紙の本
内容紹介
2005/03/14 12:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:角川書店 - この投稿者のレビュー一覧を見る
福井晴敏が創る、新しい小説の形!!
本年6月に公開される超大作・映画の原作!! 平成の最新兵器を持った自衛隊が、戦国時代にタイムスリップ。彼らを連れ戻すために1549年に向かうことになった部隊が相対した敵とは!?
投稿元:
レビューを見る
陸上自衛隊で秘密裏に行われた人工磁場発生器の実験中、暴走事故が発生。
的場一佐率いる陸上自衛隊・第三特別混成団は時空の振動によって
戦国時代にタイムスリップしてしまう。過去への干渉のためか「ホール」と呼ばれる
虚数空間が現代の日本各地に出現し侵食を始める。
防衛庁は現代の消失を止めるべく2度目のタイムスリップを決行。
救出部隊ロメオ隊に与えられた時間は74時間26分。
行先は1549年の戦国時代だった…。
本を取ってみたらなんと横開きで寺田克也のイラストが大量に盛り込まれていて
ビジュアルブックのような作り。奥付をみるとこの本にも樋口真嗣が
アートディレクションで参加している。
福井晴敏の小説としてはコンパクトな中篇といったもので2時間ぐらいで読めた。
半村良オリジナル版の小説ではほとんど流されていた
アクション場面もこちらは派手にやっている。
オリジナルにあった「自衛隊が戦国時代で歴史に何をさせられるのか?」という
メインアイデアの部分も踏襲しており大胆にプロットをいじってる割りには
半村版の良さを上手く引き継いでいる。
お話がセコくなった気がしなくもないけど映画にするのならこのくらいがいいのかもね。
小説としては福井晴敏独特の作品の中で演説してるようなところや
熱すぎる人物や台詞回しが悪目立ちしてるようにも思えた。
一部の登場人物の行動も唐突に感じられる部分もあったしね。
分量のある作品だったら書き込みで納得させられるのが福井晴敏の作風なんだけど
そうなると「ローレライ」みたいに映画の方がいびつになるから難しいもんだよな。
横開きだし最後のほうはイラストの上に本文があるのでちょっと読みにくかった。
この作品が原作の映画は6月11日から公開予定。
こっちは「ローレライ」ほど思い入れがないので観に行くかどうかはまだわからない。
投稿元:
レビューを見る
戦国時代にタイムスリップしてしまった的場たち。そして平成の世を守るために救出部隊として向かう鹿島たち。信長が殺されてしまったというのにどうやって歴史を戻していくのかなと思っていたんですがうまく?解決します。
私的に魅力的な人物や好きになれそうな人物がいなかったため読んでいても楽しめませんでした。
投稿元:
レビューを見る
…敢えて「元祖」の半村版と比べ、どうこう言うつもりはないのですが。スケールの割には小さくまとまっちゃったかな…という感じがしましたね。わざわざ史実との絡み迄取り入れておいて、単なる1ヒーロー物語にしかなってない辺りが惜しい〜。
投稿元:
レビューを見る
自衛隊がタイムスリップするという大筋のストーリーがはっきりしているので、福井作品の中では読みやすいものだとと思います。
「Twelve Y.O.」と関りを持っています。
投稿元:
レビューを見る
以前、半村良さんの『戦国自衛隊』を読んだことがあるのですが
この本の原作はその半村良さん。
さすがに現代版で自衛隊の装備も今風。
福井晴敏さんの作品は思いもかけない展開があって面白い。
投稿元:
レビューを見る
半村良原作を新たにアレンジした作品。福井作品らしく、現代日本の防衛の問題点にも触れています。その辺りは他の作品より色が薄めなので、そこを期待すると物足りないかも。
話の展開も変わっているため、戦闘シーンなども増え、描写もリアルになっています。これはこれで楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
自衛隊が過去にトリップして歴史に干渉。歴史の流れを修正するため送り込まれた自衛官達との闘いを描いた物語。織田信長、斎藤道三、と戦国時代のヒーローがでてきてそれが自衛隊と関わっていてなかなか面白かった(笑)
投稿元:
レビューを見る
半村良の「戦国自衛隊」は歴史の補完要素を加えて面白かったが、映画は単なるアクション物だった。だから「戦国自衛隊1549」の映画には関心なかったが・・福山さんが作者だったのね^^;
ガンダムでも二次小説をやったが、この「戦国自衛隊1549」も新味が少ないためレベルとして落ちる。設定、人物に粗さが目立ち、展開も強引で不自然。何と言うか・・硬くて滑らかさが足りない感じ。それでも、暇潰しアクション物として楽しめたかな。
投稿元:
レビューを見る
江口洋介が主演した映画の原作になった小説です。
自衛隊である実験の最中、実験に参加した部隊がまるまる消失してしまった・・・。
消失した変わりに部隊がいたはずのところが様変わりしていた・・・。
その土壌を分析した結果、1546年の土壌であることが判明・・・。
部隊はどうなってしまったのか・・・。
昔、千葉真一が主演した映画で”戦国自衛隊”のリメイクらしいのですが、
ちゃんとみたことは無いし、原作も読んだことは無いので比較できないのですが、
戦国時代戦力VS現代戦力の構図は、恐らくランチェスターの法則から言っても、
現代戦力の方が圧倒的に強いはずですが、補給が続かないことを考えると、
以外にいい勝負になるかも知れないですね。
戦術的にも戦略的にも補給は重要ですから。
しかし、そんな理屈をすっ飛ばして読める小説です。
福井作品にしては結構ライトですから、ちょっとした時間で読み切れてしまいます。
うーん、新旧の映画作品を見てみようかな・・
投稿元:
レビューを見る
これを「戦国」カテゴリーには入れたくないなぁ。
「戦国自衛隊」の外伝(?)
映画未見、「戦国自衛隊」未読。
投稿元:
レビューを見る
図書館でたまたま見つけて借りた。福井晴敏の本は全て読んでるつもりだったが、この本の存在は知らなかった。
さすが福井晴敏だけあって、そこそこ楽しく読めた。ただ、細部が粗い。
折角のタイムトラベル物、風俗描写や文化の違いで面白エピソードが書けた筈。詳細な描写があるのは、お得意の兵器だけで、題材の消化不良。映画のタイアップ等の事情でページ制限があったのか?
話のキーである「歴史の揺り戻し」があるなら、「有るべき歴史」に自然と修復される筈で、戦国時代にわざわざいく必要がなかったのでは?
自衛隊小説NO.1の福井晴敏と戦国自衛隊って、凄く美味しい組み合わせなんで、ページ数にこだわらず完全版を書いて欲しい。無理か?