投稿元:
レビューを見る
中学校の教科書にも載っている茨木のり子さんの詩集。
十代の頃にはよくわからなかった茨木さんの奥の深い言葉が今、心に沁みます。
投稿元:
レビューを見る
これはどういう意味だろうと考える必要なく、自分にストレートに入ってくる言葉たちが好きだ。読めば背筋を正されるような作品。
投稿元:
レビューを見る
詩ってどうしても苦手なのですが・・・
何度も読み返すといいですね。
タイトルになっている「自分の感受性くらい
は、特にいいです。
行き詰った時読むといいです
投稿元:
レビューを見る
大学時代に友人が持っていた詩集。夢抱いて入りながらも現実に流され当初の志を貫けるか危うくなっていた自分にとって、表題作「自分の感受性くらい」の一節、
「初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった」
は心に突き刺さるものでした。この他にも
「ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて」
「駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」
と、自分や世の中に甘え流されそうになるときに、厳しくいさめてくれる言葉に溢れています。
「汲む 〜Y.Yに〜」には
「初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました」
「あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……」
この詩のことばのままなのですが、これらの言葉に私はどきんとしたものです。深く悟れているかはいまだ自身がないのですが、不惑に近づき20代とは仕事環境はじめ見える世界も大幅に変わった現在でも、これらの言葉を大切に、弱いアンテナをコアに持つような仕事を大事にしていきたいと思っています。
投稿元:
レビューを見る
高校の現代文の最期の授業でもらったプリントにあった、「自分の感受性くらい」
ひねくれていた時期に読んでみたいと思い出して、購入した
表題作「自分の感受性くらい」は、好きだというのが恥ずかしいくらい、あまりにも有名だが、好き
自分がいかに甘ったれか叱ってくれて、一歩を踏み出すのを後ろからそっと見守ってくれてるような、あたたさを感じる
教育実習先の中学のクラスに、最期に手紙で紹介した
白くしっかりした装丁も、凛としてすてき
投稿元:
レビューを見る
確か国語の教科書で『自分の感受性くらい』を初めて読んだ。強い言葉にショックを受けた。自分はきっとこんなには立派に生きられない、と慄いた。
歳を重ねて読み返すと、逆に励まされる感じがした。
投稿元:
レビューを見る
「自分の感受性くらい. 自分で守れ. ばかものよ 」
自分の情けなさを何かの所為にしたくなったとき、思い出す。
そうすると、心の背筋がぴんっと伸びる。
叱咤激励されたいときに、読みます。
投稿元:
レビューを見る
社会との接点が爆発的に増大する大学時代。そんな中、進路、人間関係、自己の内面などなど
希望と楽しさと同時に悩みに満ちた時代とも思える。言葉では言い表せないような様々ことが
あるだろうけれど、自分の感受性だけは大事にしようよという詩集。自分の感受性くらい自分で
守れバカモノよと愛をもって語りかける詩にただただ感動。
(大分大学 学部生)
投稿元:
レビューを見る
茨木のり子さんの詩は、女性ならとくにジーーンとくるものがあると思います。
感じてはいるけど、言葉でうまく表現できないことを
まるで代弁してくれているようで心に響きます。
投稿元:
レビューを見る
学生時代、「広告批評」で「自分の感受性くらい」に出会いました。
いつも心の片隅にあり、「ばかものよ」という声を意識しながら、生きていく規範ともなっています。
投稿元:
レビューを見る
最近読んでなかったなって時は大抵ろくなことになっていなくて
自分を律する為にいつも頼り切ってしまってる本のひとつ。
どうも詩を嗜む習慣がないのですが、このほんだけは別格。
自分とちゃんと向き合って、人とちゃんと向き合いたい。そう思ったときに開くようにしています。
投稿元:
レビューを見る
表題の「自分の感受性くらい」に初めて出会った時の衝撃は忘れない。
ずっと自分自身に問い続けていくべき言葉たち。
投稿元:
レビューを見る
【自分の感受性くらい 自分で守ればかものよ】
ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
高校時代、最後の古典の授業の時に先生が朗読してくれた詩。
勉強してなかったから、当たり前だけど希望の大学に落っこち、落ち込んでいた日々。
そんな時に出会った詩。
ガツン!!と殴られた気がした。
悪い事は全部誰かのせいにしていた、私。
初めて買った詩集。
唯一手持ちの詩集。
今でも時々読み返す。
あの頃の気持ちを忘れないように。
投稿元:
レビューを見る
「自分の感受性くらい」は、いつの年令になっても、読んでみると自分を振り返らずにはいられなくしてくれる。そこがいい。
投稿元:
レビューを見る
今の私にはストンと受け止められた。
ものすごく厳しいのだけれど、
その先には自由があって、
実は温かい。
勇気があれば近親者に贈りたい。
そしてまた一緒に過ごせる日があることを願う。