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皆言ってるけどこどもに読ませる本ではないと思う。企画的にはおかしな方向行ってるけど読み物としてはとても面白いです。メルカトルシリーズそこまで得意じゃない割にこれは中々と思った(桐切)
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講談社から刊行されているミステリーランドシリーズ。一応児童向けとなっているこのシリーズだけど、これはさすがに子供向けではない!!どこが子供向けなのか!?主人公らは小学生。近所で連続猫殺害事件が発生し、同級生で結成した浜田探偵団が犯人探しに乗り出す。ここまではいいけど。小学生の中で人気の特撮ヒーローものに出てくるロボットの名前が、なんとネクロフィリアロボだったりジェノサイドロボ。そんな趣向を持ってるヒーロー嫌すぎるやろ!!!あと面白いのは自らを神様という、転校生の鈴木くんの存在。彼が本当に神様だとしてもそうじゃないにしても、結局問題になってくるのは、何を信じたいかどうか。ラストには唖然。ちょっとした騒ぎとなった一冊です。
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子供向けなはずなのにグロい…。そしてラストが。うーん、どういうこと?と読み終えたあとに小一時間話し合いたくなる一冊でした。
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この本を最初に見つけた時は児童のコーナーにあったので、
普通のミステリー本かと思っていた。それが甘かった。
ラストはあまりに衝撃すぎる。
始めはよく意味が分からなかったが、
読み返すとその意味に気付き絶句する。
とにかくこれは児童に読ませる本ではない。
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装丁と字の大きさに騙されて、少年少女が読んだらやばいです。
見事に残酷で、すぱっと無垢な子供の心を断ち切ってしまいます。
私はこの世界観嫌いじゃないけど、少女がなぜその人に惹かれたかは理解不能。
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初めて読んだ麻耶雄嵩作品。
最初は児童文学かと思ったけど、話が進むほど、グロテスクになっていき、ラストは・・・「え〜っ、そんなのあり!?」って感じ。
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少年探偵団を結成した4年生が殺猫事件にいどむ!……と書くと、非常にオーソドックスなジュブナイルに見えるな。
秘密基地で会議したり、それを狙う他の小学生が出てきたりと、いかにもな展開が繰り返される。麻耶雄嵩らしくない。作中にやたらと詳しくこの世界に流行っている特撮が出てくるあたり、麻耶っぽいといえなくもないけど。
そこに表れる異分子が「神様」を自称する少年鈴木太郎。これを誇大妄想と見るか、本当の神様と見るかは人それぞれだけど、「作品世界における神」であることは間違いない。彼が殺猫事件の犯人を即名指ししてしまう。それを裏づけする推理は行われるが、それが正しいかどうかの調査は行われない。なぜなら「神」が言ったことは真実だから。こういう展開は麻耶っぽい。
それで終わりかと思いきや……後半の殺人事件から一気に嫌な印象の話になってくる。犯人に神が天誅を下し、そこから主人公が推理を組み立てるという展開は前半と同じだけど、ものすごい後味が悪い。そして最後の最後、足元がガラガラと崩れていくようなラスト。一応の説明はつくが……あれをどう読むかは人しだいだなぁ。
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よんでしまった
かみさまはじひなどおあたえにならず
「神様は居る」という言葉だけならば
世界のイメージとしてイコール救われると成る筈なのに
その点に於いて矢張り彼は神様等とは思えない
どちらかというとシルクハットの銘探偵の如き倫理観の欠乏振り
もしかしたら彼は鈴木太郎なんて名前ではなくあの人なのではないか
名前など飾りなわけですし
欲望を抑えるのは容易ではない
全てを知ってしまいたくなる
それを享受出来る保証なんてどこにも無いのに
目先の驚愕やそこにある真実を求めてしまうみたいだ
神様に全てを聞いてしまった芳雄みたいに
…今回この本を読んだ私みたいに!
麻耶作品でこれを最後の最後に残しておいたのに!
新刊が出る迄に禁断症状が出た時の最終手段にしようと思っていたのに!
読んでしまった。我慢できなかった。
…まだ新刊出る予定無いのに!
このカタストロフィ欠乏症を如何に誤魔化して生きればいいのか
しかもこんなに心臓を握り潰される様な肺を爪で抉られる様な
がらがらと音を立てて美しく醜く崩壊していく地盤を
目の当たりにしてしまう作品の後では
麻耶はそんな絶望を私に享受しろと言うのか
芳雄が真実を知って尚26年間確実に生き永らえなければ成らないという絶望を享受したように
…26年ならいいじゃない!私なんか余命あと50年はあるわよ!
がんばれジェノサイドロボ!
まけるなネクロフィリアロボ!
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ホラー 怖い
結局意外な人が一番やばかったり
小学生の癖にエロいとこもあるし
えぐい死に方するし
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ミステリーランドは「かつで子どもだったあなたと〜」ともある。
この作品は少年少女向けというよりは、かつて子どもだったけれど今は大人になった人向けの作品だと思う。
小中学生の時分に読んでいたら、ネタばれだけして面白さがわからなかったろう。
神様である鈴木太郎と、主人公とのやり取りが良い。
神様が淡々としているので、読んでる方もこのコは神様でいいんだと安心して読める。
これがそうではないと、犯人である可能性が出てきて選択肢の一つとなってしまい疲れただろう。
主人公は鈴木太郎の神様ごっこに付き合ってやっている、そんなゲームだと考えている。(【神様ゲーム】)
しかし、英語のタイトルは【God's truth】、神様はゲームではなく真実なのである。
これだけでもゾッとするのに、最後の大ドンデン返しは、もう……恐い。
恐いので、ラストに関する希望的観測を述べよう。
主人公は『…神様は間違えないということ』と言っているが、実は神様も間違うことがあるって意味のラストだったのかも。
そうすれば、主人公は36歳という若さで死ぬことは確実ではないってなるから。
……でも、英語のタイトルにTruthってあるもんなァ…主人公のラストの台詞とかぶるし、やっぱ神様は絶対なのだろうか。
こうやって悶々考えるのが楽しかった。
後味悪いけど、この悪さなら平気。私は好き。
歌野晶午や道夫秀介からここに辿り着いた。
当分、この人の作品を読んでみよう。
作品のネーミングセンスがすごい、酷い。笑
わかってるの少しあげるだけでも、
【タクラマカン5】のタクラマカンは「タッキリ(死)」「マカン(無限)」の合成語。
【ネクロフィリアロボ】のネクロフィリアは「死体愛好」
などと、「死」を意識した言葉が多い。
また、各章のタイトルも、11章→死(6章)←1章となっている。
※「死」というタイトル以外は2つずつある。
また時間を置いて読み直したら、面白い発見がありそうだ。
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近所の猫殺しから始まった事件と、自分を神様だという同級生。
猫殺しが解決したと思ったら、死んでしまった親友。
殺した犯人も意外なのに、終わり方も! という内容でした。
ただ、謎が少し残ったり。
それがまたいいのかも?
天罰がちょっと怖いですね…。
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主人公の芳雄は4年生。
「同じ町内に住んでる子しか入れない」探偵団5人組のメンバーの一人です。
転校してきたばかりのクラスメイト鈴木君と掃除の時間におしゃべりをすると、彼は自分のことを「神様」だと言うのです。
探偵団の仲間達と、市内で連続して起こっている残酷な猫殺害事件の犯人探しをしようとしていた芳雄は、鈴木君に犯人のことを聞いてみると、その名前を教えてくれました。
ある日、探偵団の秘密本部の裏庭の井戸で、芳雄の親友の英樹の死体を発見します。
ショックを受ける芳雄。
そして話は思わぬ展開に……。
ジュブナイルであるミステリーランドの1冊ではありますが、私は子供には読ませたくないと思いました。
私が読んでも、あまり後味のいいものではなかったですし。
衝撃のラストは、何度読み返してもどう受け取っていいのか分からず、情報を求めて調べてみたら、いろいろなところで物議をかもした作品だったと言うことを知りました。
小田牧央さんのサイトにある、「神様ゲームの勝者は誰だったのか?」という文章は興味深く拝読させていただきました。
作者の麻耶雄嵩氏の作品は初めてだったのですが、こういうひねりまくった展開衝や撃的なラストが作風のようですね。
後味が悪かったといいつつ、他の作品にもちょっと興味があったりします。
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前半は少年探偵団が猫殺害事件を解決しようとしたりと、いたってよくある話。
なので、特に面白いとも思わず。
ただ、鈴木君の存在は面白いというか謎。
トイレ掃除で一緒になり、そこで「僕は神様なんだ」と言う鈴木君。
神様だと言う鈴木君がデッキブラシでトイレを真面目に掃除する光景はなんともいえない。
前半はそうでもなかったけど、鬼婆事件から話がミステリーな感じに。
そして突如、( ゚ □ ゚ :)!!!!という感じのショッキングな出来事も。
事件の真相は「子どもがこの本読んでもいいのか…」と思った。
最後の真相も「子どもがこの本読んでもいいのか…」と思った。
満足度は★★★☆☆。
★4でもいいんですけどね…読み終わった後の後味が悪いというか微妙。
これと言ってフォローもなく終わってる。
と言うか、ミステリーランドシリーズは「子どもから大人まで読める本」というシリーズなのに、この本の内容は子どもが読んでもいいのかどうか。
まぁ、別に読んでもいいかもしれんが、どう受け止めるのかが気になる。
小学4年が携帯電話使ってるのは今では普通な事なんでしょうか。
この本では普通に携帯電話使ってるんですよ。主人公やとその友達が。
それに驚いた自分。
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「くらのかみ」をきっかけに<ミステリーランド>にハマり、これを読みました。
ミステリとしては面白いけど…
怖いから。。
児童書じゃねーから。。。
子どもの皆さんは読まないことをおすすめする…
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ミステリーランド。おお、少年探偵団だ~ってのでわくわく。ちょっとばかし事件が陰惨っぽいけど、こういう探偵団の話って楽しいんだよな、と読み始めたものの。
……え? ……あれ? ……嘘おっ!!!
まさかこういう話だったとは! いや、私はミステリーランドが必ずしも「子供向け」だとは思ってないけど、それでも……痛すぎるでしょ。あまりにシビア。ラストも凄絶。個人的には嫌いじゃないけどね、救いようのない物語。ちょっと「お薦め」とは言いにくいなあ。