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旧厚生省がもっとボコボコにされてるかと思いきや、そうでもなかった。むしろ、日本の医療や保険についてちょっと勉強になりました。
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厚生省時代70年の歴史を見てきた著者の私見満載。
背景をもっと知っていないと理解できない部分があるかも。
巻末に厚生省関連年表が載っているので、少し勉強して、
関連図書等も読んでからまた読んだら理解が深まると思う。
汚職事件か~。。
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小児健診業務の合間に、小児科先生から紹介された本。文中で、戦後の保健所の生みの親である三木行治が「日本の公衆衛生を支えているのは医師ではない。保健婦である」という一文がある。なんだか、教えてくれた先生の奥深さを感じた。先生は厚生行政を批判しておられたけれども、戦後の厚生行政について書かれたこの本を読んでも尚、厚生行政の問題の本質が見えてこない。よく「国民の無知」というけれども、こんな行政官の汚職話がドラマティックに書かれているのを読んでも、反感が募るばかり。そうだ、次に読む時には徹底して感情的になるのを堪えようと思わされた一冊。
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【読書その11】国の審議会の委員等も歴任してきた医事問題の評論家の水野肇氏の著書。長年審議会の委員として国の政策形成過程に携わり、その内情をその目で見てきた著者ならではの指摘。自分の所属する組織の存在の重みを感じる。
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『誰も書かなかった日本医師会』に比べると、
内容がやや散漫な印象を受けてしまう。
各種審議会に参加していただけあって、
テーマによってはとても濃密な内容にはなっているが。
敢えて、厚生労働省ではなく、厚生省とした理由も、
経緯を踏まえると、納得できた。
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水野氏は新聞記者から医事評論家に転身、その後医療保険審議会などに関わった。厚生省の保健業務、薬害、社会保障制度などの展開を、内部事情を紹介しながら批判的に検証していく。
厚生大臣は池田内閣の頃は「初任ポスト」「伴食大臣」と位置付けられていたが、その後、総理への登竜門と言われるほど重要な役割となった。しかし社会保障制度の問題、特に財政負担についてはかなり早い時期から指摘されていたにもかかわらず、検討が先延ばしにされてきた。小泉政権が社会保障制度についてほぼ無視しているのは大きな問題だ。「政治にはパフォーマンスが必要かもしれないが、手続きもまた重要である。」