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本をめぐる9つの短編集。この中の「さがしもの」は書店員として胸にぐっときた。幼い頃に、亡くなる間際の祖母に探して欲しいと言われた本をどうしても見つけられなかった少女が、成長し書店に勤めブックコンシェルジュとしてお客さまの探している本を見つけ出す仕事をしている話。
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本にまつわる短編集ですが、本の存在について何か感じさせてくれる本だと思います。あとがきでは著者の本への愛情が伝わってきます。
「内容」ではなくて「本」を愛してるんだなあと思います。
本と交際するという言い回しがいいなあと思いました。2005.08.21読了
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ブックレビューおすすめで購入、まだ全部読んでないけど、読み終わったら書き直します。古本屋が好きな人、本との運命感じる人にはぐっとくる本でしょう。
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改めて、本というものの存在感をしみじみ噛み締めるとともに、角田さんの描写の心地良さにも感動しました。角田さんの描写はうまいなぁと思います。
まわりくどくなくて、的確なのに一筋縄ではない巧みさで、心に浸透させる技だと思います。わかるわかる、と思いつつもそううまく私は描写できそうにありません。
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本にまつわる話の短編集です。
すべての話に本が関わってきて、主人公に大きく関係してきます。短編集の中には私の体験した事のあるような話がたくさんあったので、「ある!ある!!」なんて叫んでました。
この話に共感する人は多いと思います。
本が好きな人は是非読んでみてください。そして、本が嫌いな人はこの本を読んで本を好きになってください。こんな風に本が人生に関わってくるとわかれば、本を読みたくなること間違い無しです。
本編もよかったのですが、私は角田さんのあとがきに諭されました。あとがきも是非読んでみてください。
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本にまつわる以下9つの短編集
1. 旅する本
2. だれか
3. 手紙
4. 彼と私の本棚
5. 不幸の種
6. 引き出しの奥
7. ミツザワ書店
8. さがしもの
9. 初バレンタイン
9つのお話ごとに、
この本の「タイトル」のあとに続く言葉が見つかるはず。
私はこれまで角田氏の色々な本を読んだ後、
必ず
『この本が、世界に存在することに感謝』
しているように思う。
個人的には「さがしもの」が好きです。
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角田さんは短編集の方が好き、かもしれない。一冊の本を介した恋人との思い出、売ったはずの本と旅先の異国で再会。登場人物と、本というアイテム。想い出の中にある小さな何かを拾う。
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本がテーマの短編小説集。
何気ない日常の中で、何気なく読んでいる本が私達に与えてくれる物、教えてくれる物は何か
どうして私達は本を読むのだろうか・・・。読みながらそんな事を考えてしまう。「開くだけでどこでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」(ミツザワ書店より)
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内容的には、これといって、群を抜いて面白いっていうのは無かったと思うんだけど、この本の持つ雰囲気が、角田ワールドっぽくて、素敵だった。
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嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと…様々な思い出と共に、心の中にずっと残り続ける本。私も見つけたいものです。
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↓の奥様の本。すっごく好きでした。本にまつわるさまざまな視点・・・。ミツザワ書店のお話が一番でした。
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本にまつわるエトセトラ。特別な一冊はそれを読んだ時の自分とか見えたものとか思ったこととか自分が置かれてる状況とか、その他もろもろのことがいーっぱい凝縮されてる。誰かが作った世界から自分だけの世界が生まれるってすごいこと!!文字を並べるってすごい。伝わるってすごい。解釈ってすごい。
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いまごろ手にして読みました。恐らく、この本の装丁はとってもこだわって作られたもののような気がします。カバーをめくると出てくる本と表紙の絵の本が多分一緒だし(色とか)、本の厚みとか、表紙や各ページの紙の手触りとか、中で使われてるフォントとか、すごく考えられてる気がします。
表紙のデザインは放り投げてるのではなく、空を舞って色々な人の手に届いてほしいと願ってるように感じました。それを表現するには、青空に浮かぶ本に、天使のような羽をつけるか、ああ描くしかなかったと。そして羽より断然いいと思います。これらはみな、著者というより出版に携わった人たちの仕業のように感じます。もしこれらが偶然だったら、その偶然がとても嬉しい。もし、そう願ってのことだったら、こころにくすぎる演出に感動です。ただ、カバーと本の間がすべります。カバーをかけたまま本がしっくり読めたらもっとよかったなって。本は開いて読むものだから。そのとき表紙もいっしょにつけておいてあげたいから。よくばりすぎかな?
内容は白角。本が好きというより、本を愛している人が書いたもの、そんな感じ。ただ、作者と装丁した人たちとの間にはちょっとだけギャップがありそう。それを苦笑している著者さんを想像しました。
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短編小説。なかなか良い。同じ本でもその状況や年齢、シチュエーションによっても違うように感じる。本が変わったのではなく自分が変わったんだ、というところはなるほど、です。
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段組がいろいろあって、それ自体がおもしろい本だった。本に関する短編あれこれ。私もずっとずっと本を読んでいるから共感するところが多かった。ありがたいこと。この本たちが、世界に存在すること。