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物言いたい点は多々あるけれど、単純に面白い。
蚊トンボがいいね。
どうすりゃ、こんな設定が思いつくんだ。
世界もキャラ全員も無理だらけなのに、不思議としっくり感情移入してしまう。
ただ、ラストは私は気に入らない、
カイバラはけっきょく目的を遂げたんじゃないかい
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下巻は 難しい説明多くて 若干手こずった。
まぁ 途中から そういうところは読み飛ばしたケド 笑。
カイバラ おそるべし。
こういう粘着質な感じが 1番コワイんですけど。
達夫 死んじゃうなんてなぁ。
想定外の結末。
でも 相棒の蚊トンボと一緒に逝けたのは 達夫的には良かったのかなぁ。
それにしても この不自然で 語弊はあるけど陳腐なストーリーに全く抵抗なく入っていける。これが藤原伊織ワールドなんだろうなぁ。他の人じゃムリ。
もっとたくさんこの人の作品読みたかった。
ほんとに残念。
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主人公の頭の中に蚊トンボが入り込んで、その蚊トンボが身体能力を驚異的に高めたり、宿主と会話が出来たり、という設定は岩明均の「寄生獣」にとてもよく似ている。
株や車メーカーの構造問題など経済的なテーマを下地にして、主人公と裏社会との対立がテーマになっていたけれども、あまり現実味はなかった。
登場人物のキャラクターも個性がありすぎて、なんとなくマンガ的な小説。
手に職を持ち、毎日、熱心に働いている。きみにはきっと、平穏で堅実な将来が待っている。いずれ、いい家庭を持つことにもなるでしょう。それこそ、もっとも価値のある人間の生き方だと思う。なんだかそういった生活がうらやましくなってきた。
さっきふいに思いあたったんです。邯鄲の夢でないのは唯一、きみのおくっているような生活以外にないのだと。(p.160)
0.3秒の余裕がある。世間では髪の毛ひと筋ほどの余裕ともいわないだろうが、トラック競技なら黄金の時間なのだ。(p.360)