロボットは自立型です。
与えられた命令、指示に対して自分で判断して行動するロボットたちです。

本書は記事集、三つの短篇、ショートショート、マンガ、エッセイの
全部で7編が収められています。
児童向けの作品もありますが大半は一般向けの作品です。
しかし、小学校高学年なら充分に理解できそうです。
難しい漢字にはルビが振ってありますし、、、。

「ロボットという言葉はどのように生まれたか」
カレル・チャペック
戯曲「R・U・R」で「ロボット」という単語や考えがいかにして
創られたのか?を示すエピソードです。
後のSF作家、技術者、研究者たちの言動を考えると暗示的に思える文章です。

「ロビイ」アイザック・アシモフ
老師を有名にしたロボット物の記念すべき第1作です。
説明するまでも無くハインライン先生の「ウォルドウ」と共に
現在のロボット研究者たちの指針となり大きな影響を与えた作品でもあります。

「火の鳥 復活編 RD3009」手塚治虫
雑誌「COM」に連載されたていました。
後年、手塚マニアの友人と徹夜で激論を交わした、思いでぶかい作品でもあります。
手塚作品のテーマの一つに「差別」があるのですが、
本作に登場するロボット「ロビタ」は単なる機械であり差別という考えに
あたらない、と主張する友人に対して私は知能や感情を持つ存在に対して
理解することを拒否し存在自体を軽々しく扱うこと自体が差別では?
と論じました。
アシモフ老師の「ロビイ」と似た読み味でありながら、自我、知能、生命とは何か?
について考えさせられます。

「フレンドシップ2」矢野徹
ハインライン先生の翻訳でも知られる矢野氏のジュブナイル(児童向け作品)です。
辺境の惑星で燈台勤務についていたロボットと墜落した宇宙船の生存者タジマとの
出会いと別れの物語です。
自立型ロボットは環境に適応できるように学習できます。
人間関係や感情を理解し獲得できるのでしょうか?

「アンドロイド・アキコ」古田足日
昭和40年代の児童文学に大きな影響を与えた古田作品。
その中でも数少ないSF作品です。
アンドロイドであるアキコの短い一生を描いていますが、一昔前の
少女小説の読み味です。
アシモフ老師の「ロボット三原則」も登場しますが、
形を変え単純な形での問題提起に止まっています。

「宿命」星新一
ヒネリの効いたショートショートや日本SFの草分けとして知られている星大人。
ロボットが登場するショートショートも数多く残しました。
中でも皮肉が効いて名作「おーい、出てこい」や「ボッコちゃん」に
匹敵するくらいブラックで洒落た読み味なのが本作です。

「未来世界の構築」ジェリー・パーネル
政治畑出身で宇宙科学者、SF作家でもあるパーネル氏のエッセイです。
SFにとって一貫した未来世界を構築することが、いかに大切であるか、
を論じています。
例外はありますがSFに限らず小説や映画などでは、世界観が読者、観客に
感じられるか?で評価が左右されているようですし、、、。

個人的には初出などが省略されるなど気になる点も多少はありました。
しかし、SF作品は初めて、という方から最近はSFはご無沙汰で
という方まで多くの方に読んで欲しい、お勧めのアンソロジーになっています。

講談社のような装丁、東京創元社のような題名(笑)ですが、読みやすい構成、
かわいいイラストなど実際に読んでみると「ポプラ社らしい」本でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2010/01/22 21:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/02/14 21:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/05/25 21:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/06/27 19:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/03/28 20:28

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/12/23 10:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

7 件中 1 件~ 7 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。