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統合失調症について分かりやすく、また患者にどう接するか具体的に書かれていて大変参考になる。周囲に患者がいる人にはお勧めの1冊。
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統合失調症の症状、治療法、社会復帰に向けたリハビリについてなど幅広く
病気についての説明がイラストつきでされている。断片的な知識をまとめるのに便利。
病気だったら病院へと考えがちだが、保健所等へ相談することもできるというのは
思いつきもしなかったので勉強になった。
統合失調症の症状は、神経が過敏になり視野が狭くなることで不安や恐怖が強くなり
妄想などが起こるといった一面があるようだが、その症状にばかり注目が集まり
なぜ患者はそのような行動を起こすのか?ということへの配慮があまりないように感じる。
しかし、たとえ病気であるとしても患者は人格を持つひとりの人間である。
このことは忘れられてはならないし、だからこそ信頼関係を築くことが治療の鍵となるのだろう。
ただ、罹患に遺伝的な原因はないという点には疑問があった。
本書で提示されているデータからでも十分に、遺伝的要因も関係すると考えられるのではないか。
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とても身近なものだと知った。
初め読んだ時は不思議だと思った。脳は不思議。
何度か読み返している。絵が多くてわかりやすい。
シリーズの中で、これだけは手元に持っている。
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統合失調症について書かれた、大変わかりやすい本です。
本人やご家族の理解に役立つと思います。
最初に読むのにもよい本だと思います。
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統合失調症は治る、という視点からだと思われる本で、怖くなくソフトに書かれた本だと思いました。私的な感想ですが、これからの節目の為に蔵書として置いてもいいなと思います。
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簡潔に必要なことが整理されている。概してこのシリーズは信頼性が高い。支える家族、当事者双方に有益。
・うつ病では主に感情面に症状が表れるのに対して、統合失調症では緊張やリラックス、意欲、情報処理、ものの考え方、集中力などより広い範囲の働きが障害される。
・薬の副作用で眠気、ぼんやりがある。
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統合失調症という病気についてまず知るべきことが丁寧にかつやさしく書いてある本。なんでこの本を手に取ったかというと俺自身わりと重度(?)の統合失調症だからだ。今まで俺は自分の病識が全くなかった。単なる甘えだと思っていた。誰かに殺されたり電車の中で発狂したりする妄想も甘えから来ていると思っていた。しかし最近気づいたのである。「これは異常だ」と。性格なんかではないと。発言に全く一貫性がないのも、頭が騒がしくて全く心が休まないのもすべてこの病気のせいだと気付いてしまったのである。まあ多少は甘えが入っていると思うので全面的に病気のせいにするのもどうかと思うが、敵を知るためにまず本を読むことにしたのである。俺は人に何か言われるより本を読んだほうが素直に物事を理解できるフシがある。この本は結論から言えば少し内容は薄く感じる部分もあったがおおむね理解の手助けになるのではないのかと感じた。病気理解への第一歩としてこの本を手に取ってみてはいかがだろうか。病気ではない人も、統合失調症は珍しい病気ではないので周囲に患者が出てきたときの理解になる。一度読んでみてはどうだろうか。
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先輩にわかりやすいから読んでみなよと言われ貸してもらって読んだ本。
イラストつきでとてもわかりやすかった。
他のシリーズも読んでみたい。
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情報量もトーンもわかりやすさも、統合失調症の入門書としては最適かと。実際に伊藤順一郎先生に話をしたくなる。
わたしは近しいひとが統合失調症患者なのですが、もっと早く読めばよかった、と過去の自分の言動を悔やんだりしますけどまあbetter late than neverなのでね…… とにかく2005年に発売されて、2020年の時点で23刷なのもうなずける書籍だと思います。いや待てよ、逆に15年も、この病気にまつわるスティグマや偏見、治療法があまり変化していないということか???
とにかくひとつのよくある病気として、適切に社会に受け入れられることを願います