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休日、ふと本棚に手をやって再読。
一つの物事は、見る側によって全く別のものになることの面白さ。
全てが短編で、軽妙な語り口なのも楽しい。
新しく作家さんを開拓したい時、こういうのを読みます。
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A面・B面からの視点で描く短編集。
試みがとても面白いと思ったが読んでみて、この試みで各話もう少し長い方がいいと思った。
私には少し物足りない感じがした。
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めちゃめちゃ短い。12編でこの薄さ、お風呂で一時間ほどで通読。
続きが気になる質なのでちょっと物足りない気がしましたがいろんな作家さんの話があって贅沢。
やっぱり伊坂が一番面白く感じました。
なんだろう、テンポが好き。
ユキとヒロコはなんだか毛色が違う感じで印象に残ってます。
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レコードのA面・B面のように、ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編12編。たとえば、宅配便の荷物を届けた男と受け取った男の扉をはさんだ悲喜こもごも、バーで出会った初対面の男女、それぞれに願いを叶え合おうといった男の思惑、応えた女の思惑など…。出来事や出会いが立場の違い、状況の違いでどう受けとめられるのか、言葉と言葉の裏にあるものが描かれた不思議な一冊。
(「BOOK」データベースより)
気分が重いときに、重い本を読み続けると、すごく本の雰囲気の影響を受けてしまうのが私の癖。だから、こういうときにはサラッと読める本がいいなと選んだのが本書。選択は間違ってなかった。本当に清涼剤のように爽やかな一冊。心が軽くなるような。作品によっては重いテーマのものもあるのだけれど、長くなく、それでいて短すぎないこのボリュームだからこそ、サラッと読めてしまう。かと言って、心に残らないのかというと、そういうわけでもない。読後感はすごくいいのだ。
帯の文句は「作家12人のA面小説、B面小説」。
さて、レコードやカセットテープをほとんど見かけなくなった今もまだ、この”A面・B面”という言葉が受け入れられていることに、少し驚きを感じる。この言葉はいつまでも受け継がれていくのかな。
12人の作家は次の方々。
吉田修一氏。森絵都氏。佐藤正午氏。有栖川有栖氏。小川洋子氏。篠田節子氏。唯川恵氏。堀江敏幸氏。北村薫氏。伊坂幸太郎氏。三浦しをん氏。阿部和重氏。
全て外れなく愉しめた。お見事です。
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こういうコンセプトの本、好きです。
一つのストーリーを二人の視点で2作品一組にしてあり、視点が違うとこうも違う話になるのかと新鮮な感じ。
見開き2ページ分の作品ばかりでちょっと物足りないので★−1。
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学校の授業でやってからずっと探していた作品が入っていました。
嬉しい!!
森絵都さんの『彼女の彼の特別な日』『彼の彼女の特別な日』です。
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ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編集
このテーマ自体おもしろいと思って手に取りました
うん、すごくよかった
行き帰りの電車で読み切れたくらい1話ずつが短い
それぐらいの短さが、ささいな秘密を描くのにはちょうどいいのかなぁと
人間の行動には必ず理由があるんですね
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人気作家12人による、A面B面の短編集。
面白くてスラスラ読めた。
篠田節子さんの別荘地の犬が好き。
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12人の作家が、1つのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編集。
気に入ったのは、
彼女と彼の特別な日/彼と彼女の特別な日 森絵都
お江戸に咲いた灼熱の花/ダーリンは演技派 三浦しをん
森絵都さんの方は、
バーで出会った男女の話。
最後がほっこりなりました。
三浦しをんさんの方は、
人気俳優と彼女の話。
周りにばれないように電話してるシーンが
幸せな感じでよかったです。
たまにはいろんな人の作品を一気に読むのもいいな。
やっぱり好きな作家さんは
短編でも「おっ♪」って思っちゃう。
やっぱ好みってあるんやねー
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一作品一作品はすごく短いけれど、(「秘密」をキーワードにした)別サイドから見たとあるできごとというのがおもしろい。いろんな作家さんの作品が読めるのもまたよい。
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BookOffの棚から一掴み的、戦利品。通勤時間で読了。複数の作家の方の超短編集。どれもいい感じです。一番は、篠田節子さんの「別荘地の犬 A、B」ほんわか感120%でした。(ただ、雑種じゃだめですかね、やっぱり)
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他の皆さんも書いてらっしゃるように、1つ1つがとても短いんだけど、おもしろかった。
作家12人のお話のどれも、ハズレがなかった。
この短さでこれだけ話をおもしろくさせるってのも、やっぱりこの12人の才能なんだろうな。
一番「らしいな」と思ったのは三浦しをんさんかな。
しかしいかんせん物足りなさを感じるので、願わくばそれぞれの作家さんが、この話をもう少し長く書いた話を読んでみたい。
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お昼休みに一気に読み切れた。
恥ずかしながら、現代作家はあまり知らない私なので、こういうさらっと読めるアンソロジーだと「この人の別の作品も読んでみようかな?」と思えるのでいいな、と。
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伊坂幸太郎さん、北村薫さん、有栖川有栖さんなどジャンルも作風も異なる12名の作家さんの12編の小篇。
特徴的なのはそれぞれのストーリーが、登場人物の2人のそれぞれの視点から語られる2つの作品で1つのものとしていること。A面小説、B面小説といった具合。
ストーリーにも作家ごとに濃淡があって、クスッと笑えるものから、気分が沈んでしまいそうになるものまで。ちょっとごっちゃ過ぎるのと、1編1編が短編というよりはショートショートに近いので、さくっと読めますが、正直なところ物足りない感じの方が強かったです。
個人的に好きなのは、
元彼の結婚式の帰りにバーで沈む女性と、その女性に無き祖母の面影を抱いた男性「彼女の彼の特別な日/彼の彼女の特別な日」森絵都さん。
電話をしている間に書いたメモやこねくり回した電話コードが芸術になる電話アーティストに関わる二人「電話アーティストの甥/電話アーティストの恋人」小川洋子さん
周りのファンに囲まれた二枚目俳優とその恋人「お江戸に咲いた灼熱の花/ダーリンは演技派」三浦しをんさん
普段、あまり読まない3人の作品が気に入りました。
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二つの視点から語られる一つの物語。ショートショートを集めたもので、どれも面白く、ハズレが無いのはさすがダ・ヴィンチ編集部。個人的には伊坂幸太郎さんの「ライフ」がよかったかなぁ。「まあ、そういうもんだよ。うまくいかないこともあるよ。」とね。