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吉田修一・森絵都・佐藤正午・有栖川有栖・小川洋子・篠田節子・唯川恵・堀江敏幸・北村薫・伊坂幸太郎・三浦しをん・阿部和重。ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った12の短編集。1話ずつが短いのでとても読みやすい。新しい作家さんを発見するのにはとてもGOOD。伊坂さん贔屓で手に取った作品だったけど、北村薫の学生の恋を描いた『百合子姫』と『怪奇毒吐き女』、三浦しをんの人気俳優とその彼女の電話のやりとりを描いた『お江戸に咲いた灼熱の花』『ダーリンは演技派』が特に面白かった。08.9.17
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一つの出来事を2つの視点から描くやり方で書かれた短編集。同シリーズの中では一番良かったかも。作戦勝ちって感じ。
でも、作者によって手の抜き加減の差が激しい。名のある人の作品ほど読んでガッカリしたりした。
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レコードのA面・B面のように、ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編12編。出来事や出会いが立場の違い、状況の違いでどう受けとめられるのか、言葉と言葉の裏にあるものが描かれた不思議な一冊。
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伊坂幸太郎さん目当てで購入。
一方だけだとどうって事ない日常的な場面が、AB両面をみることで“語られるべき物語”へと発展する。他にはない面白い感覚と、読んだことのない作家さんとの出会いが新鮮。ただ、逆に作家さんによって好みが分かれるかも。
伊坂さんのも良かったけど、三浦しをんさんのがシンプルに楽しめた。
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有栖川有栖、唯川恵の話が特によかったです。個人的には、同じダ・ヴィンチ・ブックスの「君へ。」より好きだったかな。。。
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佐藤正午<ニラタマ>
とても穏やかな日常の風景。
小川洋子<電話アーティスト>
物語そのものはありがちな展開。
電話アーティストという非日常的な設定はさすが。
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伊坂さん目当てでアマゾンで買ったが
一人数ページしか書いてなくてがっかり…
だが、色々な作家さんが書いていて
それはそれで面白かった。
当り前のことなんだろうけど、作家さん
によってやっぱり文章の質みたいなも
のって違うんだなぁと感じた一冊。
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ひとつの出来事を2つの視点で書いた短編集。こんなにも捉え方が違うのかと思うことばかりで、すごく面白い。作家さんも豪華なのでおすすめ。
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超短編が12人×2作なので、すぐに読みきっちゃいます。
でも、超短編でしかも二方向からの文章って、結構書くの大変そう。
ぎゅっと凝縮された感じが良かったです。
作家さんも好きな人ばかりだったし…♪
2009.4.20〜4.21読了
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A面B面という構成が新鮮。
1つ1つの話も、それぞれの作家さんの個性が出ていておもしろい。
この長さでこれだけのものが書けるとは、さすがの作家陣という感じ。
限られたページで、きっと「電話」もテーマに挙げられていて、それでいてこの完成度。
ただ、短すぎて少し物足りなさも感じる。
一気に読むのは勿体ないかも。
伊坂さん目当てで読んだけど、最後の阿部和重さんのが気に入った。
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一つの物語を二つの視点から描いた短編小説集。
十二人の作家の思いが込められたせつないラブストーリー。
貴方の恋の想い出を、聞かせてください。
一つの物語に二つの視点×12っていう取り組みがおもしろかった。
電話アーティストの話と地震の話が好き。
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伊坂目的で購入。
こういう繋がりが、伊坂の醍醐味よね。
落ち着いたら、他の作家さんの作品もゆったりと読みたい。
そこからまたじわりじわりと広がればいいな。
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ダ・ヴィンチの一番初めのページに掲載されていた
短編小説のアンソロジー。
同じ場所に、同じ空間にいるのに
着眼点が変わると、ストーリーがまるで変わるところが面白い。
12名の作家さん達がそれぞれ綴る小さな物語は
例え短いストーリーであっても、ちゃんとドラマがあって
ほろっと来たり、にやっとしたりしてしまう。
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09/08/02読了 誰にでもその時々で各々の「事情」がある。偶然、奇跡的な確率でそれが交差した時、何かが生まれるのだろう。
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短編12話収録。全12話に二人の視点からの描写があり、12かける2で24話あるとも思える。電話会社がスポンサーだった関係で、電話を利用して、二人の視点を表現する作品が多い。12人の作家から1話ずつ書いているので、内容もいろいろ。短編なのでとにかくよみやすい。で、おもしろい。
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一つの話を視点を変えて、A面・B面と2作の掌編で描く、というお題のアンソロジー。
せっかくの着眼点、もう少し面白くなったのではないか、と勿体ない気がします。個人的には、A面B面を読んでようやく事態の全貌が浮かび上がるような話を期待していたのですが、普通の“ちょっといい話”や「え、ここで終わり!?」というような小説も多く、少し残念でした。
とはいえ、短いだけに個々の作者の作風が表れている点は興味深く思いました。