- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
森喜朗元総理の作った絵本
2005/06/19 12:04
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:関東蒲公英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼児向け、子供向けの絵本は数あれど、内閣総理大臣経験者が作成に携わった絵本となると前代未聞ではなかろうか。
最初ニュースで聞いた時は、またまたどうしてそんな事になってしまったのかと仰天したものである。
森喜朗元総理と言えば、故・小渕恵三氏の後継として総理に就任以来、マスコミから種々の問題で集中砲火を浴びて退陣を迫られ続けたイメージが一般に定着してしまっているが、氏は従来文教族に位置するの議員であり、教育問題や青少年の育成については確固たる考えを持った方である。
教育の方向性や、氏の個人的な言動やイメージから批判を繰り返す方もいらっしゃるようだが、少なくとも教育問題に対する氏の熱意と、どのような考えであれその方向性に歪みのない氏の教育に対する姿勢はもう少し正統に評価されるべきではないか。
本書は幼児向け絵本であるため、内容は至って簡単な物である。
しかし、カルガモに育てられたアヒルのアレックスが成長過程で他の兄弟と自分の違いに苦悩する姿、やがてカルガモが南の空に旅立ってしまう際のアレックスとカルガモのお母さんの心境など、子供にその心情を語り、聞かせ、考えさせる事ができるように作品はよく練られていると思う。
総理が出筆に係わった本という事で話題になってはいるが、むしろそうした話題性がなくとも、幼稚園や小学校の図書室、或いは親が子供に語って聞かせるなど様々な場所で十分に活躍できる作品ではないだろうか。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |