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蒼穹の昴のサイドストーリー。前回の主人公たちはクローズアップされてはいません。読み進めている間は引き込まれていたのに、読後感は楽しめたのは楽しめたけれど・・・という程度でした。結局真相は・・・ですね。
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蒼穹の昴を買う前に読んだので、最初のミセス・チャンがめちゃくちゃミステリアスに思えた。そのミステリアスさに引っ張られて最後まで読んだけど、最後は??、という感じで終わってしまった。「藪の中」形式はすごく面白いね。
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珍妃は誰がころしたのか?たくさんの証言をもとに推理してみてください。答えは、人それぞれだと思います。蒼穹の昴とは、文の雰囲気がかなり違うので、続編と言うより、全くの別物という感覚で読んだほうがいいと思います。
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珍妃の死の真実を探る。「蒼穹の昴」で思い入れの強い人物の話となれば涙も出たけれど、湧いて出てきた証人の、直ぐに裏がとれそうな嘘話は正直どうでもよかった。
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ちょっと読み難い作品でした。蒼穹の昴に続く清末期を描いた。構成は面白いと思いますが、なんだか物足りませんでした。
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【珍妃ファンにはお勧め!!】前作読んでいません。珍妃ファンの私としては、感動の一冊でした。歴史小説にしては、スケールが大きいようで小さいところが、少し物足りないかも。ところで珍妃の井戸って、すごく狭いじゃないですか。あのなかに珍妃が入ったとはとても思えないんですよね。
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「蒼穹の昴」の続編。
光緒帝が寵愛していた「珍妃」が義和団事件の最中に何者かによって紫禁城の井戸に投げ込まれ殺された、犯人は誰だ!というような内容。史実の中でも犯人は誰か特定されていないようで、結局微妙なラストなのだけれど、「蒼穹の昴」を読んだ人なら楽しめると思う。
実際に珍妃が投げ込まれたとされる井戸がまだ紫禁城に現存するらしいのだけれど、画像で見る限り人を投げ込む程の幅は無い気がするのだが・・・。それも含め謎だ・・・。
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清朝末期、義和団の変と列強諸国の蹂躙により荒廃した北京。
その混乱の中、紫禁城の奥深くで、皇帝の寵愛する美しき妃が
古井戸に落とされて殺された。
真相を究明すべく、日英独露の高官が乗り出した。。。果たして真相は?
お話は、『蒼穹の昴』の続編として描かれている。
定説では、西太后によって殺された、という事になっているが、この作品ではそれを否定している。
そもそも『蒼穹の昴』で西太后は稀代の悪女としては描かれていないので、その続きと言える本作では、当然のことながら西太后が嫉妬に駆られて皇帝の后を殺すような狭量な人物として描かれるわけがないのだけれどもね。
5人の証言者達から次々に事情を聞いていく形で話が進んでいくのだが、『蒼穹の昴』を読んでいない人にとっては、時代の様子や内容がよくわかるように
書かれているが、読んでいる人にとっては少々くどく感じるのではなかろうか。
興味深く、面白く読めたが、結局のところ真相は藪の中と言った感が否めない。
言いたい事はよくわかった。
珍妃の死を題材に、当時の列強諸国の罪を暴いたと言ったところか。
ミステリー仕立てにはなっているが、ミステリーじゃないねぇ。
でも、胸に迫る、悲しいお話です。
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友人の紹介で初めて浅田作品に触れました。光緒帝の妃・珍妃の死の真相について日英独露の官吏が追求してゆく歴史と推理がおりまざったストーリー。帝の妃への狂おしいほどの愛情が伝わってきて切ない一冊でした。
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200607/ちぇんふぇいの井戸、でいいのかな?そうきゅうの昴の続編と知らずに読んで、先の小説の面白さも思い出した。きっと文体や雰囲気が嫌いな人もいるだろうけど、私は好き。目が離せなくて久しぶりに夢中になって読んだ。
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『さよう。「戀」は古くは「攣」の字を用いたという。漢書の「師古注」に、「攣、又読んで戀と曰う」とある。すなわち恋とあ、心攣かれることじゃ。愛し合う心と心が、あたかも悍馬を攣く手綱のごとくに張りつめ、靭く猛々しくたがいの愛を求め合うさま―それこそが恋じゃ。』
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歴史は見る人によって変わるものですよね。世界史の授業で受けたのとはまた違った印象を抱きました。ところで珍妃の井戸ですが、仰るとおり小さくてびっくりしました。
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蒼穹の昴と時代設定がかぶっているので、春児や文秀が話題に出てきたりして、それだけでもどきどきしました(笑)
誰が珍妃を殺したのか。
3人の国籍もばらばらな主人公たちが、いろいろな人からの証言をとって、その犯人を突き止めるために動きます。
時代背景、恨みや恋慕の気持ちなど、それぞれの人たちの心理、それから歴史的背景を書き綴った面白い話♪
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舞台は清朝末期の中国。混乱の最中に妃の命を奪った犯人探しを開始する列強4カ国の高官たち。
物語は、関係者への事情聴取・関係者の語りという形で展開していきますが、それぞれの思惑の中で証言は異なります。
最後に真実が語られるわけですが、歴史的な背景を掴めなかったこともあり、そこまでに至る登場人物たちの証言の位置付けが、よくわかりませんでした。
「蒼穹の昴」を先に読んでいれば、感想も変わったのかな・・・とも思います。
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蒼穹の昴、番外編というところ。小説というより珍妃暗殺事件の記録を読んでいるような、そんな本。そんなにおもしろいってわけじゃないけど蒼穹と中原の間にこれを読んどかないとなんとなく気分が出ない。まぁ読まなくてもだいたい意味は通じるんですけどね。
こないだ紫禁城にいきましたが珍妃の井戸は実際残されてます。北京に行く際には是非読んでいって頂きたい。なぜならしょぼい井戸なので…読んだ後だと一応感慨深いです。