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舞台はドーム郡から大きく広がり、アイザールのラド王が行ったというゴドバール。ドーム郡一の歌い手であり踊り子のテオと道大工のトーマ、そして体が透明になり声も出なくなってしまったハプシタールと笛の名手、リンの3人がゴドバールにあるという「ルピア」を目指す。その目的は、かつてクミルが倒したはずのフユギモソウの種、うその種をルピアに運ぶということ。ところがゴドバールはイシュゴオルを侵略しようとしていたのだ。湾岸諸国の連合軍は、ゴドバールに比べてはるかに弱く勝つ見込みはない。ドーム郡に最大の危機が訪れる。
ドーム郡シリーズ最終巻。生まれはドーム郡で、今はミゴールの軍人として生きているクリスがホントかっこいいです!!久しぶりに惚れた。テオもトーマもリンも好きだけど、クリスが1番です。結構かっこつけのところもあるけど素直で好き。1巻でのクミルのその後なども繋がっていて、気になっていたことがすっきりしました。最後のシーンも驚くような真実が暴かれていって良かったと思う。あと、テオがゴドバールの衛兵ノガラスに平和の大切さを語る場面が大好きです。どんなことがあっても戦争はいけないんだという、強い意思が表れていて感動でした。